シャーレンチ
ナットランナ
建築現場などで構造物の強度を確保するために、高い精度でボルト・ナットを締め付ける工具です。
【特長】
●橋梁や高層ビルなどの建築における、「鉄骨部材の組み付け」のための高力ボルト締め付けに使われています。特に構造物の強度を確保するために、「ボルトの締め付け精度」や「締め付けの信頼性」が必要で、その度にナットランナは不可欠な工具です。
●ナットランナは締め付け条件を設定(キャリブレーション=校正)できるため、ばらつきが少なく高い締め付け精度が得られます。
●ナットランナは油圧トルクレンチとは違い、作業開始からナットまたはボルトの締め付けが完了するまで、止まることなく作業を行うので、短時間でボルト締め作業を完了さ
【注目点】
●クレーンや建設機械の組み立て、鉄塔のボルト締結などに使用されます。
●締め付けの種類
●ナットランナでの締め付けには、「トルク法」と「回転角法」の2通りがあります。<トルク法>ナットを締め付けるトルクを設定して、締め付けを行う方法です。精度を上げた締め付けを行うためには、現場でのキャリブレーション(0点調整)が不可欠になります。<回転角法(ターンロック)>予備締め(ボルト、ナット、挟まれ母材間で遊びのない状態)後、ナットを一定角回転させる方法です。トルク法より、軸力を一定にすることができます。※軸力:ナットとボルトの間で押さえ付けている力です。