夏のボーナスはこれで決まり!厳選フェンダーカスタムショップ

50年代から60年代にかけての「ロックンロール」誕生をはじめとする、ポピュラーミュージックの台頭に大きな影響を与えた「フェンダーエレクトリックギター」

ただの楽器を超えて、ロックを象徴するような「カルチャーアイコン」にまでなったフェンダーのギターは、半世紀以上経過した現代でも私たちに多くの「夢」を与えてくれる存在です。

今年は春の増税ショックもあり、色々と買い物は控えていたけど、増税後はじめて支給される夏のボーナス。

がんばった自分へのご褒美にやっぱり欲しくなってしまうのが、ギター好きなら誰もが憧れるドリームギター「フェンダーカスタムショップ」。

マスタービルダーをはじめとする熟練のスタッフたちが、厳選されたマテリアルを用いて、最上の一品を造りあげるフェンダーグランドのの最高峰として知られております。

そんな憧れのフェンダーギターについて、「せっかくカスタムショップを買うならより良い物が欲しい!!」とお考えの方も多いのではないでしょうか?

そんな方にオススメなのが、一際に個性的でハイクオリティスペックの「Team Built Custom」「Team Built Limited」などの限定モデルです。

「Team Built Custom」モデルは、「マスタービルド」と同様に楽器店やディーラーによる、少数ロッドのオーダーモデルが基本スタイルで、カタログモデルではお目にかかれない様な特別仕様が多く存在ます。

その為モデルによってはマスタービルダーが直接指示をして監修を行う場合もあり、デテール、クオリティ共に最高峰の一角を担っているシリーズと言えるでしょう。

ギターを製作するチームビルドスタッフは、フェンダー社の中でも取り分け優秀な人材が揃うカスタムショップですのでスキルも一流。

未来のマスタービルダー候補も多く在籍しており、現役のマスタービルダーの中にも、ここでキャリア経てマスタービルダーになった方もいらっしゃいます。

販売価格も30万円~60万円前後となっており、「マスタービルド」と比べると高価ながら入手し易い価格帯なのも嬉しいポイントですね。

そこで今回は「Team Built Custom」「Team Built Limited」にフォーカスを当てて、WEBSHOPフェンダーギター担当が夏のボーナスで手に入れたい「こだわり」モデルをセレクト!!

限定モデルらしい個性的なモデルばかりですので、「他の人とは違った一品」と言えるギターたちをご紹介致します。

王道スタイルに大きな個性が光るイシバシオーダーモデル

カルフォルニア州コロナのフェンダーファクトリーにて当社スタッフが直接オーダーしてきた「イシバシオリジナルモデル」現代でもストラトキャスターの「スタンダード(基本)」とされる60年頃のスペックを「ベーシックモデル」としながら、指板ラディアスはややフラットな「9.5ラウンド」と、プレイアビリティに富んだ仕様を採用されており、ヴィンテージスタイルに演奏性の高い現代的なティストを融合しております。

また本機最大の特徴はネックシェイプ!!

「Fat U-shape」と言われる、初期ジェフべックストラトキャスターを彷彿とさせる極太ネックを組み込んだ、スタッフ魂の”こだわり”仕様!!ネック材には木目が見事に整った「クオーターソーン(柾目)メイプル」を使用。握りこんで演奏した際に確かな手ごたえがあり、ファットネックシェイプとの相性も良く、弦振動がネックを含めてボディ全体に伝わり、突き抜けるようなトーンが特徴的です。

サウンド面は一般的なストラトキャスターと比べて 倍音成分も多く、フェンダーギターとしての”鳴り”が格段に良い印象!!カスタムショップによる計算されたサウンドバランスが、楽器としてのポテンシャルの高さを感じさせてくれるギターです。

ヴィンテージテイストが溢れるクローゼットクラシック仕様

上記のギターと同じくカルフォルニア州コロナのフェンダーファクトリーにて当社スタッフが直接オーダーしてきた「イシバシオリジナルモデル」

基本スペックはNOS仕様と同様ながら、クローゼットクラシックとしてよりオールドギターに近づける為に、通常とは異なった仕様でオーダーを行いました。

当時よりごく薄のニトロセルロースラッカ―フィニッシュを用いて、製造されていたフェンダーギターは、長年使用していると経年変化により、特有の「色焼け」がボディやネックなどに見られるようになります。

黄色みのある色焼けは、ネックの地色やボディフィニッシュと絶妙にマッチして何とも言えない味わいを出して、

オールドフェンダーとしての風格感じさせる大事なファクターです。

本機はその特有の「色焼け」を再現する為に、ネックとボディに「Aged Tint Top Coat」と言われる特種なトップコートを施しておりますが、その効果は絶大で見事な色合いを演出してくれています。

触り心地も「しっとり」としている為、ネックのタッチ感がとても良く、演奏時のボディション移動もストレスを感じさせないのも嬉しいですね。サウンドもNOSに比べて少しドライ(乾いた)な印象で、マウントされた「テキサススペシャル・ピックアップ」との相性も抜群です。

セレクトマテリアルによる軽量な極上テレキャスター

こちらも同じくカルフォルニア州コロナのフェンダーファクトリーにて当社スタッフが直接オーダーしてきた「イシバシオリジナルモデル」

1950年代のアメリカにてフェンダーの名前を一躍有名にして、フェンダーエレキギターの歴史を開いたモデル「Telecaster」!!

本機はカスタムスペックを採用した上位モデル「Custom Telecaster」の、1963年頃のスペックを「ベーシックモデル」として設計したカスタムモデルになります。

ボディ材は当社スタッフとフェンダーカスタムショップ担当による入念な意見交換を経て、フェンダーファクトリーのスペシャリストによって選定された極上アルダー材をボディ材に使用。

本体は驚くほど軽量に仕上げられており、取り回しがとても良いです。

以前カスタムショップにて、多くのアーティストは製作を依頼する際に「軽量な材」を希望すると言う話を聞きました。

激しい演奏でも体に負担を掛けない為でもありますが、フェンダーカスタムショップのライトウエイトアルダー材は、ボディバランスがとても良いので、多くのアーティストが希望する理由がよく分かるます。

ボディフィニッシュには極薄の「ニトロセルロース・ラッカー」に、第一線で長年弾きこんできたかのような「Heavy Relic」仕上げ。退色したカスタムカラーと赤味がかった「べっ甲ピックガード」のマッチングもGood!!

ピックアップは数多くのカスタムモデルでも採用されている人気の組み合わせ「(N)Twisted Tele/ (Bri)63 Tele」を搭載。

サウンドはフェンダーヴィンテージテイストを基本として、各音域のバランスが綺麗に整っており、テレキャスターらしい小気味のよりフレーズなどを思わず弾きたくなる一本。

Fender USA フェンダー / Custom Shop Team Built Custom 1960 Stratocaster Closet Classic Fat Neck / 3-Color Sunburs【S/N R75528】
伝説のローズウッドテレキャスター

こちらは国内入荷が極少であった、フェンダーカスタムショップ限定生産モデル「Rosewood Telecaster」

フェンダーギターが愛されている理由の一つは、使用者である「ミュージシャン」たちの意見を汲み取り具現化してきた「レオ・フェンダー」の信条によるものが大きいと言われております。

当時のフェンダー社は多くの「ミュージシャン」たちの「生の声」を聞くために、自社のプロモーションも兼ねて「ミュージシャン」たちにギターを提供をしておりました。本機のオリジナル品である「Rosewood Telecaster」は、ロックミュージック黎明期1960年代に伝説のバンド「ビートルズ」への提供の為に造られたギターとされております。。

ファンの方には「Let It BE」にてジョージ・ハリスンが使用したギターとしてあまりにも有名ですが、ネックとボディに高級なローズウッド材を使用しており、生産されていた期間が短かった事も影響して、現在「稀小モデル」とされております。

そんな「稀小モデル」の名前を冠した本機は、オリジナルの特徴を周到しながら、現代的な演奏性の高いスペックを取り入れた、完成度の高い仕様!!

サウンド面ではローズウッド特有の硬質な鳴りが印象的で、綺麗に抜けるトーンと豊かな倍音が個性的です。

サスティーンバランスもとても良く、「ローズウッド」の魅力が堪能出来る一品です。

他の人とは違う世界に一つだけのギターを

今回ご紹介したギターたちをはじめとするカスタムショップ製のギターたちは、たとえ複数造られたギターであっても、一本一本キャラクターが異なり、まったく同じモノが存在しない「個性」が住みつくギターだと私は思います。

世に数多くあるギターブランドの中で、フェンダーが今でも私たちに「夢」を見せてくれるのは、造り手であるフェンダーが使用者であるユーザーと同じ目線で「こだわり」と考え、「個性」を愛しているからだと感じるのは私だけでしょうか。時代がうつり変わっても、フェンダーが持ちづ付ける「個性」は変わらず愛され続ける事でしょう。

最後にこの紹介がきっかけで、「他の人とは違う世界に一つだけのギター」との出会いが貴方に訪れる事が出来れば幸いです。

今後も私たちはフェンダーを愛する全ての方へ、最高のお手伝いをさせて頂きます。

企画構成編集 : イシバシ楽器 WEBSHOP 貴田 健太郎