ノロウィルスやロタウィルス、新型コロナウィルスといった感染力が極めて高い感染症においては、適切な処置をしないと感染を広げてしまいます。特にノロウィルスやロタウィルスは、色々な消毒剤に対して高い抵抗性を持つと考えられているウイルスで、次亜塩素酸ナトリウムでの消毒※1、※2が有効とされています。厚生労働省では、ノロウイルス対策として、ウイルスの消毒には塩素系の消毒剤が効果的であることを広報しています。
また、ヒトからヒトへの感染が認められ※3、日本でも「指定感染症」に指定された新型コロナウィルスにも次亜塩素酸ナトリウムでの消毒※4有効とされています。
このような感染力の高いウィルスは、感染者から 家族・友人・知人などに感染を拡大するので、日々の対策が重要となります。
※1 嘔吐物・便の処理で次亜塩素酸ナトリウムが有効とされていますが、次亜塩素酸ナトリウムはアルカリ性で刺激があるため、刺激の少ない微酸性の次亜塩素酸水溶液がおすすめです。
※2 微酸性の次亜塩素酸は、肌に優しくて除菌力は次亜塩素酸ナトリウムの80倍もあるため低濃度で高い殺菌効果があります。
※3 2020年1月現在 厚生労働省において、日本でのヒトからヒトの持続感染は認められていないとの報告あり。
※4 厚生労働省 新型コロナウイルスに関するQ&A(令和2年1月27日時点版)より
インフルエンザウィルスにおいても、 次亜塩素酸ナトリウムでの消毒が有効とされており、拭き取り消毒や消毒液に浸す方法が広報されています。