車好きな方は、愛車の内外装のかっこよさももちろん重視されると思いますが、その車の真価が問われるのは、やはり、“走り”ではないでしょうか。 その走りに影響するのが、【タイヤ】となります。好きな車に乗って、最高級なタイヤを装着しても、思うような走りを実現することができなくてお悩みのお客様に、私たちバーデンは究極のタイヤ交換&ホイールバランス手法【ユニフォミティマッチング】というサービスをご提供しております。

お客様のカーライフを全力で楽しんでいただきたい、車が大好きな私たちだからこそ、みなさんの車への思い・願いを実現できるこだわりの技術をご提供できます。
車の走りにお悩みの方は、ぜひこのサービスをご利用ください。私たちが全力でサポートいたします!

メニュー

ユニフォミティマッチングとは

ユニフォミティマッチングとは、タイヤとホイールのユニフォミティを測定して、最適な位置で組み合わせて真円に近づける手法です。 簡単に言えば、ホイールの凹とタイヤの凸を組み合わせてよりまんまるにする事です。 (RFV最小化組付け)タイヤ交換時のバランス調整とは重量の不均一を調整しますが、重量のバランスが取れている=真円ではありません。 

例えば三角形のタイヤが有ったとして、重量のバランスは取れますが、走行すれば振動が発生します。 同じようにホイールにも同様の事が言えます。

重要な事は、重量バランスではなく、荷重された(走行状態に近い)状態でより真円に近づける事を重視しています。(重量のアンバランスはバランスウエイトで修正出来ますが、真円(ユニフォミティ)は後から調整不可能)ユニフォミティが良好なタイヤホイールは200km/h以上の速度でもステアリングの振動は皆無で路面に吸いつくように走ります。ステアリングが落ち着かない場合等はユニフォミティの狂いが原因の可能性が有ります。

タイヤユニフォミティとは

(1)ユニフォミティとは、均一性を指します。タイヤのユニフォミティとは広義には次の3つの事を指します。 
①重量の均一性
 
重量的なアンバランスを指します。タイヤはゴムと金属等を張り合わせた物なので重い所と軽い所が出来てしまいます。タイヤ交換時にホイールバランサーで測定してバランスウエイト(錘)を装着する事でアンバランスを修正します。 タイヤに黄色いマーク(軽点)がついている場合はその場所が重量的に一番軽い部分です。

②寸法の均一性 

無負荷状態のタイヤの真円度を指します。昔は2分割の金型で鯛焼のように製造していましたが、現在は8分割以上の金型を使用する場合が多く見た目上の真円度はかなり良くなりました。大昔はでこぼこを削って真円に近づけていました。 

③剛性の均一性 

タイヤは金属やゴム等を張り合わせて出来ているので、場所により剛性のアンバランスが出来ます。簡単に言うと硬い部分と柔らかい部分が出来てしまいます。この剛性のアンバランスを狭義のユニフォミティと言います。バーデンでも剛性のアンバランスの事をユニフォミティと表現しています。 

(2)剛性の均一性(以下ユニフォミティ)には、主に3つの力の変動力(フォースバリエーション(FV))が有ります。 測定方法はリム組したタイヤに一定の荷重を掛けて回転ドラムに押し当ててタイヤに発生する変動力を測定します。 
①ラジアルフォースバリエーション(RFV)

タイヤの径方向の変動力(主に振動の原因となります)タイヤに赤色のマークがついている場合はその場所がRFV1次ピークです。

②ラテラルフォースバリエーション(LFV)

タイヤの幅方向の変動力 (主に車体が左(右)に流れます)

③トラクティブフォースバリエーション(TFV)

タイヤの接線方向の変動力(主にRFVと関係して振動の原因となります)

(3)ラテラルフォースバリエーション(LFV)は、主に次の2つの力(残留コーナーリングフォース(RCF))に分けられます。 
①プライステア(プライステア残留コーナーリングフォース(PRCF))

主にタイヤの骨格であるスチールベルトの向きや角度、トレッドパターンで発生します。特徴はタイヤを前後左右裏表に入れ替えても同一方向に流れます。(回転方向により反転)
メーカーにより右側通行用と左側通行用でベルトの向きを変えて路面カントに対応しています。

②コニシティ(コニシティ残留コーナーリングフォース(CRCF))

主にサイドウォールの剛性のアンバランスやベルトの位置ずれで発生します。特徴は左右をインアウト入れ替えずに付け替えると反対方向になります。(回転方向に関わらず同一方向)

タイヤとホイール

タイヤについて
みなさんはタイヤの作り方をご存知でしょうか?
タイヤは、原料を混ぜて練って、ワイヤーや繊維を織ってゴムでコーティングをして各部材を組み立てて行きます。基本的に組立は人間が手作業で行っています。(一部自動化ラインやC3M等の特殊な製法も存在します) 最後に型に入れてブラダーと言われる風船みたいな物を利用して高温の蒸気で内側から金型に押し付けながら蒸し(加硫)て出来上がりです。

ゴムの成分や、加硫時の温度や組み立て時の僅かな違いがユニフォミティの違いとなって現れます。
例えると、精密なたい焼きの様な物だと考えてもらえば個体差が有るのも理解できると思います。
ですのでタイヤメーカーは基本的に全数ユニフォミティ検査を実施していますが、メーカーやブランド使用目的等により上限値が異なります。
この事が、性能や価格に極めて密接に関係するのですが、上限値は公開されていない場合が多いです。

最近は、一部特殊な製法が出てきており、弊社でもユニフォミティを測定した結果、ミシュランのC3M製法とダンロップのNEO-T01製法は真円度が高いのでおすすめです。

もう一つあまり知られていませんが、プライステアによりタイヤには、左側通行用と右側通行用が存在します。
左側通行用のタイヤは、タイヤ自身が右に行こうとする力を持っています。当然右側通行用のタイヤは左に行こうとしますので、輸入車や、逆輸入タイヤ、仕向地が右側通行のタイヤはご注意ください。
ホイールについて
ホイールは、材質や製造方法、組み立て方によりさまざまな物が有りますが、 重要なのは、ビードシート部の精度、ハブ径、インセットです。

精度としてはビードシートが切削された1P(ピース)ホイールがベストです。 2P(スチールホイール含む)や3Pホイールはどうしても精度が出にくいです。
ハブ径は、ハブセントリックがベストです。ハブリングではどうしても嵌合誤差が2倍になります。
インセットについては、純正のスクラブ半径(キングピンオフセット)が変わらないサイズがベストです。 スクラブ半径の変更(特に増大)は、ジャイロスコピックプリセッション効果によりシミー発生の要因になります。
タイヤとホイールの組み立て方
タイヤとホイールの組み立て方で真円度が大きく変わることが有ります。
バーデンでは、振動問題でお悩みのお車を数多く診断してきましたが、組み立て不良の場合が少なくありません。 特にミシュランタイヤはビードとホイールの嵌合が癖があり、難しいです。
ユニフォミティマッチングでは、企業秘密の秘密の技を使用して嵌合精度を高めています。 組み立て方だけでRFVが半分以下になることもあります。
車両への取付方
車両への取付も重要な作業となります。いくら真円度の高いタイヤホイールであっても車両への取付が正確でないと意味がありません。
ハブ面の清掃やグリスアップを実施後RFV1次ピークを上死点にして装着することにより走行時の真円度をさらに高めます。

上質な走りを実現

このような症状のオーナー様に
・官能評価の高いオーナー様でタイヤの重要性が分かる方
・ステアリングのブレやシミーでお困りの方
・車体振動でお困りの方
・車両の横流れでお困りの方

特にタイヤやホイールを交換した後に症状が出た場合原因はほぼタイヤホイールです。他の部分を修正する前に、現状を測定診断することで、原因の切り分けがしやすくなります。

車両の性能を極限まで高める

こだわりの作業内容
ユニフォミティマッチングは、アメリカ ハンター社製のGSP9700を使用してユニフォミティを測定します。 タイヤチェンジャーはイタリア製SICE S300 レバーレスタイヤチェンジャーを使用して、タイヤ脱着、位相合わせを行います。
タイヤ1本につき約1時間以上にも及ぶ精密な測定・マッチング作業となります。非常に手間のかかる作業になるため、すべての作業を合わせると、約4~5時間程度の大がかりなものとなります。

GSP9700という最高の機械を使用することはもちろん、バランス調整時には当店のマル秘の作業を施すことにより、他店とは圧倒的に違う仕上がりを実現しています。
弊社以外にもさまざまなタイヤ交換やホイールバランス手法がございますが、RFV最小化を目的としている所はほとんどありません。バランスウエイトの最小化や、無負荷時(バランサー上の空転)の真円度向上はあまり意味が有りません。
GSP9700等のユニフォーミティテスターを使用せずに”ユニフォミティマッチング=RFV最小化”は不可能ですので、お間違いの無い様にお願いします。

あまり知られていませんが自動車メーカーは全数タイヤホイール組み立て時のRFVを測定していますし、一部のスーパーカーメーカーはタイヤ交換時のRFV上限値も公開しています。
自動車メーカーが重要視しているユニフォミティですが、タイヤ交換時のアフターマーケットでは殆ど知られていないのが現状なのです。タイヤの性能を100%引き出し、車両の性能を極限まで高めるにはユニフォミティマッチングは必須と考えています。

作業工程 1

HUNTER GSP9700にホイールをセットします。 
センターコーンではなく、ハブフィットとフランジプレートを使用して、車両に装着した状態を再現して装着します。

作業工程 2

ホイールのビードシート部の縦横の誤差を0.01mm単位で計測します。
インナー、アウター共に測定します。

作業工程 3

計測結果です。
ラジアル(縦)方向は0.05~0.11mm、
ラテラル(横)方向は0.03~0.07mmの歪みです。数値としては良好です。ラジアル方向の振れが0.5mm以下なら可です。

作業工程 4

測定結果からホイールの一番凹んでいる部分にマーキングします。
※実際はインナーとアウターのローポイントの位置を考慮して決定します。純正で白や青の点がついている場合が
ありますが、こちらはインナーとアウターの平均ローポイントですので、いまひとつ正確性に欠けます。

作業工程 5

ホイールにタイヤを組み込んでユニフォミティ(RFV)を測定します。ローラーでタイヤに荷重を掛けて測定します。荷重を掛ける事により実際の走行状態に近づけます。

作業工程 6

タイヤ単体のRFV(縦方向の剛性のばらつき)が35N(ニュートン)でホイールに組付けた状態で30Nでした。
乗用車用タイヤでは80N以下が許容範囲ですが、足廻りの敏感な車両(特に輸入車)や高速走行をする車両は40N以下が理想です。

作業工程 7

タイヤの凸部(剛性が高い所)にマーキングします。
ホイールのマーキングは右に約90度の位置に有ります。

作業工程 8

一旦タイヤを脱着してホイールのマーキングとタイヤのマーキングを合わせて組み付けます。嵌合精度を高めるために弊社独自の秘密の技を駆使します。

作業工程 9

再度バランサーにて測定します。タイヤホイールアッセンブリーのRFVが30Nから25Nに低減しました。

作業工程 10

プロットで見ると位相合わせが良く分かります。
青い線がホイールの振れで、茶色の線がタイヤの振れです。お互いが打ち消すように組み付けているのが良く分かります。

作業工程 11

RFV最小化の次は重量バランスを測定します。
インナー21gです。

作業工程 12

バランスウエイトを貼り付けます。

作業工程 13

確認のためもう一度測定します。すると3gアンバランスが出ました。 通常は5g以下は切り捨てになりますがユニフォミティマッチングの場合は1g単位まで合わせます。

作業工程 14

こちらが1g単位のウエイトです。

作業工程 15

3gを切り取って貼り付けます。

作業工程 16

重量バランスが0gになりました。
上記の作業を4本繰り返して完成です。

非常に手間暇が掛りますので作業時間は5~6時間程度です。(作業は予約をお願いいたします)
振動問題で諦めていた方はぜひ一度お試しください。
タイヤが転がるという事がどのような事か体感できますよ。 

続々更新中!実際の作業事業例を詳しくご紹介しております。

弊社では実際の作業事例をブログにて詳しくご紹介しております。
バランス不良にお悩みのお客様・業者様からご依頼いただいた実際の作業を、写真・動画で詳しく解説いたしておりますので、ぜひご覧ください。

詳細は当店へお問い合わせください。

詳しくはこちらへお問い合わせください
カーパーツ・アクセサリー専門店
車好きな方は、愛車の内外装のかっこよさももちろん重視されると思いますが、その車の真価が問われるのは、やはり、“走り”ではないでしょうか。 その走りに影響するのが、【タイヤ】となります。好きな車に乗って、最高級なタイヤを装着しても、思うような走りを実現することができなくてお悩みのお客様に、私たちバーデンは究極のタイヤ交換&ホイールバランス手法【ユニフォミティマッチング】というサービスをご提供しております。

お客様のカーライフを全力で楽しんでいただきたい、車が大好きな私たちだからこそ、みなさんの車への思い・願いを実現できるこだわりの技術をご提供できます。
車の走りにお悩みの方は、ぜひこのサービスをご利用ください。私たちが全力でサポートいたします!

メニュー

ユニフォミティマッチングとは

ユニフォミティマッチングとは、タイヤとホイールのユニフォミティを測定して、最適な位置で組み合わせて真円に近づける手法です。 簡単に言えば、ホイールの凹とタイヤの凸を組み合わせてよりまんまるにする事です。 (RFV最小化組付け)タイヤ交換時のバランス調整とは重量の不均一を調整しますが、重量のバランスが取れている=真円ではありません。 

例えば三角形のタイヤが有ったとして、重量のバランスは取れますが、走行すれば振動が発生します。 同じようにホイールにも同様の事が言えます。

重要な事は、重量バランスではなく、荷重された(走行状態に近い)状態でより真円に近づける事を重視しています。(重量のアンバランスはバランスウエイトで修正出来ますが、真円(ユニフォミティ)は後から調整不可能)ユニフォミティが良好なタイヤホイールは200km/h以上の速度でもステアリングの振動は皆無で路面に吸いつくように走ります。ステアリングが落ち着かない場合等はユニフォミティの狂いが原因の可能性が有ります。

タイヤユニフォミティとは

(1)ユニフォミティとは、均一性を指します。タイヤのユニフォミティとは広義には次の3つの事を指します。 
①重量の均一性
 
重量的なアンバランスを指します。タイヤはゴムと金属等を張り合わせた物なので重い所と軽い所が出来てしまいます。タイヤ交換時にホイールバランサーで測定してバランスウエイト(錘)を装着する事でアンバランスを修正します。 タイヤに黄色いマーク(軽点)がついている場合はその場所が重量的に一番軽い部分です。

②寸法の均一性 

無負荷状態のタイヤの真円度を指します。昔は2分割の金型で鯛焼のように製造していましたが、現在は8分割以上の金型を使用する場合が多く見た目上の真円度はかなり良くなりました。大昔はでこぼこを削って真円に近づけていました。 

③剛性の均一性 

タイヤは金属やゴム等を張り合わせて出来ているので、場所により剛性のアンバランスが出来ます。簡単に言うと硬い部分と柔らかい部分が出来てしまいます。この剛性のアンバランスを狭義のユニフォミティと言います。バーデンでも剛性のアンバランスの事をユニフォミティと表現しています。 

(2)剛性の均一性(以下ユニフォミティ)には、主に3つの力の変動力(フォースバリエーション(FV))が有ります。 測定方法はリム組したタイヤに一定の荷重を掛けて回転ドラムに押し当ててタイヤに発生する変動力を測定します。 
①ラジアルフォースバリエーション(RFV)

タイヤの径方向の変動力(主に振動の原因となります)タイヤに赤色のマークがついている場合はその場所がRFV1次ピークです。

②ラテラルフォースバリエーション(LFV)

        タイヤの幅方向の変動力 (主に車体が左(右)に流れます)

③トラクティブフォースバリエーション(TFV)

タイヤの接線方向の変動力(主にRFVと関係して振動の原因となります)

(3)ラテラルフォースバリエーション(LFV)は、主に次の2つの力(残留コーナーリングフォース(RCF))に分けられます。 
①プライステア(プライステア残留コーナーリングフォース(PRCF))

主にタイヤの骨格であるスチールベルトの向きや角度、トレッドパターンで発生します。特徴はタイヤを前後左右裏表に入れ替えても同一方向に流れます。(回転方向により反転)

②コニシティ(コニシティ残留コーナーリングフォース(CRCF))

主にサイドウォールの剛性のアンバランスやベルトの位置ずれで発生します。特徴は左右をインアウト入れ替えずに付け替えると反対方向になります。(回転方向に関わらず同一方向)

タイヤとホイール

タイヤについて
みなさんはタイヤの作り方をご存知でしょうか?
タイヤは、原料を混ぜて練って、ワイヤーや繊維を織ってゴムでコーティングをして各部材を組み立てて行きます。基本的に組立は人間が手作業で行っています。(一部自動化ラインやC3M等の特殊な製法も存在します) 最後に型に入れてブラダーと言われる風船みたいな物を利用して高温の蒸気で内側から金型に押し付けながら蒸し(加硫)て出来上がりです。

ゴムの成分や、加硫時の温度や組み立て時の僅かな違いがユニフォミティの違いとなって現れます。
例えると、精密なたい焼きの様な物だと考えてもらえば個体差が有るのも理解できると思います。
ですのでタイヤメーカーは基本的に全数ユニフォミティ検査を実施していますが、メーカーやブランド使用目的等により上限値が異なります。
この事が、性能や価格に極めて密接に関係するのですが、上限値は公開されていない場合が多いです。

最近は、一部特殊な製法が出てきており、弊社でもユニフォミティを測定した結果、ミシュランのC3M製法とダンロップのNEO-T01製法は真円度が高いのでおすすめです。         もう一つあまり知られていませんが、プライステアによりタイヤには、左側通行用と右側通行用が存在します。         左側通行用のタイヤは、タイヤ自身が右に行こうとする力を持っています。当然右側通行用のタイヤは左に行こうとしますので、輸入車や、逆輸入タイヤ、仕向地が右側通行のタイヤはご注意ください。
ホイールについて
ホイールは、材質や製造方法、組み立て方によりさまざまな物が有りますが、 重要なのは、ビードシート部の精度、ハブ径、インセットです。

精度としてはビードシートが切削された1P(ピース)ホイールがベストです。 2P(スチールホイール含む)や3Pホイールはどうしても精度が出にくいです。
ハブ径は、ハブセントリックがベストです。ハブリングではどうしても嵌合誤差が2倍になります。
インセットについては、純正のスクラブ半径(キングピンオフセット)が変わらないサイズがベストです。 スクラブ半径の変更(特に増大)は、ジャイロスコピックプリセッション効果によりシミー発生の要因になります。
タイヤとホイールの組み立て方
タイヤとホイールの組み立て方で真円度が大きく変わることが有ります。
バーデンでは、振動問題でお悩みのお車を数多く診断してきましたが、組み立て不良の場合が少なくありません。 特にミシュランタイヤはビードとホイールの嵌合が癖があり、正確に組み立てるのは難しいです。
ユニフォミティマッチングでは、企業秘密の秘密の技を使用して嵌合精度を高めています。 組み立て方だけでRFVが半分以下になることもあります。
車両への取付方
車両への取付も重要な作業となります。いくら真円度の高いタイヤホイールであっても車両への取付が正確でないと意味がありません。
ハブ面の清掃やグリスアップを実施後RFV1次ピークを上死点にして装着することにより走行時の真円度をさらに高めます。

上質な走りを実現

このような症状のオーナー様に
・官能評価の高いオーナー様でタイヤの重要性が分かる方
・ステアリングのブレやシミーでお困りの方
・車体振動でお困りの方
・車両の横流れでお困りの方

特にタイヤやホイールを交換した後に症状が出た場合原因はほぼタイヤホイールです。他の部分を修正する前に、現状を測定診断することで、原因の切り分けがしやすくなります。

車両の性能を極限まで高める

こだわりの作業内容
ユニフォミティマッチングは、アメリカ ハンター社製のGSP9700を使用してユニフォミティを測定します。 タイヤチェンジャーはイタリア製SICE S300 レバーレスタイヤチェンジャーを使用して、タイヤ脱着、位相合わせを行います。
タイヤ1本につき約1時間以上にも及ぶ精密な測定・マッチング作業となります。非常に手間のかかる作業になるため、すべての作業を合わせると、約4~5時間程度の大がかりなものとなります。

GSP9700という最高の機械を使用することはもちろん、バランス調整時には当店のマル秘の作業を施すことにより、他店とは圧倒的に違う仕上がりを実現しています。
弊社以外にもさまざまなタイヤ交換やホイールバランス手法がございますが、RFV最小化を目的としている所はほとんどありません。バランスウエイトの最小化や、無負荷時(バランサー上の空転)の真円度向上はあまり意味が有りません。
GSP9700等のユニフォーミティテスターを使用しない名ばかりの”ユニフォミティマッチング”は真の真円度追求には程遠いのでご注意ください。

あまり知られていませんが自動車メーカーは全数タイヤホイール組み立て時のRFVを測定していますし、一部のスーパーカーメーカーはタイヤ交換時のRFV上限値も公開しています。
自動車メーカーが重要視しているユニフォミティですが、タイヤ交換時のアフターマーケットでは殆ど知られていないのが現状なのです。タイヤの性能を100%引き出し、車両の性能を極限まで高めるにはユニフォミティマッチングは必須と考えています。
実際の作業工程

作業工程 1

HUNTER GSP9700にホイールをセットします。 
センターコーンではなく、ハブフィットとフランジプレートを使用して、車両に装着した状態を再現して装着します。

作業工程 2

ホイールのビードシート部の縦横の誤差を0.01mm単位で計測します。 インナー、アウター共に測定します。

作業工程 3

計測結果です。
ラジアル(縦)方向は0.05~0.11mm、
ラテラル(横)方向は0.03~0.07mmの歪みです。数値としては良好です。ラジアル方向の振れが0.5mm以下なら可です。

作業工程 4

測定結果からホイールの一番凹んでいる部分にマーキングします。
※実際はインナーとアウターのローポイントの位置を考えて決定します。
純正に白や青のマークがついている場合が有りますがこちらはインナーとアウターの平均ローポイントですので弊社のローポイントとは考え方が違います。

 

作業工程 5

ホイールにタイヤを組み込んでユニフォミティ(RFV)を測定します。ローラーでタイヤに荷重を掛けて測定します。荷重を掛ける事により実際の走行状態に近づけます。

作業工程 6

タイヤ単体のRFV(縦方向の剛性のばらつき)が35N(ニュートン)でホイールに組付けた状態で30Nでした。
乗用車用タイヤでは80N以下が許容範囲ですが、足廻りの敏感な車両(特に輸入車)や高速走行をする車両は40N以下が理想です。

作業工程 7

タイヤの凸部(剛性が高い所)にマーキングします。
ホイールのマーキングは右に約90度の位置に有ります。

作業工程 8

一旦タイヤを脱着してホイールのマーキングとタイヤのマーキングを合わせて組み付けます。嵌合精度を高めるために弊社独自の秘密の技を駆使します。

作業工程 9

再度バランサーにて測定します。タイヤホイールアッセンブリーのRFVが30Nから25Nに低減しました。

作業工程 10

プロットで見ると位相合わせが良く分かります。
青い線がホイールの振れで、茶色の線がタイヤの振れです。お互いが打ち消すように組み付けているのが良く分かります。

作業工程 11

RFV最小化の次は重量バランスを測定します。
インナー21gです。

作業工程 12

バランスウエイトを貼り付けます。

作業工程 13

確認のためもう一度測定します。すると3gアンバランスが出ました。 通常は5g以下は切り捨てになりますがユニフォミティマッチングの場合は1g単位まで合わせます。

作業工程 14

こちらが1g単位のウエイトです。

作業工程 15

3gを切り取って貼り付けます。

作業工程 16

重量バランスが0gになりました。
上記の作業を4本繰り返して完成です。

非常に手間暇が掛りますので作業時間は5~6時間程度です。(作業は予約をお願いいたします)
振動問題で諦めていた方はぜひ一度お試しください。
タイヤが転がるという事がどのような事か体感できますよ。 

ブログで作業事業例を続々更新中!

弊社では実際の作業事例をブログにて詳しくご紹介しております。
バランス不良にお悩みのお客様・業者様からご依頼いただいた実際の作業を、写真・動画で詳しく解説いたしておりますので、ぜひご覧ください。

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