温帯性スイレン
温帯性スイレンってどんな花?
温帯性スイレンには耐寒性があり、日本をはじめとした温帯性の地域に自生している原種です。春になると活発に生育を始めて、晩春から初秋の頃までの水温が比較的高い時期まで長く花を咲かせます。開花時期には日中のみ開く昼咲きの花です。温帯性スイレンには主に赤、黄、ピンク、白と4種類ですが、色の濃い種や薄い種など独特の花を咲かせるものもあります。冬場は地下茎のみで越冬して、翌年水温が温かくなりだすと新しい葉っぱが出て、花を咲かせる準備をします。越冬時には容器の水を切らさないように注意してください。
温帯性スイレンと鉢のセット
人気の温帯性スイレン
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スイレンの根茎の下処理
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01.スイレンの株を用意します。
お好きなスイレンの株を用意しましょう。一般に売られているスイレンはプラ鉢やビニールポットに入ったものが多いです。 -
02.スイレンの根茎をビニールポットから外し、土を落とします。
非常に根が長く、根張りが良いので土が取り除きにくいかもしれませんが、根は切ってしまうので根茎の周りだけ土を取り除きます。 -
03.ハサミなどで根をすべて切り落とします。
新しい根の成長のために古い根は全て切り落としましょう。最低でも根茎が10cm程度残っていれば大丈夫です。 -
04.これで下処理は完成です。
植えるまでの間に乾いてしまわないように濡れたタオルを被せたり、水に浸しておくとよいでしょう。
導入・植え替え
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01.水鉢を設置します。
大きなものは重量があるので、運ぶときは注意してください。しっかりした土台の上や水平な場所に設置しましょう。 -
02.設置した水鉢に ビオの土を入れます。
水鉢にビオの土を少量入れたらその上にビオの固形栄養素を適量ばら撒きます。 -
03.ビオの固形栄養素は長期間に渡って効果を発揮します。
ビオの固形栄養素は発根を良くし、スイレンなどの成長を促進してくれます。ビオの土1Lに対して4g程使用すればよいでしょう。 -
04.さらにビオの土を水鉢の半分程度まで入れます。
水位が少ないと夏場などに水が干上がりやすくなるので、水量が少なくなるほど土を入れてしまってはいけません。
植え付け・仕上げ
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01.新芽部分を埋めないように植え付けます。
スイレンの根茎は品種にもよりますが長く横方向に伸びていきます。成長点が水鉢の中心を向くように植えるとよいでしょう。 -
02.水鉢に水を注ぎます。
小さな受け皿や、新聞紙を敷いて水を注ぐとよいでしょう。普段の管理として水の量が減り過ぎないように適宜足し水をしましょう。 -
03.カルキ抜きを入れ、 メダカ・エビなどの生体を入れましょう。
スイレンの花と一緒に眺めるメダカの泳ぐ姿は格別な風流ある美しさを感じさせてくれます。