安定した水温は生物の健康維持につながる
冷却方式による特長と比較
使用環境によって冷却能力が異なります。飼育生物に対して、水槽の大きさに対して、また設置スペースやコストに合わせてetc...。それぞれの特長や利点に合わせてクーラーや冷却ファンを使い分ける必要があります。
下記の図は、冷却するためのランニングコストと冷却能力を簡略化して表したものです。
下記の図は、冷却するためのランニングコストと冷却能力を簡略化して表したものです。
各冷却方式
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取付け簡単の気化熱冷却装置「冷却ファン」
飼育水の蒸発を利用し、冷却する方式。
ローコスト&省エネで大変リーズナブル。
ただし、外気温に影響を受けやすい。 -
ポイント冷却に便利なクーラー「ヒートシンク・風冷式」
発熱した温度を熱伝導性の高い金属に放熱し、ファンを回転させ冷却させる。
※現在取り扱い無し -
25℃前後をキープ、小型水槽向け「ペルチェ式クーラー」
電流の大きさや方向を操作することで、発熱・片方を冷却するというペルチェ効果を利用した冷却方式。
静かだか冷却能力は小規模 -
最も高機能で安定した水温管理!「チラー式冷媒クーラー」
環境にやさしい特定のフロンガスを冷媒として循環させ液温を変化させる。
安定した温度管理が可能で、大容量水槽にも適している。
クーラーと電力の関係
クーラーの機能とパフォーマンスを知れば、特に気になるのはやはりどのくらいの電気代で運転されるのか・・・。 環境や契約されている電力会社の単価によっても左右されますが、今回は「ZC-100」を例にとり、計算式をもとに1ヶ月当たりの金額を割り出してみました。
●「1日当たりの電気代」算出方法
消費電力(W)× 1日の運転時間 ÷ 1000 × 電気代単価(1kWあたりの単価)
例)ZC-100 50Hzの場合
1日当たりの電気代 → 95W×12時間÷1000×25円 = 28.5円
1ヶ月の電気代 → 28.5円×30日 = 855円
※環境やご契約内容により誤差があります。
●「1日当たりの電気代」算出方法
消費電力(W)× 1日の運転時間 ÷ 1000 × 電気代単価(1kWあたりの単価)
例)ZC-100 50Hzの場合
1日当たりの電気代 → 95W×12時間÷1000×25円 = 28.5円
1ヶ月の電気代 → 28.5円×30日 = 855円
※環境やご契約内容により誤差があります。
クーラーとポンプの関係
クーラーについて
クーラーが力を発揮するのは夏だけではありません。
クーラーを1台用意するだけで、オールシーズン水温調整に使用することができます。
秋、冬の温度管理にヒーターとクーラーを併用することで、最適な水温を作り出すことが可能です。
ビーシュリンプなどの水温変化の影響を受け易い生体を飼育されている方や海水水槽をお持ちの方はもちろんのこと、水草水槽をお持ちの方も是非お試しください。
クーラーを1台用意するだけで、オールシーズン水温調整に使用することができます。
秋、冬の温度管理にヒーターとクーラーを併用することで、最適な水温を作り出すことが可能です。
ビーシュリンプなどの水温変化の影響を受け易い生体を飼育されている方や海水水槽をお持ちの方はもちろんのこと、水草水槽をお持ちの方も是非お試しください。
おすすめクーラー
小型水槽向け(60cm以下)
対応水量100L以下
対応水量200L以下
対応水量300L以下
大型水槽向け(400L以上)
冷却ファンについて
機種にもよりますが、冷却ファンを使用することで2~3℃水温を下げることが可能です。クリップタイプが中心ですので、設置も容易なので、水槽サイズに応じて数台のファンを併用するのもおすすめです。
気をつけなければならないのは、冷却ファン用のサーモが必要になること。サーモを併用して、冷却ファンによる水の冷やしすぎを防いで下さい。
また、冷却ファンは気化熱の放射を利用して水温を下げていますので、冷却ファンを使用すると水槽の水の減りが激しくなります。水量には十分注意して下さい。
エアーポンプ等で水槽内の水を循環させ、水温の偏りを防ぐこともお忘れなく。
気をつけなければならないのは、冷却ファン用のサーモが必要になること。サーモを併用して、冷却ファンによる水の冷やしすぎを防いで下さい。
また、冷却ファンは気化熱の放射を利用して水温を下げていますので、冷却ファンを使用すると水槽の水の減りが激しくなります。水量には十分注意して下さい。
エアーポンプ等で水槽内の水を循環させ、水温の偏りを防ぐこともお忘れなく。
急激な水温の低下には、ヒーターを使って温めればよいのですが、夏の高すぎる水温は、生物にとって多大なダメージを与えてしまうので、生物たちにとっての適温に近づけるには、一時的に冷却する必要があります。
そこで登場するのが「クーラー」や「冷却ファン」です。
ともに最大の特長は、やはり「冷やす」ということ。
それぞれに長所があり、上昇する水温を食い止め適温へと導きます。
安定した水温を維持することにより、生物の長期飼育につながり、健康維持にもつながります。