歯科医院専売品で知覚過敏対策

①知覚過敏とは?

冷たいものを飲食したり、歯ブラシの毛先が当たったりするだけで歯がしみて痛む症状が出たら、それは知覚過敏かもしれません。

歯がしみるのはナゼ??

歯の神経から表面に向かって、象牙細管というパイプが何本も走っています。

この管を通して、冷たい刺激や食べ物の化学成分による刺激が、歯の神経に伝わります。
通常はこの管に唾液がつまっており、刺激が歯の神経に伝わらないのですが、
表面に歯垢が付着し汚れていると、唾液が管に入れず、管が開いた状態になりしみるようになります。

知覚過敏の原因

間違った歯の磨き方

エナメル質が傷つき、削れるもっとも大きな原因が「間違った歯みがき」だとされています。
歯ブラシ(特に毛先が硬いもの)で力いっぱい歯を磨くと、エナメル質が傷つき象牙質が露出してしまう事があります。

エナメル質は硬く、数回力任せに磨いただけでは簡単に削れてしまうものではありませんが、 日々の積み重ねによって強固なエナメル質も傷つき、削られてしまう可能性があります。

研磨剤の含まれた歯磨き粉の使用

歯を白くする効果のある歯磨き粉には、強い効果の研磨剤が配合されています。
この研磨剤が多く含まれている歯磨き粉を長時間大量に歯ブラシに乗せて使用することにより、
エナメル質が削れて象牙質が露出してしまう事もあります。

歯周病

知覚過敏のほとんどは、エナメル質が薄い、またはほとんどない歯の根本部分で起こるため
歯周病により歯ぐきが下がると、当然、象牙質が露出しやすくなりますので知覚過敏の症状が現れやすくなります。
歯周病の対策に関しては、こちらをお読みください。

知覚過敏を治すためには?

正しい歯みがき

毛先が硬い歯ブラシでの力任せの歯みがきにより削られた歯を更に悪化させないように
超やわらかめ」の歯ブラシを使用して、軽い力でやさしく1本1本丁寧に磨く事を心がけましょう。
歯の表面の歯垢が除去されると、象牙細管のパイプが唾液で閉鎖され、歯がしみにくい状態になります。


最初は歯ブラシをあてるとヒリヒリしていますが、一週間以上すると痛みが減ってきてしみなくなってきます。(※個人差があります)
痛み具合の様子をみてふつうの歯ブラシに戻して行って下さい。
例:Ci206(超やわらかめ)⇒Ci203(やわらかめ)

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歯みがき粉選び

市販されているほとんどの歯磨き粉には「研磨剤」が配合されており、
テレビのCMでよく見るような歯ブラシにたっぷりと付けて歯磨きをすると
歯みがき粉の研磨作用により徐々に歯のエナメル質を傷つけてしまい
知覚過敏の原因となる事があります。

特にホワイトニング用の歯磨き粉は研磨剤が多く入っており、象牙細管の入り口を削りパイプの径をより大きくして知覚過敏を悪化させる可能性があります。

知覚過敏が気になる方は以下の方法のような歯磨き粉を選ぶようにしましょう。

●歯みがき粉をつけず水だけで磨く
●研磨剤無配合の歯磨き粉を使用(例:ジェルコートFリカルシリーズ等)
●知覚過敏用歯みがき粉を使用

食べ物、飲み物に気を付ける

「酸」が入っている「酢・スポーツ飲料、炭酸飲料、ワイン」などの飲食物は
歯のエナメル質を溶かし、やわらかくする性質がありますので、食べ過ぎ、飲み過ぎには注意しましょう。

ですが、現代の社会では、酸の入った飲食物をまったく口にしない生活は不可能ですので、 食事の後は洗口液を使用して酸性になった口内を清潔に保つ事が重要です。

特に重曹を配合した「CiオーラルpHバランサー」は、その弱アルカリ性の成分により口内の酸性を中和する作用がありますのでオススメです。