[FEATURES NIKE AIR MAX 97]

2017年4月に20周年を記念してファーストカラーが発売されて以降…素材やカラーリング、
アップデートさせたULTRAシリーズ等、豊富にバリエーションが展開されているAIR MAX 97。
ここに挙げるのは昨年末以降に市場に投入された…特にお勧めする3モデルです。

【AIR MAX 97S|921826-201】
ブラウン系のグラデーションが映えるナイキ2019年のスプリングモデル。
近未来的なデザインに敢えてアースカラーを用い、 流線型のオーバーレイを際立たせた1足です。

【AIR MAX 97 NRG|AT6145-600】
グリーン系とエンジ系カラーにチェック柄を添えたルックスは
宛らスコットランドの伝統衣装であるキルトを想起させます。
一見、合わせ辛いという印象を受ける人もいるでしょうが…
スタイリストやアパレルショップスタッフという
ファッション上級者が挙って選ぶのはこういうタイプのスニーカーです。

【AIR MAX 97|921826-013】
ホワイトとブラックのコンビネーションに加えてエメラルドカラーを効果的にあしらった1足。
そのコントラストの鮮やかさと全体から伝わる洗練された装いは
後々になって買っておけば良かったと思う可能性を秘めています。

AIR MAX 97のファーストカラーが日本で発売されたのは、
一息ついたとはいえ未だハイテクスニーカーブームの余韻が残る1997年7月の事。

当時も新幹線をモチーフにしたというアナウンスはあったものの、
当時はそこに関心を示すスニーカーフリークは殆どおらず、
それまでフォアフットとヒールがセパレートされていたビジブルマックスエアが
史上初めてフルレングスになった事に注目が集まっていました。

一方、初期モデルはシューレースを通すループが5対しかなかった為…
ヒールカップの浅い97は脱げやすいという難点があり、
後に1対増やした6対仕様に改良され、以降この6ホールバージョンが基本仕様となっています。

また、ファーストカラーこそ発売後直ぐに入手困難になりましたが、
それ以降のカラーは日本限定カラーも含めては比較的、入手しやすくなって行きました。

その要因は、それまでのAIR MAXの価格が15,000円だったのに対し、
97は18,000円と値上がりした事とスウッシュが付いていれば
何でも即完するという時代(ブーム)が終わった時期でもあった事が考えられます。

さらにファーストカラーの発売から2ヶ月後の9月にAIR MAX 95 イエローグラデの初復刻があり、
その後もレザー仕様になったもののブルーグラデ、レッドグラデと立て続けに95がリリースされた事によって
ユーザーの意識が97から95復刻に移ってしまったという不遇の存在でもありました。

それでも並行で日本に上陸したヨーロッパ限定のゴールドバージョンが注目される等、
厳しい状況下にあってもシューズそのもののデザイン性と機能性の高さも含めて、
ユーザーの記憶に深く刻み込まれた名品のひとつになったのがAIR MAX 97なのです。

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