全国の絵本屋さん3000人が選んだ
「今年もっともおすすめしたい絵本」を決定する
MOE絵本屋さん大賞。
柴田ケイコ(作)
ヤギのおばあさんの頼みで、パンを届けにでかけたパンどろぼう。
なかなかたどりつかずうなだれる横を、一台の車がとおりすぎますが―――。
ほかほかのパンとほかほかの思いをのせて、「ほっかほっカー」が走りだす!
ヨシタケシンスケ(作)
キノベス!キッズ2024 第1位!
発売たちまち18万部突破
「王様のブランチ」(TBS)、「新・美の巨人たち」にて紹介、反響続々!!
身もふたもない言葉の中にだけ、
希望を見出せるときもある。
ヨシタケシンスケが描く
「人は何のために生きてるの?」の3つのお話。
『メメンとモリとちいさいおさら』
メメンが作ったお皿を割ってしまったモリ。
「世界にひとつしかないお皿なのに…」といつまでもクヨクヨしているモリに、
メメンは「大丈夫よ、また作ればいいんだから」と励まします。
『メメンとモリときたないゆきだるま』
夜のうちに降った雪。メメンとモリは次の日の晴れた朝、張り切ってゆきだるまをつくりました。
でも雪は足りず、晴れて溶けかかり、できあがってゆきだるまは想像していたものと違いました。
複雑な顔をしてゆきだるまを見つめるメメンとモリ。
でもゆきだるまは、そんなふたりの顔を冷静に見ていたのです。
『メメンとモリとつまんないえいが』
つまらない映画を見てしまったメメンとモリ。「時間を損しちゃったね」と話しているうちに、
モリは「みんなは楽しいことをしているのに、ぼくだけ損をしているみたい」と思いはじめます。
そんなモリにメメンは「いきものはべつに楽しむために生きているわけじゃないからね」と言うのですが…。
柴田ケイコ(作)
くまのクーさんがてにいれた、ふしぎなフライパンの「フライパンダ」。
なかにはちいさなパンダの「おさじ」がはいっていて…。
おさじがとどける、ふしぎでたのしいパンダどうぐのおはなし。
キム・サングン(文・絵) すんみ(訳)
読んでいる間も、本を閉じた後も、豊かな気持ちになる、真夜中の物語。眠れなくて不安な夜。ひとりで夜空をながめていたら、眠れないおともだちがどんどんあつまってきて…。
『ホワイト・レイブンズ』選定。韓国の新進絵本作家の最新作!対象年齢:3歳から。
たてのひろし(作) なかの真実(絵)
◎◎ 子どもから大人まで響く、珠玉の絵本 ◎◎
●注目の作家・舘野鴻と、細密画家の新生・なかの真実が紡ぐ、
心あたたまるファンタジー。
●環境が違っても、互いに歩み寄ることができる。
ねことことり、それぞれの視点から見える、幸せの価値とは?
●日々の営み、共生、命の循環を、
美しい細密画でドラマチックに描きます。
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ねこの しごとは、こぶしの 木のこえだを たばねることです。
あるあさ、ねこが しごとを しようとすると、
まどに ことりが とまりました。
「……おねがいがあります。
そこにある こえだを、すこし わけて もらえないでしょうか?」
いまにも なきだしそうな ことりをみて、ねこは
いちにち いっほんずつ、こえだを あげることにして……。
特別な枝を求めて、猫のもとへやってきた小鳥。
異なる環境のなかで、密接に交わり合うふたり――
互いに歩み寄る思い、幸せの価値を描く珠玉のファンタジー。
ヨシタケシンスケ(作)
いろんなことをちずにしてみると、わかることがたくさんある。じぶんがいまどこにいるのか、とかなにがいちばんだいじなのか、とかこのあとどうしたいのか、とか。
わたしにもあなたにも、あたらしい地図が必要だから。
ヨシタケシンスケ流世界と自分のつかまえかた。
juno(作)
1匹の子やぎが散歩に出かけると、ちょうちょがついてきました。
とっとことっとこ走り出した子やぎは、切り株を見つけると「ぴょん」と飛び越えます。
「じょうず」とちょうちょにほめられた子やぎは嬉しそう。ふたたび、とっとことっとこ走り出すと、今度は大きな石。また「ぴょーん」と飛び越えます。
するとハリネズミが「すごい」とほめてくれます。
ふわふわの毛並みの子やぎや、色とりどりの植物を、刺繍で表現した絵本です。
【特別ふろく】
・ヒグチユウコ カレンダー2024【巻頭大特集】
・第16回MOE絵本屋さん大賞2023・印象派の誕生から150年 2024年はモネを楽しむ
・tupera tupera20周年 絵本の新たな発想とカタチ
・出久根育 チェコでの暮らしと創作のこと…ほか