もう、十分過ぎるほどに大人な年齢なのですが、
大人の着こなし、と言われると少し身構えてしまいます。
好きなものを好きなように着たい、ファッションに年齢は関係ない、
とずっと思っているから。

でも、実は最近・・・
好きなお洋服が、数年前より似合っていないように感じたり
可愛いのに、何だかしっくりこないなあ・・・ということが増えてきて。
その違いは何?と考えると、好みが変わっただけじゃなく、
体型の変化だったり、年齢によるものもあるように思えて。
「自分に合っていて、きれいに見えること」
が大人のおしゃれには重要なのかな、という結論に。

自分らしいおしゃれを楽しむための、助けになるアイテム。
ちょっとだけ、集めてみました。


1. Tシャツって、難しい

ちょっと違うな、が年々増えてきたアイテムと言えば、Tシャツ。
ご近所に出かけるぐらいなら良いけれど、知り合いには会いたくない、レベル。
でも、アイロンもいらないし、着心地も良いし、本当は着たいんです。
すっきり見せたいポイントを気にして選んでみたら、気軽に着られるようになるかもしれません。

気になるポイント第一は、二の腕。
年々、緩んでいくこのライン。引き締め運動ももちろん大事ですが、とりあえずは袖でカバー。長めの丈はもちろん、袖の開き具合も大事。ゆったりしていれば大丈夫、と言うものでもないのです。広すぎるともたついて、逆効果だったり。
それから、肩のラインもとても大切です。ゆるっと着られるドロップショルダーをつい選びがちですが、ノーマルなセットインスリーブの方がすっきり見えることも。ただし、肩幅はジャスト〜程よくゆとりのあるものに。狭いものは二の腕を強調してしまいます。ゆるすぎないけどゆとりがある、ちょうどいいサイズ感のものを選べば、ばっちりです。

気になるポイント第二は、背中。
自分では見えない後姿、気づかぬうちに背中のラインがもたついて・・・。柔らかい素材、フィット感のあるものは着心地は◎ですが、見えて欲しくないラインをばっちり拾ってしまうことも。ポイントは、程よいゆとりと素材感。軽いハリのある生地を選べば、さらっと下に流れて背中に貼りつきません。背中がOKなら、こちらも気になるお腹のラインだって、もちろん心配なし。


2. タンク選びが、分かれ道

タンクトップを1枚で着るなんて、とんでもないのですが(私は)
ちょっと透け感のあるトップスを着た時、重ね着で少し見せたい時など
タンクトップが重要になる場面は、結構あります。
首元のデザインが・・・脇の開きが・・・丈が・・・ちょっと違うと思ってしまったら、1日中気になって。 こういう時にはこう、と自分の定番を決めておけば、迷うことなく安心です。

清涼感があって、暑い季節にぴったりの透け感のあるお洋服。それほど見えていないようで、結構インナーのラインがしっかり見えて油断できません。
深い襟ぐりのタンクだと、トップスの首のラインと合わずアンバランスに。
さらに意外と気になるのが、アームホールと肩のライン。肩部分が細いタンクトップだと、肩や二の腕を強調してしまいますし、アームホールが広いものだと、腕を上げた時の開き具合も心配。 肩部分をしっかり覆って、脇下に程よくフィットするものを選べば、透けても体のラインがすっきり見えて、上品に。

インナーを見せるのが必須な、首の開きが広いお洋服。色合わせももちろん気になりますが、合わせる形も重要です。襟ぐりのステッチや、バインダーの重なり・・・それをポイントにしたい時もありますが、 きれいめに着こなしたい時は、すっきり見えず野暮ったく見えてしまったり。
さらに、Vネックのインに、丸みのある首のラインはバランスが難しい・・・浅めのラウンドネックなら、開きすぎずちょうどよくおさまります。

ボートネックや浅めのラウンドネックなど、横に広く開いた首元のお洋服。見せたくないのに、首元からインナーが出てしまって何度も直す、ということはありませんか?差し色としてちらりと覗かせる、という時もありますが、すっきり見せたいときはインナーの存在感は消したいもの。首元のラインは、重要です。


自分に合うお洋服で、毎日を楽しんでくださいね。

担当:笠原

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