シュシュの譲渡活動
「ペットを売らないペットショップchouchou(シュシュ)」は、テナントに委託していた生体販売を2015年1月に辞め、店内の改装を経た4月より、行政から保護犬を引き取って里親を探す事業を始めました。
それまで生体販売に使っていたケージを処分し、成犬でも過ごせる広さの部屋を準備しました。18あった部屋がたった4部屋になりましたが、中型犬でも過ごせる部屋ができました。保健所や愛護センターを視察し、また行政から店舗を視察され、ボランティアとして登録し、やっと保護犬をこの部屋に迎える事ができました。
そこから約5年、たくさんの方々からの応援や励ましをいただきながら続けることが事ができています。
引き取った犬はまずトリミングで、それまでの汚れた体を綺麗にします。さっぱりとした体になる頃には愛らしい表情が見えるようになり、一週間もすれば落ち着きを取り戻し本来の姿が現れ始め、いきいきとした笑顔がよみがえってきます。
そうした時間をたくさん共にしながらご縁を探す日々。新たな家族のもとに帰るまでの保護期間はそれぞれで違いはありますが、どの子もしあわせなうしろ姿を見せてchou chouを巣立って行きます。
「行ってきます」でも「またね」でもなく
「帰ります」
そう、新たな家族のもとに帰るのです。様々な理由で放棄された犬達も、(どんな理由であれ許されることではありません)もとは誰かの大切な家族。
chou chouの譲渡活動は新たなお家へ、家族のもとへ帰るお手伝い。日々フタッフが愛情を注ぎ、医療行為やトレーニングを行い、いつか来るであろうその日を犬と共にすごします。
もちろん不安や悩みはたくさんあります。それでもお家に帰るお手伝いができるのは犬達が見せてくれる最高の瞬間があふれるほどたくさんあるからなのです。
甘えた姿を声を、信頼しきった姿を、家族の一員となった喜びを、私たちはどんな犬達にも感じてほしいと心から願ってやみません。
純粋でひたむきに人を愛する姿を、人のそばで、再び生きようとする犬達の応援とお手伝いをchou chouはこれからも続けていきます。
これからもどうぞよろしくお願いいたします。
譲渡までの流れ
保健所・愛護センター
保健所や愛護センターのワンちゃんをシュシュで引き取り、全身の健康チェックをおこないます。 病気が発見されれば治療を開始します。
シュシュ
新しい環境に慣れてもらうため、すぐに公開や里親さま募集はいたしません。体調を整え、十分に安定した状態で店内公開をおこないます。 さまざまな個性に対応するため、しつけ教室に参加したり、他の愛護団体で保護されているワンちゃんたちと触れ合い、社交性をみにつけるようにしていきます。 里親ご希望の方にアンケートをお願いし、予備審査後、犬とのマッチングを最重要視し、トライアル可能かスタッフ全員で協議をおこない、決定します。
里親さん
トライアル期間の後、双方に問題がなければ、そのまま正式譲渡となり、家族としての生活がはじまります。