クッションフロアの貼り方、施工方法
このページではクッションフロアの貼り方をご紹介しています。塩ビシート、CFなどと呼ばれる商品もこの貼り方で施工出来ます。
クッションフロア施工の流れ
1.下地の確認と割り付け
まず床をきれいに掃除してください。それから床のサイズを測りどのようにクッションフロアを貼るか決めます。図-1の床は450cmの340cmになっています。クッションフロアは182cmの幅ですから、長手方向に2本ならべるとロスが少なく貼れることが分かります。長さは床の450cmより少し長めの460cmでカットして2枚床にならべます。この時壁際に少しかかり、2枚の重なる部分も3cm以上あるようにしてください。
2.接着剤を塗る
全体を見回して問題がなければクッションフロアを半分だけめくります。この時にクッションフロアがずれないように、めくらない半分のところに何か重しを置いてください。この状態で接着剤を床に塗ります。接着剤を床に垂らし、ノリハケで半円を描くように徐々に自分の方へ糊を移動させて塗っていきます。壁際からやっていき、必ず自分が最後にクッションフロア側に逃げられるようにしてください。
3.オープンタイム後、圧着
接着剤が塗れたらオープンタイムといって少しそのままにしておきます。これは揮発性のガスを抜き、接着力を高めるためです。オープンタイムは接着剤の注意書きに従ってください。
オープンタイムが終わったら半分めくってあったクッションフロアを戻します。この時に空気が入らないようにゆっくりと丁寧に戻してください。それでも空気が入ってしまった場合は、30cm位の木の板など硬いものにぼろ布などを巻いて、それをクッションフロアに押し当てて空気を壁際に抜いてください。
4.ジョイントのカット
同じ要領で反対側のクッションフロアも貼ったらジョイントを切ります。これは2枚のクッションフロアの重なった部分を上から切り、ちょうどぴったり平らになるようにすることです。ステンレスのヘラを当て、上からカッターナイフで強く切っていきます。切り終わったら重なっているクッションフロアをめくり、下に残った切りカスを剥がしていきます。こうするとぴったり2枚が平らになったはずです。ローラーで上から圧力をかけてやるとしっかり接着します。柄物の場合は事前に柄合わせをしないとつなぎ目が目立ちますので、初めのカットの時から計算してください。
5.壁際の処理
今度は壁際のカットです。プロは専用の工具を使ってカットしますが、1〜2万円するので一般の方はステンレスのヘラを当てて写真のようにカットしてください。クッションフロアが硬いと壁際に押し付けられない時もありますが、そのような時はドライヤーで暖めてやると柔らかくなります。
簡単な接着方法をお望みの場合は両面テープを部分的に貼って施工します。