あ |
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い |
★インシーム★ 内股から裾にかけての縫い目。 ★インターロック★ 生地を合わせ縫いし生地端を割らずにかがり縫いする方法。 この製法でデニムの大量生産が可能になった。 ★インディゴ★ デニム生地のタテ糸を青く染める染料のこと。 ・天然インディゴ 元々は藍から取られる天然染料だったが、 天然インディゴにはインディゴ成分以外に不純物を多く 含んでいるため、1878年にドイツで合成インディゴが発明された。 ・ピュアインディゴ(合成インディゴ) 合成インディゴは不純物を含む天然インディゴと違い、 100%インディゴ成分で作られることからピュアインディゴと呼ばれる。 |
う |
★ウエストバンド★ ジーンズのウエストをホールドするベルト状の部分。 ★ウォッチポケット(コインポケット)★ 昔は懐中時計を入れるための場所であった。 腕時計の普及後、コインを入れることが多くなったため コインポケットとも呼ばれる様になった。 |
お |
★オーバーオール★ ジーンズのこと。Levi'sは50年代中期まで正式にはこう呼んでいた。 ★オーバーダイ★ デニムを元の色の上からさらに染める染色技法の一種。 ★オフセットセンターループ★ バックサイドのセンターのベルトループをヒップ縫い合わせの ステッチラインを避けて縫われたセ ンターのベルトループのこと。 生地の厚いところを縫うことで生まれる生産の不効率性を解消したもの。 ★オープンシーム★ 耳の無い生地端をかがり縫いしてから割縫いをしたシーム部分。 脇割り縫いとも呼ばれる。 ★織りネーム(インサイドネーム)★ タブとは別のジーンズの内側に縫い付けられる布製ラベル。 ★オンス★ デニム生地の厚さを表す単位。1平方ヤードあたりの重さを基準として厚さを表している。 1オンス=28.3495グラム。14オンスがレギュラーオンスとされている |
か |
★隠しリベット(コンシールリベット)★ 外からは見えないがバックポケットの縁を補強するために付けられたリベットのこと。 Levi'sジーンズでは1967年まで採用され、以降バーダック「カンヌキ」に変更された。 ★かせ染め★ 浴槽の中に糸の束を漬けて染める手法。糸の芯まで深く染まり独特の味わいが出る。 ★片耳★ デニム生地で片側のみがセルヴィッジ仕様になっている 織布から作られたパンツのディテールを指す。 1940年代になるとそれまで2本しか型取りできなかった 44インチの幅広生地から、3本の型取りが 行われるようになった事から片耳仕様が登場した。 ★カバードボタン★ トップ部分がドーナツボタンのように穴がなくカバーされているもの。 ★カーブベルト★ 人間のウエストのくびれに合わせて作られたウエストパターン技術。 メンズジーンズよりレディースジーンズに使われることが多い。 ★カパーリベット★ ポケット端を補強するために打ち込まれた胴の鋲。 ★ガーメントダイ(製品染め)★ デニム用に糸染めしてから製品化するのではなく、製品化後に染色する手法。 |
き |
★ギャランティ★ Levi'sジーンズのパッチに刻印されている "Every Garment Guaranteed" という文字で品質保証を表している。 501の場合、50年代まで入っていた。 同じ文字が入った品質保証カードを「ギャランティチケット」という。 |
く |
★空紡糸(オープンエンド紡績)★ 空気紡績と呼ばれる技術により作られる糸。 スライバーをばらした繊維を高速回転するローターの中に入れ、 遠心力により糸にする手法。 ★クロッチリベット★ ジーンズの股の部分に打ち込まれたリベット。 |
け |
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こ |
★コアヤーン★ 糸の表面に綿糸、芯の部分にポリエステルフィラメントを使用する手法。 |
さ |
★サスペンダーボタン★ 名前の通りサスペンダーを留めるためのボタン。 Levi'sでは1922年頃にはベルトループがつけられ、 1937年にサスペンダーボタンが廃止になった。 ★サドルバック★ ヒップポケットとウエストバンドの間に位置する、腰を覆う生地パーツのこと。 業界では山はぎとも呼ばれる。 ★サルファー染料(サルファーボトム)★ サルファーとは合成インディゴが高価だった時代に 代替染料として用いられていた硫化染料のこと。 インディゴ染料の下染めとして使用し、 インディゴ染めの回数を少なくするために使われた。 下染めに用いることから、サルファーボトムとも呼ばれる。 ★サンフォライズド★ 洗うと縮むデニムの欠点を解消した防縮加工の一つ。 |
し |
★シェービング★ グラインダーに巻きつけたサンドペーパーにより、 ジーンズの綾目(あやめ)の山部分を擦りヴィ ンテージ感を表現する加工方法。 ストーンウォッシュの前に開発された加工だが、 現在でもモモの付け根にヒゲ状に表われるヴィン テージ感を再現するヒゲ加工などで用いられている。 ★ジェルトデニム★ ライトオンスでありながら糸の打ち込み密度を高めたライトオンスデニムで、 1925年にLeeがワークウエア用として採用したデニム。 ★ジップフライ★ ジッパー仕様(スライド)のジーンズ。 ★シーム★ 脚のラインのこと。 内側のラインをインサイドシーム・外側のラインをアウトシーム・ 股下の長さはインシームという。 ★シュリンクトゥフィット★ 501の生地に採用されている「シュリンク・トゥ・フィット」と呼ばれる、 洗って縮む事で自身の体にフィットしていき、 自分だけの体系にあったジーンズができるというデニムのこと。 洗濯することで、横に1~2インチ、縦に2~3インチ縮む。 ★ジンクメッキ★ 銀色のボタンに施された亜鉛メッキのこと。 |
す |
★スキュー★ 生地のねじれを防ぐ加工のこと。 ★スクラッチレスリベット★ ラングラージーンズに特有の表面をラウンド状にしたリベットの名称。 リベットを逆打ちし、角の取れた金属面が表に出るようにしたリベット打ちの手法。 ★ステッチ★ 縫い方や縫い目のこと。 Levi'sが1873年にダブルアーキュエットステッチを施したのが始まり。 ★ストレート★ ジーンズの原型ともなるシルエット。シーム部分がモモから膝、 裾にかけて直線を描くことから名付けられた。 ★ストーンウォッシュ★ 石とともにジーンズを洗い、石とデニム地が摩擦する事によりヴィンテージ感を再現する手法。 ★スリム★ 太股から裾にかけて細く絞られたシルエット。 ★スレーキ★ 前ポケットの内側の袋布。 ★スレッドリベット★ Leeが1924年以来採用するバックポケットの補強縫製のこと。 バータックを×型に施したもので、その頑丈さから糸のリベットと呼ばれた。 |
せ |
★セルヴィッジ★ シャトル織機(旧式の織機)により織られるデニムで作られたジーンズの アウトシームの裏側に見られる、織り端がほつれないよう施された生地の耳のこと。 耳部分に色糸で施したラインにより赤耳・青耳などの呼び名が生まれた。 ★繊維長★ 生地を織る糸の原材料の長さのこと。 短繊維(ステープル)は2cm以下の長さのもの。 長繊維(フィラメント)は2cmから6cmまでの長さのもの。 |
た |
★タテ落ち★ 穿き込んだときに生地表面に表われるタテ筋。 ★タブ★ バックポケットに縫い付けられた織りネーム。 ★ダブルエックスデニム★ デニム地のランクで最高基準のもの。 『XX』=Extra Exceed ★ダブルステッチ★ ポケット、フライ部分など2本のステッチが平行して縫製されたステッチワーク。 ★タロン★ 19世紀末に誕生したジッパー製造会社の老舗。 フルオートマチックの「タロン42」が有名。 |
ち |
★チェーンステッチ(カン縫い)★ 名前の由来の通り、縫い目がチェーン(鎖)のようになった縫製。 ★中白★ デニムに使用する糸をインディゴで染めた時にできる、芯白の糸。 |
つ |
★ツーホースパッチ★ 2頭の馬で左右に引っ張っても破れないという丈夫さを示すシンボル。 |
て |
★テーパード★ 裾にいくにしたがって徐々に細くなっているシルエット。 ★天然藍(てんねんあい)★ 植物の藍からとった染料。 |
と |
★ドットボタン(スナップボタン)★ ホック式のワンタッチボタン。 ★ドーナツボタン(センターホールボタン)★ 中央が空洞になったドーナツ状のボタン。 ★トッピング★ ヴィンテージのリアルな汚れを実現する為に出す染め加工。 |
の |
★糊付け(のりづけ)★ 強度を付け安定させるために行われる加工。 |
は |
★バイオウォッシュ★ バイオ剤と一緒にジーンズを洗う、ヴィンテージ加工の一つ。 ★バックシンチ(シンチベルト、バックストラップ)★ ジーンズのフィット感を調節するために作られた機能で、 パンツのウエストバンドとバックポケットの間に施されたベルトのこと。 ★バックヨーク★ ジーンズを後ろ側から見たときに、 ウエストラインの生地とヒップラインをカバーする生地の間に 挟まれている切り替え部分(三角形、台形)。 ★バータック(カンヌキ)★ ジーンズのバックポケット端や股部分を補強した棒状のステッチングのこと。 バーのような形状が名前の由来。 ★パターン★ シルエットの原型となる型紙。 ★番手★ 糸の太さを表す単位。 綿糸の場合では、重さ1ポンド(約454グラム)、 長さが840ヤード(約768m)のものを1番手としている。 |
ひ |
★ヒゲ★ ジーンズの股部分に現れる、履き込む過程で擦れてできるアタリ。 ★左綾デニム(ひだりあや)★ 生地表面を正面から見たときに、綾が左上がりに走るデニム地のこと。 ★ビッグE(キャピタルE)★ 赤タブに刺繍されたLEVI'Sロゴが大文字の「E」になっているジーンズ。 1970年以降の「Levi's」をスモールeと呼ぶ。 |
ふ |
★5ポケット★ フロントポケットX2・バックポケットX2・コインポケットという 5つのポケットを持つことから名付けられた。 ★ブーツカット★ モモから膝にかけて細めで、膝から裾にかけて少し広がったシルエット。 ★フライフロント★ 比翼といわれる前立て。 前身頃の打ち合わせの端を二重にして、 ボタンやジッパーなどを布と布の間で挟み、 表から見えないようにした打ち合わせのこと。 ★ブラスト★ 砂を吹きつけて脱色、削り取りヴィンテージ感を出す手法。 ★フラッシャー★ ジーンズのバックポケットにつけられる紙ラベル。 ★プリ・シュランク★ リーバイス社が使用する防縮加工済みデニムのこと。 551ZXXに初めて採用された事で有名。 ★ブロークンデニム★ 脚のラインのよじれを解消するために1971年に開発された、 よじれ防止を生地段階から実現したデニム。 綾目をある一定の幅で反対の方向にならべて織られることからブロークンと呼ばれている。 ★プロング★ ボタンを裏から留めて固定する針の呼称。 1本針留めをシングルプロング・ボタン、2本留めをツープロング・ボタンと呼ぶ。 ★フロントクロッチシーム★ 股の一番力が加わる部分に縫製強度を加えること。 ★フロントボタン★ 防錆の金属製オリジナルボタン。 |
へ |
★ベルトループ★ ベルトを通す部分。 ★ベルボトム★ 脚の筒の形が、腰から膝までは身体にフィットし、 膝から裾に向かってベルのように広がっているシルエット。 |
ほ |
★ボタンフライ★ フロントがボタン留めのパンツ。 |
ま |
★巻き縫い★ 生地を縫い合わせる際に、左右の生地端を巻き込んでからダブルステッチで縫製する方法。 |
み |
★右綾デニム(みぎあや)★ 生地表面を正面から見たときに、綾目が右上がりに走るデニム地のこと。 |
む |
★ムラ糸★ 1本の糸に、太い部分・細い部分を不規則に施した糸。 このムラによりデニム生地のタテ落ちがはっきりと表れるようになる。 |
ゆ |
★ユニオンスペシャル★ チェーンステッチ専用のミシン。 |
よ |
★横ネズデニム★ 横糸にグレー糸を使用してインディゴ染めの糸と織布したデニム。 |
ら |
★ライズ★ 股上のこと。 股上は詳細には、前股上(フロントライズ)、後股上(バックライズ)がある。 |
り |
★リペア★ 汚れ・破れ・ほつれなどを補修すること。 ★リベット★ ジーンズのフロントポケット端に打ち込まれた金属の鋲(びょう)のこと。 凸のあるパーツ(リベット)と凹のあるパーツ(バー)で構成されている。 ★リング糸★ リング紡績により生産される糸。 紡績工程では綿花を繊維にばらし、それをスライバー粗糸、 そして糸へと細く引き伸ばし(ドラフト)、更に撚りを加えた紡績方法。 トラベラーと呼ぶ小さな丸型金具を通った粗糸が1分間に6千回 転という高速で回転するリングにより糸へと精紡されていく。 |
れ |
★レイジーS★ Leeジーンズのバックポケットに縫い込まれたステッチ。 左右対称で「牛の角」をイメージしたデザイン。 ★レザーパッチ★ バックポケット右上のベルトループ付近につけられたブランドを表すパッチ。 |
ろ |
★66モデル(ロクロク)★ 1966年モデルのLevi's 501のこと。 1966年~1971年という短期間にだけ製造されたモデル。ディティールの特徴は、 リベットの代わりに採用されたバータックと、BigEレッドタブを併せ持っていること。 ★ロットナンバー★ 商品の品番。 ★ロープ染色★ 糸をロープ状に束ね、インディゴ染料を入れた浴槽に何度も通しながら染めていく、 デニム生地に使用する糸の一般的な染色方法。 |
わ |
★ワンウォッシュ(リンスド)★ 一度洗って縮ませる加工。 ジーンズを60℃程度の湯で洗い、生地に付着した糊剤、樹脂などを除いたもの。 |