海をあげる上間陽子(著)
おびやかされる、沖縄での美しく優しい生活。幼い娘を抱えながら、理不尽な暴力に直面してなおその目の光を失わない著者の姿は、連載中から大きな反響を呼んだ。
ベストセラー『裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち』から3年、身体に残った言葉を聞きとるようにして書かれた初めてのエッセイ集。
あの夏の正解
境界を旅する早見和真 (著)
「このまま終わっちゃうの?」
2020年、愛媛県の済美と石川県の星稜、強豪2校に密着した元高校球児の作家は、彼らに向き合い、“甲子園のない夏”の意味を問い続けた。退部の意思を打ち明けた3年生、迷いを正直に吐露する監督…。
パンデミックに翻弄され、挑戦することさえ許されなかったすべての人に捧げる「あの夏」の物語。
海をあげる上間陽子 (著)
おびやかされる、沖縄での美しく優しい生活。幼い娘を抱えながら、理不尽な暴力に直面してなおその目の光を失わない著者の姿は、連載中から大きな反響を呼んだ。
ベストセラー『裸足で逃げる 沖縄の夜の街の少女たち』から3年、身体に残った言葉を聞きとるようにして書かれた初めてのエッセイ集。
キツネ目 グリコ森永事件全真相岩瀬達哉(著)
拉致された青年、被害企業の経営陣らに刻まれた犯人の姿と声「犯罪はスポーツや」足かけ12年の圧倒的な取材。
小説を超えた、「真実」だけが持つ迫力。
ゼロエフ古川日出男(著)
東日本大震災の被災地を歩き、見たルポルタージュ。
福島のシイタケ生産業者の家に生まれ育った著者が故郷に全身で向き合った。
あの日から10年、小説家が肉体と思考で挑む初のノンフィクション。
デス・ゾーン 栗城史多のエベレスト劇場河野啓(著)
クラスター対策に「3密」回避。
未知の新型コロナウイルスに日本では独自の対策がとられたが、その指針を示した「専門家会議」ではどんな議論がなされていたのか?
注目を集めた度々の記者会見、自粛要請に高まる批判、そして初めての緊急事態宣言…。
組織廃止までの約五カ月、専門家たちの議論と葛藤を、政権や行政も含め関係者の証言で描く迫真のノンフィクション。
ワイルドサイドをほっつき歩け
ハマータウンのおっさんたち河合香織 (著)
EU離脱、競争激化社会、緊縮財政などの大問題に立ち上がり、人生という長い旅路を行く中高年への祝福に満ちたエッセイ21編。
第2章は、現代英国の世代、階級、酒事情についての著者解説編。
2020年 ノンフィクション本大賞
エンド・オブ・ライフ佐々涼子(著)
「死ぬ前に家族と潮干狩りに行きたい…」患者の最期の望みを献身的に叶えていく医師と看護師たち。
最期を迎える人と、そこに寄り添う人たちの姿を通して、終末期のあり方を考えるノンフィクション。
2019年 ノンフィクション本大賞
ぼくはイエローでホワイトで、ちょっとブルーブレイディ みかこ (著)
大人の凝り固まった常識を、子どもたちは軽く飛び越えていく。
世界の縮図のような「元・底辺中学校」での日常を描く、落涙必至のノンフィクション。
2018年 ノンフィクション本大賞
極夜行角幡唯介 (著)
ひとり極夜を旅して、四ヵ月ぶりに太陽を見た。まったく、すべてが想定外だった―。
太陽が昇らない冬の北極を、一頭の犬とともに命懸けで体感した探検家の記録。