木工作業用ハンマー
掛矢
杭打ちや棟上げ、防災用に使用するハンマーです。
【特徴】
●木製もしくはプラスチック製の杭を打ち込むためや、一戸建の棟上げ、家屋解体作業などに使用します。また、鉄製のハンマーでは傷ついたり割れたりする所に使用します。頭部は通常樫かしでできており、材質は硬く粘りがあり強度や耐久性に優れています。

【注目点】
●胴径×柄の長さ(mm)を確認してください。
●頭部の形状を確認してください。(八角・丸型・金輪付)
●湿気を吸ったりして割れなどが生じることがあります。それを防ぐために頭部にはロウが塗ってあります。
●防災用であれば、金輪付の掛矢が一般的です。木製の掛矢は膨張を防ぐために金輪の付いたものがあります。※防災用とは…災害時の備蓄品として、建物が倒れて解体する際や、立ち入り禁止のスペースを作る杭を打つためなどに使われます。
●八角と丸型の2種類があり、丸型には金輪の付いたものがあります。打ちつける面は胴径と呼ばれ、種類は105mm・120mm・135mm・150mmがあります。※八角・丸型で用途に違いはありませんが、中国地方では丸型が好まれるなど地域性があります。