-Art is Long, Life is short.-
直訳すると「芸術は長く、人生は短い」となります。
この諺はラテン語のars longa, vita brevisを英訳したものですが、この「芸術」という言葉には、深い意味があります。
西洋美術史を探索すると、芸術と宗教は密接であることに気づきます。
当時の芸術とは、そのほとんどが公のための宗教絵画や彫刻を指し、当時の画家、彫刻家は聖職であり、また見識に秀でた知識人でした。
その聖職である著名な画家に、自分の肖像画を描かせることが、貴族のなによりのステイタスであった時代でもあります。
人生という儚い時間を、快楽の追及だけに使うのではなく、
後世の人々の心のささえとなる仕事に費やすことができたなら…人々に安らぎと至福を与える「芸術」を司る人々。
「Art is Long, Life is short.」はそういう人生を目指し、自ら歩みなさい。という訓示でもあるのです。
その「芸術」の歴史を、現世に脈々と伝えているカメオアーティスト。
彼らが、絵画、彫刻だけでなく、西洋史から宗教、哲学までに及ぶ幅広い知識を求めるのは、自らそんな聖職となる道を選択し、「芸術」を志しているからに他なりません。
今日も彼らは、自分自身に問いかけ、そして創作しています。
-Art is Long, Life is short.-
カメオ作家リスト
Vol.1 Maestro Aniello Pernice(マエストロ・アニエロ・ペルニーチェ)
Vol.2 Luigi Lama(ルイージ・ラマ)
Francesco Monastero(フランセスコ・モナステロ)
Vol.4 Ciro Accanito(チロ・アッカニート)
Vol.5 Francesco Terminio(フランセスコ・テルミーニョ)
Vol.6 Hans-Peter Muller(ハンス・ペーター・ミュラー)
Vol.7 Ciro Oris Marrazzor(チロ・オリス・マラッツォ)
Vol.8 Antonio Guarracino(アントニオ・グアラチーノ)
Vol.9 Aniello Pernice(アニエロ・ペルニーチェ)
Vol.10 Carlo Parlati(カルロ・パルラーティ)