戦車色にして楽しもうぜ!企画

今日のお題は「PC用液晶モニター」です

これぞまさにありきたりのデザインの象徴ってヤツ

カッコイイようでありきたり

みんなこんな風なデザインだから

何を見てもピンとこない

そこでキャンディタワーのミリタリーペイントを使って

軍事用モニター仕様にしちゃおうって作戦です

 

 

複雑な家電製品だけにちゃんと塗装できるのか?

上からカバーをして?

それとも本体をバラすか?

壊れたら自己責任というちょっと危険な遊びなのも

スリルがあってイイね!

私の場合、たまたまこのモニターは使わないってことでもらいましたので

イイ実験材料になりました

ということで皆さんのためにも

バラバラにしてみます

 

 

さて 私のオペ室を連れてきました(笑)

これからコイツをバラバラにします

モニターは私も一度はバラしてみたかったので

興味津々です

 

 

まずは見えてるネジを片っ端から外していきます

 

 

外枠を外します

最初の一発目はマイナスドライバーをズサッと突っ込んでやると簡単に開きました

 

 

これが液晶部分です

 

 

後はスピーカーと正面の調整ボタンの基盤が少々

開けてみると意外と単純な構造でした

 

 

と言うわけで

アッと言う間にバラバラです

 

 

塗装前に各部に貼られた注意書きシールを剥がしていきます

 

 

ネチャっとしたシール跡が残りましたので

シール剥がし材を噴射して

しばらく放置します

このシール剥がしは100均でも売ってますので

1本は常備しておくと何かと便利です

たとえばシールを剥がすだけじゃなくて

雑貨の汚れとかを拭き取るときの汚れ落としとしても使えるんですよ!

 

 

正面のBenQのロゴが立体になってたので

カッターで削り取ります

 

 

 

プラ製なのでカッターを使うと結構簡単に削り取れました

これで平らになりましたので

この上から塗装すれば

このロゴは全くわからなくなります

 

 

先ほどのシール剥がし材を拭き取ります

シール剥がしを掛けてしばらくおいておくと

結構簡単に取れます

シール剥がすのムキになって時間取られることあるでしょ!

そういうのからおさらばできるので

やっぱりシール剥がし材は必須です

 

 

たわしタイプのヤスリ(荒目#80)を使って

ボディ全体にキズを入れていきます

こうすることで下地材のプライマーの付きをよくすることができるんです

 

 

全体にヤスリ掛けをして

傷だらけにしていきます

 

 

ヤスリの荒目を使うと結構簡単にできちゃいます

あんまり神経質にならなくてOKです

大体できていればイイので

 

 

正面の枠にもヤスリを掛けて傷だらけにします

これで下地材のプライマーを塗る準備が整いました

 

 

キャンディタワーのオリジナル万能プライマーを少量、バケツに入れます

 

 

ハケでモニターのボディ全体に薄く塗っていきます

 

 

スタンド部分も塗装する場所はすべてプライマーを塗ります

 

 

プライマーを一度塗ったら1時間ほど乾燥させて

乾いてるのを確認したらもう一度同じように塗ります

二度塗りすることで下地がしっかりとできます

ちなみに乾かないうちから二度目を塗っても意味がありません

乾燥してから塗ってください

 

 

さていよいよ 戦車色に塗装していきます

ミリタリーペイントのアーミータンクグリーンを

スプーンでパレット代わりに使ってるダンボールに取って

それをスポンジに付けて、塗料を少しスポンジから落とします

ダンボールの空いてる場所にポンポンと叩いたり、こすったりして

スポンジに塗料がべっちょりと付いてない状態にしてから塗装します

薄くを何度も載せて完成させて行きます

 

 

塗装は1回で塗り切るんじゃなくて

3回くらいで完成させるイメージです

3回というのは

塗装して 一度乾かしてから また塗装

これを3回繰り返すってことです

乾かさないで塗っても意味がありません

ちゃんと乾燥させてから また塗装してください

だんだんと隙間が埋まっていって

3回目くらいでほぼ完成ってくらいのイメージで!

 

 

1回目はこんな感じでOKです

隙間だらけですが

これを2回目 3回目でどんどん埋めていきます

 

 

正面のフレームもスポンジで叩きながら塗装します

スポンジは筆のように塗るんじゃなくて

上から叩きながら塗ります

ポンポンポンと

女性がファンデーションを塗る・・・・あのイメージです

 

 

こういうスポンジが届きにくいところは筆を使って塗ります

筆で塗った後に乾かないうちにスポンジで叩くと

ある程度、筆跡が消えてイイ感じになりますよ

 

 

細い枠も筆で塗ります

この筆塗りはスポンジと違って普通に絵の具を塗るみたいに塗ってOKです

 

 

塗り終わったので

一度、仮組してみました

おー 全然雰囲気変わったでしょ!

ミリタリーっぽくなってきました

この状態から今度はサビ塗装をして

文字入れをしていきます

バトルフィールドの戦車をイメージしてね

 

サビ塗装の塗料(ラスティブラウン)をスプーンで取り出します

このスプーンは100均で50本入りで100円で買いました

使い捨てできるので便利です

 

 

まずはサビ塗装の前に

ブラウンで全体に汚し塗装を施します

その汚し塗装のマル秘テクニックを公開します

 

豚毛の水彩画用の筆を使いました

毛先が堅いタイプの筆です。

100均で4本で100円と激安

1本当たり25円という信じられない価格です

それに水をたっぷりと付けて

 

さきほどのラスティブラウンの塗料の端っこを少し水で溶かします

全体を溶かす必要はありません

ほんの少しだけでOKです

 

 

 

シャバシャバにしたラスティブラウンを

エッジやスジが入ってる場所に塗ります

 

 

そして塗ったらすぐに

何も付いていないハケで素早くこすります

 

 

そうすると先ほどの塗料が広く伸びて

エアブラシをかけたようにぼかしを入れることができるんです

こんな風に

最初の筆で入れた線が一気にリアルな塗装に変身したでしょ!

 

 

乾燥するとこんな感じになります

これを何度も繰り返すと濃くなりますので

イメージしてるサビ塗装の濃さまでぼかし塗装で汚して行きます

こういう下地的な塗装は最初からあまりやりすぎない方がイイです

全体を見ながら徐々に濃くしていってください

 

こういうところは排気ガスが出てくるイメージで

筆で入れてからハケで広げる感じ

なので筆で入れる際は全体に入れるんじゃなくて

完成する全体の中央部分に入れて

そこからハケで外側に広げていく感じで

 

ハケで素早くこすります

ちなみにこのぼかしを入れるハケはコシがあるハケの方がオススメです

キャンディタワーで販売中のオリジナル刷毛はコシがありますので

非常に入れやすいですよ!

ぼかし用のハケはそれ用で専用にするのオススメです

使い終わった後は水道水でしっかりと洗うのをお忘れなく!

 

エッジの部分は一番錆びやすい場所なので

ココにもシャバシャバにしたラスティブラウンを載せて

ハケでこすってぼかしながら汚して行きます

 

 

ササッとこすって塗料を周りに広げて行く感じで

 

 

ここにはサビの垂れを表現するため

筆で下に垂らすように描きました

ここもハケで慎重に下方向にサッとぼかしを入れて

周りと馴染ませながら イイ加減で止めます

 

今度はサビ塗装に立体感を出していきます

スポンジにラスティブラウンの原液のままを付けて

パレットにしてるダンボールの空いた場所で

塗料を少量にしてから

ポンポンポンと叩きながらサビを表現して行きます

 

 

こんな感じで汚し塗装をした上から

立体感を出す感じで載せて行きます

今はまだ乾燥してないので見た目がわざとらしいですが

これが乾燥すると焦げ茶色に変わって完全に周りと馴染みます

 

 

次はブラックをスポンジに付けて

サビ塗装をよりリアルにして行きます

塗料を付けたスポンジはパレットで塗料を少量にするのをお忘れなく

とにかくベットリは厳禁

極薄を何度も載せて表現するのがサビ塗装の基本です

 

 

ポンポンポンと少しずつブラックでアクセントを入れていきます

 

 

今度はサビ塗装用塗料のホワイトを使って

文字入れをします

豚毛の堅いドライブラシを使いました

このブラシにホワイトを少量付けて

ダンボールに塗料をこすりつけて薄くしてからスタートです

 

 

ステンシルプレートの上から叩きます

このステンシルプレートはプラ製でもメタル製でも紙製でも

やり方は同じです

プレートをマスキングテープで固定して

上から筆で叩くように入れていきます

トントントンと真上から真下に落とす感じです

 

 

この方法だとスプレーと違って

にじんだり はみ出たり 垂れたり

そんなことにはなりませんので

初心者でもキレイにステンシルを入れることができます

ステンシルをキレイに入れたいなら

このマル秘テクニックは覚えておきたい技です

 

特に洋服などにステンシルを入れたいときは

この方法だとかなり精度が高く入れることができますよ!

 

 

ボディの下にはキャンディタワーの文字を入れます

 

 

これも同じ要領で

真上から真下へ叩くように

トントントン・・・・・

塗料が筆にべっちょり付いてると隙間からはみ出ますので

とにかく筆先の塗料は極少量が命

これは何度も繰り返してますが

それほど重要です

 

 

キレイにステンシルが入りました

この方法だと簡単でしょ

 

じゃあ次はプラスチックステンシルを使って

同じ方法でステンシルしてみます

 

 

アメリカ軍を意味するUSの英文字を入れます

 

 

こんな感じでマスキングテープで固定します

マスキングテープはホームセンターの塗料のコーナーで売られてます

1本100円しないくらいです

太さが色々あるので大中小と3種類くらい持ってると

用途で使い分けできるので便利ですよ!

 

筆に少量だけの塗料を残して

その状態で上から真下にトントントン・・・・・

叩いて塗料を載せていきます

 

 

ほら クッキリ

初心者でもこの方法だとキレイにステンシルできます

 

 

今度は土台部分にナンバーを入れてみます

 

 

上から叩く

塗るんじゃないですよ

叩いて塗料を載せる感じ

 

 

ほら 完璧

隣に文字入れするなら乾燥させるのを忘れないようにね!

じゃないと せっかくキレイに入った文字が台無しになっちゃうので

待てない人はヒーティングガンで素早く乾燥させます

10秒くらいで完璧に乾燥します

 

 

ミリタリーの文字入れは 頭にゼロを付けるとそれっぽくなります

8 じゃなくて 008 とか

あと AF-0008 みたいにアルファベットを入れても雰囲気出てイイ感じ

 

 

さっきのステンシルですが

あまりにキレイに入りすぎて文字部分だけが浮いて見えるので

その上からラスティブラウンを使ってサビ塗装します

極薄の状態でポンポンポンと叩いていれます

 

極薄ですよ コツは

 

こっちは思い切ってもっとヤレた感じにするために

最初に紹介した汚し塗装をします

シャバシャバにしたラスティブラウンを筆で付けて

それをすばやくハケでこすって全体に広げます

 

 

サビ塗装もし

文字入れもして

ついに戦車塗装が完成しました

 

文字入れをすると一気に作品レベルが上がるでしょ!

 

 

外した内部のモニターや基盤を取り付けて組み立てます

 

 

しゃー 完成!

戦場に残された米軍達のモニターって雰囲気が出てるでしょ

 

最初 こんな状態でした

それが

 

こんな風に大変身

 

 

どこにでもあるモニターが

 

米軍仕様に

 

金属の質感がしっかりと出てるでしょ

これぞミリタリーペイントとスポンジによる塗装の効果です

スプレーなどで塗装したんではこんな風合いは出せません

 

 

これが

 

こんな風に変身

 

 

カッコエエー

 

ただの熱風を逃がすところも

まるで排気ダクトみたいに!

 

 

この液晶モニターはデスクの目にする場所にあるので

これが目の前に来るとかなり景色が違って見えますよ!

世界でたった1台の自分だけのオリジナル液晶モニターが完成です

 

 

このマニュアルを見れば誰でも簡単に戦車塗装ができちゃうからね!

ホントに簡単です

初めての人でも何度かやるとすっかりと先生になって

きっとお友達に教えてあげてるはずです

 

こんなに楽しい遊びを知らずに生きてくなんて勿体ない

 

人生はアッという間さ! さあペンキ塗りをやろうぜ!(〃 ̄▽ ̄〃)ニャハ

 

キャンディタワーのDIYカレッジ また来週ー

 


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