年間370,000本ものニッケル水素電池を販売している当店。
スタッフ全員が電池マスターになるべく只今勉強中…。
ということで、今月よりスタッフが覚えたてほやほやの知識を
みなさんで共有!一緒に詳しくなっていきましょう!!
早速ですが今日のお勉強内容はこれ。
「電池の液漏れはなぜ起こるのか」
1.液漏れの仕組み
電池は充電時もしくは放電時に内部で化学変化が起こっているのですが、その際に微量のガスが発生します。
通常であればこのガスは電池内部で吸収され、外に放出されることはありません。
しかし、ある状況の下ではガスが異常発生し、電池内で吸収しきれなくなってしまいます。
そんな異常事態に備えて、電池内部の圧力が上昇して破裂することを防ぐためのガス排出弁(安全弁)が設けられています。
液漏れとは、そのガス放出弁が動作するときにガスと一緒に電池内の電解液も漏れ出してしまう現象なのです。
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2.ある状況とは?
1.電池の過放電・過充電
電池切れになった電池を機器に入れたまま長期間放置すると過放電状態に、また満充電になった電池を継続して充電していると過充電状態になります。
2.高温・多湿になる場所での使用・保管
電池を高温になる場所、たとえばヒーターのそばや真夏の車内などで使用・保管すると膨張し内部の圧力が上がって液漏れする場合があります。
3.使用前の外部要因
一度も使ってないのに液漏れしている場合は、長期保管に伴う劣化、高温・多湿などの悪条件、配送時の衝撃など様々な原因が考えられます。絶対に使用せず、購入したお店に交換もしくは返金対応してもらいましょう。
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3.液漏れを防ぐために
1.過放電を防ぐ
充電が切れたな、切れそうだなと思ったらすぐに電池を取り出すだけ!充電式電池であれば残量1/3程度で交換するのがベストです。
2.過充電を防ぐ
充電が終わった電池をすぐに充電器から取り出すことで過充電は防げます。当店の充電器、TGXシリーズは電池が充電完了したら自動でそのスロットへの給電はストップするので自動的に過充電を防ぎます!
3.保管・使用場所を意識する
高温・多湿になる場所での保管・使用はやめましょう。屋外で電池を使う場合は特に注意が必要です!
また、落下した時の衝撃で電池が変形し、液漏れを起こす危険性も十分にありますのでケースに入れて保管することを強くおすすめします。
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