CBDオイルと生体利用効率

CBDオイルと生体利用効率

CBDオイルと生体利用効率

CBDの摂取方法としては、口から飲む方法(経口投与)の他に、吸入、口内浸透など、さまざまな経路から摂取できますが、それぞれ、利用の効率や効果が表れるまでの時間が異なります。

どのようなCBDの摂取方法が自分に合っているのかを考えるヒントにするために、CBDの利用効率について検討してみましょう。

■ もくじ
1. CBDオイルをどのくらい摂取すればよいのでしょうか?

CBDオイルなどのサプリメントや栄養素は、投与した場所から吸収されて血流に入ることで、効果を持つことが出来ます。摂取したCBDのどのくらいが血流に入り、生理活性を持つのかを示したものが、生体利用効率(バイオアベイラビリティ)です。一般的に、静脈注射の場合は、生体利用効率は100%になりますが、例えば、経口でCBDを摂取した場合は、すべてが消化管から吸収されるわけではないため、摂取量は、生体利用効率を考慮して決める必要があります。

2. 経口摂取

CBDの最も一般的で手軽な摂取方法は経口摂取です。オイルをそのまま飲用したり、カプセルとして服用したりできるほか、チョコレートやクッキーなどの食品に添加したものを利用することもできます。

一般的に口から摂取した食べ物は、消化管内で消化されて吸収されます。その後、血流に入り、体内をめぐる前に肝臓を通過します。肝臓には、さまざまな代謝酵素が含まれており、有害な物質などを分解して、体に前に悪影響を及ぼさないようにします。CBDも同様に、吸収されたのち肝臓を通過しますが、そこで、CYP450混合機能オキシダーゼの作用を受けて、生理活性のほとんどない異なる物質に代謝されてしまいます。これを、初回通過効果と言います。そのため、CBDを経口で摂取した場合は、生体利用効率は低くなります。

また、CBDは疎水性で水との親和性が低いため、消化管での吸収率も高くありません。
経口摂取したCBDの生体利用効率を高めるためには、肝臓を通過する初回通過効果を回避することが重要ですが、研究の結果、長鎖のトリグリセリドと同時にCBDを摂取することで、リンパ系を介して吸収され、肝臓を通過しないために、生体利用効率を高めることができることが示唆されています。

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3. 気化した場合の摂取について

CBDオイルはヴェポライザーを用いて吸入することもできます。ヴェポライザーを用いた吸入は、オイルに含まれるCBDなどの生理活性物質を加熱することで気化させて、肺の中で直接血管に吸収されます。肺は吸収する面積も大きく、吸収効率も高い上に、CBDが直接血管内に入り込んで、体内をめぐるため、経口摂取よりも生体利用効率が高いとされています。いくつかの研究の結果には幅があるものの、経口では、生体利用効率が6%~15%であるのに対し、吸引によるものは30%~40%であるという報告があります。
また、吸引による摂取は、経口摂取と比べて、効果の持続時間が短いものの、効果が表れるまでの時間が短いことが明らかになっています。

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4. 口内投与

口内投与は、CBDを口内に保ち、口腔粘膜から吸収させる方法です。CBDオイルを口内に垂らす方法の他に、スプレー式などの製品があります。口内には毛細血管がたくさんあり、消化管を通らずに口腔粘膜から直接吸収されるために、肝臓を通過せず、初回通過代謝を回避することが出来ます。そのため、飲用するよりも生体利用効率は高く、約35%であるとされています。
このことによりCBDオイルは口内摂取をおすすめしています。

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5. あなたにあった摂取方法は?

これまでにご紹介したように、CBDオイルの摂取方法には、さまざまなものがあり、それぞれで、効果の表れ方や生体利用効率が異なります。また、効果の表れ方には個人差も大きく、各自が、ご自身の身体に合わせて摂取方法や摂取量を変えていかなければなりません。
例えば吸引や口内投与によるCBD摂取は、生体利用効率が比較的高く、効果が表れるのも早いために、世界各国でポピュラーな摂取方法となります。効果がすぐに現れるために、効き目を確認しながら、自分に適した摂取量を決めることもできます。

一方、経口摂取は、効果が表れるまでに時間はかかりますが、その分、効果が長時間持続するという特徴があります。そのため、継続的な作用を必要とする方に適しています。
また、経口摂取の場合は、特別な道具も必要なく手軽に摂取することができますが、独特の味が苦手な人もいます。

CBDオイルは毎日摂取することが一番重要なことなので、味が苦手な方は無理して摂取するよりは、エンドカ社のカプセルタイプのCBDオイルをおすすめします。

実際に試してみて、自分に最も合う摂取方法を考えてみて下さい。
もちろん、専門スタッフにも手軽に聞くこともできるため、お気軽にサポートセンターまでお問い合わせください。