MOVIE

開発ストーリー

STORY

9年前の2008年。
一般の女性を集めてブラの座談会を行ったときのこと。

「私、Tシャツの上からブラをつけているんです」
ひとりの女性の言葉に、衝撃を受けました。

理由を伺ってみると、『ブラが痛くて…』と黒ずんでしまった肌を見せてくださいました。
ブラでこんなに悩んでる方がいらしゃるなんて…！

『ブラをつけるのをやめようかと思ったけど、やっぱりバストをキレイに見せたくて。
だから下にＴシャツを着てでもワイヤー入りのブラがつけたいんです。』
これはなんとかしなきゃ！と思いました。

バストをきれいに整えて肌にもやさしい…
そう、“Ｔシャツみたいなブラ”を作ろう！とすぐに決めました。

一般アンケートの結果からも、
3人に2人の女性はブラにストレスを抱えていることがわかりました。

もし商品化できたら、きっとたくさんの女性の喜んでもらえる…！
そう思ったらいてもたってもいられなくて。すぐに開発に取り掛かりました。

お客さまの素肌の声を聞いて、新しいものにチャレンジする。
それは、セシールがものづくりをする上でもっとも大切にしていることのひとつ。
商品化することはすぐ決定したものの、開発には数々の問題が…。

ゴムやストラップ、縫製の糸など、ブラの全てを見直す必要がありました。
肌にやさしい着心地を考えて、『ギリギリまで縫い目を出さないために、細かな縫製までこだわりました。』

たとえば、ストラップの取り付け部分は、縫い代や縫い目が固く痛くなりやすいので、肌に当たらないように表側に縫いつけました。

いちばんこだわったのは生地選びです。
Ｔシャツの着心地というからには、すべてコットンで作りたい、
でもコットンは縮みやすくてブラには向いていない…

ずいぶん悩みましたが、使う人の快適を考えたとき、
ぜんぶコットン100％で作ることが必ずしも正解ではないのでは。と気づきました。

ストラップも同じです。
少しでもやさしい着け心地になるよう、
伸びの良さはキープしながら、肌側綿100%素材のストラップを開発しました。

痛い・苦しいの原因にもなっていたワイヤーも超ソフトタイプのワイヤーを選びました。
ワイヤーがあるのを忘れてしまうほど。

こうしてこだわり続けた結果、
ワイヤーやボーン、ゴムなど肌にあたる部分をすべて生地でくるみました。
こうして、今まで誰も見たこともなかったブラが完成したのです。

出来上がったブラを見て、社内からは
「そんな地味なブラ、売れるのか？」と厳しい意見も出ました。
でも、「このブラを待っている女性が必ずいます！！」と
何とか発売へこぎつけました。

一人のお客さまの声から生まれた、見た目の華やかさよりも、
肌触りにこだわった「Tシャツみたいなブラ」。

発売以来、たくさんの女性から支持され、またたくまに大ヒット商品に！

その後も生地の縫製を何度も見直したり、カップのフィット感がアップするよう調整したり、
少しずつ地道に進化しています。

これからも、たくさんの方に喜んでいただけるよう、進化していきたいです。

おそろいのショーツもあります！

ラインナップ

LINE UP