人がモノに触れたときに冷たいと感じる接触冷感

　最近夏になると「接触冷感ひんやり敷パッド」という商品の名前を良く聞かれると思いますが、その商品に書いている冷たさを表す「Q-max値」についてお話をしたいと思います。

■接触冷感とは

　熱の移動を利用して人がモノに触れたときに冷たいと感じる感覚を接触冷感といい、「Q-max値」で表します。「Q-max値」とは「最大熱吸収速度」のことで触れたときのひんやり感の指標となる数字です。Q-max値が大きいほど肌に“接触”したときに冷たく感じます。
0.2以上で接触冷感と表示可能
0.3以上で少しひんやりと感じられる
最近は0.4や0.5を超えるものも出てきています。

■生地の形状によって実際のひんやり感が変わる

　このQ-max値の数字はひんやり感の一つの指標なので、敷パッドの生地の形状によって実際のひんやり感は変わります。

　一般的にはサテン地の布団カバーがヒンヤリ感じられるようにツルッとした生地の方がより冷たく感じられることもあり「Q-max」値が高くても、あまり冷たく感じない素材もあります。

　接触冷感系の敷パッドは化学繊維系の素材の物が多く、物によっては吸水性や通気性があまりよくなく、かえって蒸れ感が出てしまうものもあります。

　接触冷感敷パッドはクーラーと併用して使うと一般の敷パッドより快適に使えます
クーラーの効果的な使い方はこちらを参照してください

上手に選んで夏場の寝心地を改善し、ぐっすりとお休みください。