普段、大手ホテルにお納めしている
本物の一流ホテルのベッドや周辺寝具類を、
一台・一枚から、
一般のご家庭向けにもお届けしています。

ホテル業界ニュース

(2024年 3月28日号)
■東京エディション銀座(都内中央区)が開業した。
「エディション(EDITION)」は、マリオット・インターナショナルの最高級グレードのホテルブランドで、マリオット・インターナショナルと世界的なホテリエであるイアン・シュレーガー氏とのコラボによって生まれた、上質なラグジュアリースタイルとライフスタイル型のホテルを融合させた最先端のホテルブランド。日本国内では「東京エディション虎ノ門」に続く2店舗目。銀座のエディションでは、虎ノ門で内装デザインを手がけた隈研吾建築都市設計事務所が再びタッグを組み、設計とインテリアデザインを担当。日本文化の豊かな伝統と、既成概念にとらわれない画期的で前例のないホテルでありたいというエディションのアバンギャルドな願望が、絶妙なバランスで融合したデザインとなっている。壁面のグリーンとメタルが織り成す格子のファサードで覆われた14階建てタワーの中には、独立したリビングを備えた10室の広々としたスイートから、このエリアのスタンダードルームとしては最大となる41平方m以上の床面積を持つエントリーレベルの客室まで、全86室の客室が用意された。その他、和のテイストを取り入れたモダンブラッスリー、日本で唯一のパンチ(Punch)にフォーカスしたカクテルバーや、銀座初のナチュラルワインバー(季節営業)など革新的なバーが付帯。マリオットのブティックホテルとして、エディションのユニークなエネルギーと洗練性の融合を、これまでラグジュアリーホテルがほとんど進出してこなかった銀座エリアで展開する。

■ザ・リッツ・カールトン大阪(大阪市北区)は、287室の客室及び客室階の廊下を改装する。
「承継と新生」というコンセプトのもと、ヨーロピアンクラシックの上質な優雅さを持ち合わせた邸宅感を継承しつつ、現代的に洗練させた新たなデザインとの融合により、快適で心地のよい空間づくりを目指すという。館内の足元を彩る客室階廊下のカーペットは、1階のクラシックで重厚感のある雰囲気を客室まで繋げるため、ロビー階の大理石の色を用い、館内のカーペットで多く用いられている植物をモチーフにした柄に変更。天井には温かみのある塗装を施し、エレベーターホールには鏡を設置して空間を広く見せ、ゆったりとした空間を演出。客室ベッドのヘッドボード上部に設ける装飾壁は、開業時から長年客室で愛された「花柄」をモチーフとした彫刻風のパネルを取り付け、間接照明でライトアップすることにより、部屋全体が暖かな光に包まれ、改装による変化を印象付ける。額の部分は、天井と同様にモールディング加工を施し、歴史を感じさせる伝統的な貴族の邸宅を彷彿させる。デスクには白色の天板を設置し、ヘッドボードミラーとともに、自然光と照明の反射を利用して明るさを増幅させるという。また、装飾壁の間接照明により、客室全体に柔らかな雰囲気をもたらす。ベッドルームには、ヘッドボード横にコンセントとUSBポートを増設。クローゼットには、荷物を天板の上に置けるチェストを設置し、より利便性の高い環境を実現するという。

■東京ドームホテル(都内文京区)に、読売ジャイアンツとのコラボルームが登場した。
同コラボでは、"ジャイアンツ愛"をコンセプトに、インパクトのある世界観を表現した設えの異なる2タイプのジャイアンツルーム「THE LEGENDS ROOM」「Go Giants! Room」をそれぞれ1日1室限定で用意。「THE LEGENDS ROOM」は、部屋に入った瞬間から、読売ジャイアンツのレジェンドたちを身近に感じる事ができる迫力ある設えが特徴。壁には名シーンの写真やパネルを展示しているほか、選手ロッカーをイメージし、ネームプレート部分の数字やアルファベットを自由に組み合わせて楽しめる「スタジアムロッカー」や、ヒーローインタビュー時の背景ボードをイメージした「HEROインタビューバック」などのフォトスポットも用意している。「Go Giants! Room」は、オレンジ・ピンク・白をテーマカラーとした空間で、ジャイアンツマスコットキャラクター「ジャビット」とともに過ごせる。推し活が楽しめるフォトスポットにくわえ、東京ドームを見渡せる窓側にフォトフレームを設けている。また、宿泊プランでは、読売ジャイアンツ関連のDVDや書籍も楽しめるほか、90周年を記念したオリジナルコースターとルームキーも用意した。

■横浜ベイシェラトン ホテル&タワーズ(横浜市西区)は、横浜駅近隣に位置する神奈川大学との産学連携によるプロジェクトの取り組みとして、同大学学生とともに共同企画したステイプラン、「感謝の旅~大切な人への贈り物~」を販売している。
昨年5月、同ホテル総支配人が同大学 国際日本学部 国際文化交流学科で行ったホテルビジネスに関する講義がきっかけとなりスタートした同プロジェクト。多数の講義受講者の中から髙井教授ゼミナールに所属し、観光行動論に対して学びを深める4人の学生たちが企業課題を探求するために、先ずはホテルツアーや宿泊体験を通してホテル商品への理解を深めるところから活動を開始。学生たちの視点から自由な発想で課題提起を行うことを大切に、ホテルスタッフと共にブレインストーミングや打ち合わせを幾度も重ね、仮説やアイデアを列挙しながら、旅行需要の復活をひとつのきっかけに「若年層世代の宿泊利用率を上げたい」という課題をテーマに掲げた。そこで、プロジェクトに参画する学生たちと同世代に向け、ホテル利用を促すことを目的として、更にはホテル周辺の観光利用を活性化し、地域社会との連携を高める若者のニーズを捉えたステイプランを約半年間かけて商品化したという。

■OMO7大阪 by 星野リゾート(大阪市浪速区)では、大阪のだし文化にちなんで「抽出」をテーマにした「アフタヌーンだし」を提供している。
一般的に「だし」と聞くと、昆布やかつお節をイメージするが、苺やスパイス、コーヒー豆などの素材から抽出したものも「だし」として使用した、10種のスイーツとセイボリーを楽しめる。「リオレのだし茶漬け風」も登場。リオレとは米をミルクで炊き、甘くした料理で、ミックスジュース味のソースとオレンジやレモンのだしをあわせたオリジナルソースをかけて味わう新感覚スイーツ。そのほかだし巻き卵をバンズで挟んだ「だし巻き卵バーガー」や、昆布だしのシロップを使用した「塩昆布メレンゲ」など、あらゆる形でだしをとり入れているという。だしソムリエのサポートのもと、自分好みの飲む「だし」を味わうことができる。ベースの「だし」には、「昆布」「かつお」「煮干し」を用意。昆布とかつお、煮干しと昆布という具合に飲み比べをしながら好みの組み合わせを見つけて、オリジナルの合わせだしを完成させる。だしソムリエ検定講座に合格したスタッフがハンドドリップで丁寧にいれる、だし自体のうまみも楽しめる。

■エースホテル京都(京都市中京区)は4月12日より、京都市京セラ美術館での「金曜ロードショーとジブリ展」の開催を記念し、観覧券付きの宿泊プランを展開する。
「金曜ロードショーとジブリ展」は、宿泊と観覧券がセットになったプランで、特典として、同ホテルに宿泊した人は、日時指定予約不要の特別入場が適応となる。また同ホテル内レストラン「KOSA(コウサ)」、「Mr. Maurice's Italian(ミスター・モーリスズ・イタリアン)」、「PIOPIKO(ピオピコ)」のほか、ロビー階の「Stumptown Coffee Roasters(スタンプタウン・コーヒー・ロースターズ)」では、展覧会の観覧券または半券を提示すると10%割引優待で、食事やバータイムを楽しめる。

■BOOK HOTEL 京都九条(京都市南区)が開業した。
「本とエンタメと、読まずにはいられない読書ができるホテル」をコンセプトとしたホテル。活字離れが問題化している昨今、読書が苦手な方も、読書する時間が減ってしまった本好きの人も、楽しみながら、本を手に取るきっかけを散りばめたホテルとなっている。2000冊を超える施設内の蔵書は、自由に閲覧することが可能。各フロアや棚、部屋ごとに異なるテーマが定められており、それぞれのコーナーに、各種テーマに沿った蔵書が並ぶ。2階から5階までの宿泊フロアは、一部屋あたり17平方mのコンパクトなつくりとなっており、お一人様のおこもりステイにもぴったり。部屋タイプは、ダブルベッドの部屋と、ツインベッドの部屋の2種類から選択可能。一部屋あたり最大2名様まで宿泊可能。各部屋には、それぞれ異なるテーマで選書された本が設置されている。備え付けのベッドは、ヘッドボードが高いつくりになっているため、それに寄りかかって、室内の本をゆったり楽しむことができる。また、ベッド横には間接照明が用意されており、読書灯として利用することが可能。場所は、地下鉄烏丸線九条駅から徒歩3分、JR京都駅から徒歩7分。旅行や出張で京都を訪れる人が利用しやすい好立地となっている。客室は48室。「BOOK HOTEL」ブランドは、2021年に東京都千代田区神田神保町でオープンした「BOOK HOTEL 神保町」を皮切りに誕生した、新ホテルブランド。

■MANGA ART HOTEL,BAKUROCHO(都内中央区)が4月1日に開業する。
インバウンドの長期滞在を意識した広い客室を特徴としており、7階建ての最上階にはドロップインでも利用可能な、駅チカで好立地のシェアオフィス「MANGA AND BOOKS WORK LOUNGE」も備える。長期宿泊、特にインバウンドの宿泊者がより快適に、またワクワク感を持って過ごせることを目的としたホテルだという。日本が誇る文化のひとつである「マンガ」に、宿泊者が気軽に親しめるよう、各居室にはそれぞれ約400冊のマンガを置く。居室内のマンガは自由に手に取ることが可能で、部屋ごとにラインナップが異なるのも特徴。置かれているマンガは"本"のプロであるdotメンバーが、一冊一冊選書しており「利用者が普段は手に取らないような本との出会いの場を提供したい」という情熱を込めた。それぞれの蔵書にはおすすめコメントがついており、宿泊者と、未知のマンガとの出逢いの橋渡しを担う。2階から5階までの宿泊フロアは、75平方mのフロア全体を一部屋とした、広々とした部屋割。自宅で家族と過ごすひとときのように、ゆったりと寛げるホテルを演出した。同ホテルは"旅"もキーワードのひとつとしており、1階エントランスコーナーの宿泊者全員が閲覧できる本棚の中には、旅に関するマンガを集めた特設棚も設けた。2階の居室は、かつて運行していた寝台列車の車内で実際に使用されていた寝台の一部やランプシェード、三面鏡など、旅を感じさせる備品が取り入れられた、特別な内装になっている。

■マカオに、「LINE FRIENDS PRESENTS CASA DE AMIGO」とレストラン「BROWN & FRIENDS CAFE & BISTRO」が開業した。
マカオのコタイ地区にオープンしたのは、テーマパーク型複合リゾート「リスボエタマカオ」と韓国IPX社がコラボした世界初のLINE FRIENDS公式コラボホテル。世界的に知られるLINE FRIENDSブランドと緊密に協力することで、よりユニークな観光資源を開拓し、デスティネーションとしてのマカオの吸引力を強め、マカオにおける観光産業の多元化促進につなげていきたいとしている。同ホテルは82室で、BROWN、CONY、LINE FRIENDSの3つのテーマの客室で構成され、キャラクターのみならず、アズレージョと呼ばれるポルトガル伝来のタイルなど、東西建築文化が融合したマカオならではの要素も採用。また、同レストランは「トレンディ、かわいい、美味しい、楽しい」の4つの要素をコンセプトとし、洋風の軽食や限定の自家製LINE FRIENDSスイーツなどを提供。店内各所に記念写真撮影を楽しめる場所やマーチャンダイジングコーナーも用意している。

■サウジアラビア・リヤド近郊に、漫画家の故鳥山明氏の代表作で、世界的な人気を誇る「「ドラゴンボール」のホテルが計画されている。
世界初となる「ドラゴンボールテーマパーク」に併設するホテルとして計画されているもので、サウジアラビア政府が掲げる中長期計画の一環として、建設が進められている総合エンターテインメント都市「Qiddiya City(キディヤシティ)」にテーマパークとともにオープン予定。テーマパークは、東京ドーム10個分以上の敷地(50万平方m超)に、七つのエリア、30以上のアトラクションを計画しているという。作中に登場する「カメハウス」「カプセルコーポレーション」などを再現するほか、高さ約70mの「神龍(シェンロン)」をパークのシンボルとし、その内部に大型ジェットコースターを設置予定。パーク内には、ホテルの他、レストランやショップ等も設けるという。ドラゴンボールの世界に入り込み、アニメに登場するキャラクターになったような気分で、主人公の孫悟空たちとともに冒険を楽しむことができる。オープン時期などの詳細は今後発表するという。


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