自分の手で名入れができる刻印ツールImpressArtの使い方

難しいテクニックは不要。
刻印した文字や模様に色をつけたり、ハンマーで叩いて金属の質感を変えたりと、アイディア次第で表現や作品の幅が広がります。加工は金属だけでなく革に刻印することもできます。

初めてのImpressArt道具を揃える

メタルスタンピングに必要な工具は、「スタンピングハンマー」と「土台(スチールブロック)」の2つです。専用ハンマーは人間工学に基づいた設計がなされています。


ImpressArt®How to メタルスタンプ

Step1 金属パーツを台座の上に置きます。
※まっすぐ刻印したい場合は、ガイドシールをパーツの上から貼って台座と固定。シールにある目盛りが、まっすぐ均等に刻印するために役立ちます。目印をつけるとより綺麗にできます。

POINTガイドシールを使用している場合≫
スタンプを垂直にブランクの上にあてます。そのままスタンプを手前に滑らせ、スタンプの下側とガイドシールの上側をぴったりとくっつけることで綺麗に刻印できます。
スタンプを滑らせる際、力をいれすぎてブランクに傷をつけないように注意してください。

Step2 スタンプを垂直にたて、指でしっかりと固定し、ハンマーでスタンプの上部をたたきます。
力を入れすぎると、位置がブレることがありますので、適度な力で叩いてください。弱いと感じた場合は、そのまま再度叩いてください。
※スタンプサイズが大きい場合やデザインが繊細な場合は、より強い力で叩きます。

Step3 Step2を繰り返します。
最後にガイドシールをはがして完成です。


POINT ≪レタースタンプの正しい向きの見分け方≫
間違って逆さに刻印してしまうミスを防止するため、ImpressArtのメタルスタンプの殆どは側面にImpress Artのロゴが刻まれています。
ロゴを自分の方に向けることで、正しい向きで刻印することができます。
また、ロゴの下には、刻印される文字や模様も刻んであるため簡単に識別できます。

POINT ≪刻印を目立たせたい≫
刻印をよりはっきりと目立たせるためには、ペイントマーカーがおすすめ。
刻印部分に色を塗って乾かした後、ティッシュやタオルなどで余分なインクを拭き取ってください。そうすることで、刻印した箇所にのみインクが残り、よりはっきりと目立つようになります。


ImpressArt®スタンプについて

文字や模様が刻印された金属製のツール。アルファベットや数字を刻印するための「レタースタンプ」と、模様を刻印するための「デザインスタンプ」の2種類があります。

ImpressArt®レタースタンプ

「レタースタンプ」は通常の「スタンダード レタースタンプ」に加え、品質の高い「シグネチャーレタースタンプ」、リーズナブルな「エコノミースタンプの3種類があります。

Standard ≪スタンダードレタースタンプ≫
通常のレタースタンプ。豊富な種類のフォントを取り揃えています。

Signature ≪シグネチャーレタースタンプ≫
耐久性や綺麗に刻印できることを追求した、品質の高いスタンプ。
硬化鋼から作られていて、ステンレススチールなどの固い素材にも刻印ができます。刻印部分がよりシャープになっているのでハッキリとした刻印ができます。

Economy ≪エコノミーレタースタンプ≫
通常のレタースタンプより簡易パッケージと側面のロゴの刻印を省略することでリーズナブルなセットに。
ベーシックなフォントが揃っているので初心者さんにおすすめ。
※表面がメッキ処理されていないので乾いた布などで油やほこりを軽くふいてからご使用ください。


ImpressArt®スタンピングブランクの素材について

スタンピングブランクとは刻印をするベースとなる金属パーツです。

スズ、アルケメ、アルミニウムの3種は比較的刻印がやり易い素材。これらの素材は中程度の力で1回ハンマーを叩くだけで刻印することができます。1.5mmサイズのスタンプや模様が細かいデザインスタンプを使用する場合は、 "ソフト"パーツがおすすめ。

真鍮や銅は、より強い力でしっかりとハンマーで叩く必要があります。一方、柔らかい素材に比べると、ひっかき傷などが付きにくい特徴があります。