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ラスボラの飼育方法・用品の選び方

ラスボラについて

名称:ラスボラ・ヘテロモルファ
学名:Trigonostigma Heteromorpha
分類:コイ目コイ科トリゴノスティグマ属
別名:トリゴノスティグマ・ヘテロモルファ
分布:タイ南部、マレーシア、インドネシア-スマトラ島
全長:最大50mm程度
生息水域:淡水(弱酸性~中性)
マレー半島からスマトラ島に生息するコイ科の小型熱帯魚です。
美しい体色と飼育のしやすさからポピュラーなグループです。

例えば、ヘテロモルファは古くから東南アジアの小型ラスボラの代名詞として親しまれ、オレンジ色の体色にバチのような黒い模様が入る渋く味わいのある美しさを持ちます。
また、改良品種も作られており、例えばヘテロモルファでは、ゴールドやブルーネオンなどのタイプが知られています。

ヘテロモルファに限らず、ラスボラ類は弱酸性の水で飼育するとその美しさはさらに増すものが数多く知られます。
飼育は容易で性質も温和で混泳にも適しています。
ヘテロモルファの他には、エスペイ、ブルーアイ、シザーステールなどが入荷量が多く有名です。
クリプトコリネなどの水草でレイアウトした水槽で群泳させると、本種の美しさが最大限に発揮されます。

特長

飼いやすさ:【易しい】
熱帯魚飼育の基本が押さえられていれば、容易に飼育が可能です。
ネオンテトラと共に古くから入門向けとして愛されるポピュラー種です。
幅広い水質に適応できますが、弱アルカリ性に傾いた水はあまり好みません。
初期費用:【安い】
飼育だけなら水槽・フィルター・ヒーターの基本3点セットがあれば、飼育可能です。
水槽サイズは小型の30cm水槽、フィルターは投げ込み式フィルター、ヒーターは26℃固定式のオートヒーターと、最も安価なランクの器具でも十分に飼育可能です。
混泳のしやすさ:【混泳向き】
基本的には温和で水質にもうるさくありません。
群れる性質があるため、1匹で飼育するよりも、基本的に5匹以上のまとまった数での飼育がおすすめです。
体長が同程度で、弱酸性付近の水質を好む温和な魚種とであればほとんど混泳可能です。
テトラ系の小型カラシンや、コリドラスなどの低層魚は特に相性に優れます。
水草との同時飼育:【可能】
水草との相性も抜群です。
弱酸性の水質を好むため、ソイルの使用やCO2添加とも相性が良いです。
優雅になびく水草レイアウトにテトラ類を群れで泳がせると、大変美しい水景を表現できます。
水温:【普通】
20~28℃と比較的幅広い水温に適応が可能です。
最も調子が良いのは25℃前後で、この付近の水温に設定しておくのが理想的でしょう。
一般的な温度固定式のオートヒーターでも十分です。
寿命:【普通】
寿命は2~3年程度です。
中には5年以上生きる個体もいます。

飼育方法

給餌:【浮上性フレークまたは顆粒】
フレークでも粒でも、どちらも食べます。何でもよく食べ餌付けには苦労しません。口が小さく、粒なら小粒のものを与えましょう。浮上性タイプがおすすめです。
植物質の餌を好む傾向にあるので、植物質が含まれた餌を与えると良いでしょう。
1回5分で食べ切れる程度の量を、1日2~3回に分けて与えるのが理想的です。
食べ残しが出たら、網ですくい取りましょう。
水温:【20~28℃】
25℃前後が適温で、20~28℃と幅広い水温に適応が可能です。
基本的な飼育には、飼育水槽サイズに適したヒーターが1本あれば十分です。

以下を目安にしてください。
・水温が20℃を下回る場合はヒーターが必要です。
・水温が30℃以上になる場合は冷却ファンを使用してください。
・水温が35℃以上になる場合は、クーラーも必要です。(水温が35℃以上の場合は、飼育環境の見直しをおすすめします)
換水:【週1回約50%】
週に1回、約半分の水を残して水換えします。
新しい水は水槽の水と同じ温度に合わせておき、カルキ抜きなどで塩素を中和してから入れます。
なりやすい病気:【白点病】【水カビ病】【尾腐れ病】
【白点病】
春先や秋口など、水温の変化がある時期に発生しやすい病気で、体表に白い点が付きます。
メチレンブルーやマラカイトグリーンなどの青色系の色素剤の魚病薬が有効です。
【水カビ病】
ひれや体表に傷がある場合に発生しやすい病気で、体表にカビのようなもやもやが付きます。
白点病と同じく、メチレンブルーやマラカイトグリーンなどの青色系の色素剤の魚病薬が有効です。
【尾腐れ病】
尾ひれの先端が初期症状ではパサパサと裂け、重症化すると尾ひれが溶けるように細菌に浸食されていきます。
水換えやフィルター掃除を長期間していないことによる水質の悪化や、傷口からの細菌の侵入により発生しやすい病気です。
フラン剤やオキソリン剤を含む、黄色系の抗菌剤の魚病薬が有効です。
その他飼育時に楽しめる・気を付けること:【強い繁殖力】
ラスボラはグッピーと同様に繁殖力が強く、水槽内でも繁殖が楽しめます。
ラスボラは卵ではなく稚魚を直接出産する、「卵胎生」という繁殖形態をとります。
オスは尻びれが細く尖った交接器(ゴノポディウム)を持ち、メスは交尾後1カ月ほどで稚魚を産みます。メスのお腹が膨らんできたら出産が近いサインです。稚魚が親魚に食べられないよう、産卵箱を用意してあげると良いでしょう。
初産では産仔数は少ないですが、大きなメスは30匹近く稚魚を産み、1度の交尾で数回にわたり稚魚を産むことができます。稚魚は生後1カ月程度で雌雄判別ができるようになり、3カ月程度で成熟し、交配が可能になります。
水草が茂っていれば、水槽内で稚魚が育ってそのまま世代交代することもよく見られます。

生態

マレー半島からスマトラ島に生息するコイ科の小型熱帯魚です。
美しい体色と飼育のしやすさからポピュラーなグループです。

例えば、ヘテロモルファは古くから東南アジアの小型ラスボラの代名詞として親しまれ、オレンジ色の体色にバチのような黒い模様が入る渋く味わいのある美しさを持ちます。
また、改良品種も作られており、例えばヘテロモルファでは、ゴールドやブルーネオンなどのタイプが知られています。

ヘテロモルファに限らず、ラスボラ類は弱酸性の水で飼育するとその美しさはさらに増すものが数多く知られます。
飼育は容易で性質も温和で混泳にも適しています。
ヘテロモルファの他には、エスペイ、ブルーアイ、シザーステールなどが入荷量が多く有名です。
クリプトコリネなどの水草でレイアウトした水槽で群泳させると、本種の美しさが最大限に発揮されます。
分類上は卵胎生メダカの仲間に属します。
メダカの仲間といっても、日本のメダカとは親戚関係は遠く、グッピーやソードテール、モーリーなどと近い親戚関係になります。
野生のラスボラはグアテマラに分布しています。生息数は少ないと見られ、流通することもほとんどありません。灰色系の比較的シンプルな見た目で、赤色や黄色のラスボラは存在しません。流通しているラスボラはほぼすべてが改良品種で、カラフルだけでなく、ひれを長く伸長させたタイプの品種もいます。
ラスボラは常に繁殖力が旺盛です。
尻びれが尖っているものがオス、尾びれが小さく、尻びれが丸みを帯びているものがメスです。
雌雄で異なるのは尻びれのみですが、雌雄判別は容易に行えます。
ラスボラは卵ではなく稚魚を直接出産する、「卵胎生」という繁殖形態をとります。
オスは尻ビレが細く尖った交接器(ゴノポディウム)を持ち、メスは交尾後1ヵ月ほどで稚魚を産みます。メスのお腹が膨らみ、尻ビレ付近の黒い部分が目立って来たら出産が近いです。
体色によっては黒い部分が目立たず、お腹が膨らむだけのこともあります。初産では産仔数は少ないです。
大きなメスは30匹近く稚魚を産み、1度の交尾で数回にわたり稚魚を産むことができます。稚魚は生後1ヶ月程度で雌雄判別ができるようになり、3ヶ月程度で成熟し交配が可能になります。
ラスボラは繁殖力が旺盛なので、いつの間にか稚魚が生まれていることは良くあります。
水草が茂っているなど隠れ家が十分にあれば、水槽内で稚魚が育って行きそのまま世代交代することも良く見られます。
ただし十分な隠れ家が無いと、せっかく産まれても親や他の魚が食べてしまい、思うように数が殖えないことがあります。
ラスボラは昼行性です。夜は底に沈んだり水草の陰に隠れてじっとすることで、眠っています。
ライトはあっても無くても飼育には問題ありませんが、あった方が鑑賞性は良いでしょう。

飼育用品の選び方

照明:【幅30cm水槽に適合したもの】
水草を植える場合、明るさを示すlm(ルーメン値)の高いものを選ぶと良いでしょう。魚だけの場合は、安価なものでも問題ありません。
フィルター:【水中フィルター】
初めての方には水中フィルターがオススメです。
水中モーターで汚れを吸い込み、こしてきれいになった水をまた水槽に戻すフィルターです。専用ろ材がセット済みのため、電源を入れるだけで動作する扱いやすさが特徴です。
水槽外にフィルターがはみ出さず、水槽周りをすっきり設置できます。
フード:【浮上性フレークまたは顆粒】
フレーク、顆粒どちらのタイプも食べます。
顆粒の場合、できるだけ小粒で浮上性タイプが良いでしょう。
お好みのものを1種与えれば、基本的には十分です。餌付けに苦労することはほとんどなく、与えれば食べます。
底床:【大磯砂】
水質に大きく影響を与えないものであればほとんどの種類が使用可能です。
ラスボラは弱アルカリ性の水はあまり好まないため、水質を弱アルカリに傾けるサンゴ砂はあまり向いていません。
定番は大磯砂で、水草を植える場合はソイルもオススメです。
ソイルは水洗い不要でそのまま水槽に投入できるメリットもあります。
水温計:【デジタル式タイプ】
ヒーターが正常に稼働しているかどうかの動作確認に必要です。
数字の読み取りがしやすい、お好みのサイズ、デザインを選ぶと良いでしょう。
正確性を求める方には、デジタル式のタイプがオススメです。
他必需品:【カルキ抜き】【バクテリア剤】【水換えホース】
【カルキ抜き】は水換えの際の必需品です。家庭の水道水には、魚に有害な塩素が含まれており、この中和のために使用します。コンディショナー効果を付加させた製品もあります。なお、井戸水を使用している場合、使用しなくても構いません。

【バクテリア剤】は水槽の立ち上げを早めるろ過細菌(バクテリア)です。水槽の立ち上げ初期に添加すると水槽の立ち上がりが早くなるといわれています。

【水換えホース】は水槽の水換えの際に必要なサイフォン式ホースです。砂利の中からゴミだけを吸い出せるタイプが理想的です。1週間に1回程度、このホースを使って水槽内の汚れを吸い出します。

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ラスボラ種別一覧