直動部品
ボールねじ
回転の力を直線の力に変換するねじ機構部品です。
【特長】
●ボールねじは、ねじ軸、ナット、ボールなどから構成されており、モーターなどの回転運動を直線運動に変換する機械要素です。(直線運動を回転運動に変換することも可能です。)
●ボールねじのボールは、ナットとねじ軸との相互間に転がり、接触により摩擦力が大幅に軽減するため、機械効率が向上し、高い位置決め精度が維持されます。
●軸方向平均荷重、平均回転速度などの使用条件が明確ならば寿命予測(計算)が可能です。
●ねじ軸とナットの間に多数のボールを介在させ転がり、接触させることで大変軽く回転します。
【注目点】
●ボールねじについて
●ボールねじの原型は、約120年前に米国で考案され、自動車用操舵装置や航空機用フラップ上下操作用に実用化されました。現在は工作機械を始め、各種ロボット、FA・OA機器、半導体関連機器、産業機械、医療関連機器などの精密位置決め送り要素として幅広く使用されています。
●ボールねじの精度
●ボールねじの精度はJISによりリード精度、各部取り付け部精度、トルク変動率により種類分けされています。精度表示は、CO、C1、C3、C5、C7、C10で数字が小さくなるほど高精度のボールねじとなります。