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※特集ページに掲載の商品価格と販売価格が異なる場合、販売価格でのお届けとなります。




漆器というと、手入れが難しいとよく言われるのですが、決してそんなことはありません。
漆器独特の性質として、極度の乾燥や湿気、急激な温度変化を嫌うこと、また木という材質的に他の製品より柔らかいことが挙げられます。
このことを念頭に置いて頂き、日々のお手入れをして頂ければ、漆器は長年お使いいただくことによって、美しい光沢が生まれ非常に味わい深いものになってくるものです。

こちらでは漆器のお手入れ方法をご紹介いたします。
正しいお手入れ方法をご理解頂き、漆器を末永くお楽しみください。




  • 漆器を誤ってご使用頂いた場合は、商品を破損したり、けがをしたりする場合もございますので、商品本来の用途、使用目的に沿って正しくお使いください。
  • 直火、電子レンジ、オーブン等でのご使用はしないでください。
  • お椀やカップなどに、熱いものを入れていただいても結構です。
    ただし、沸騰したてのものなど、非常に高温のものを入れた場合は、塗りが白く変色してしまうことがあり、これは残念ながら元には戻りません。
    すぐに飲める程度の熱さなら大丈夫ですが、気になる場合は一度ぬるま湯に通してから入れると、急激な温度変化を避けられます。
  • 漆器に割れやひびが入った場合は、お早めに新しい漆器への交換をお勧めします。
    場合によっては塗り直しや修復が可能な場合もございますので、当店か最寄の漆器専門店にご相談ください。
  • 低温度でのご使用は問題ありませんが、冷蔵庫に入れられますと漆器が乾燥してしまうため、ひびなどが発生する場合がありますのでご注意ください。
  • 漆器を水につけたまま、あるいは水分のあるものを入れたまま、長い間放置しないで下さい。
  • 漆は元々強い塗りなので、お酢や油ものを入れて頂いても問題ありません。
    但し、漆器を保存用としてお使いになることはお薦めしません。





  • 台所用中性洗剤を使って、やわらかいスポンジで洗って頂いて結構です。
  • なるべく、長時間水につけない方が良いです。
  • 漆は陶器などと比べて柔らかい材質であるため、洗うときはできれば陶器などとは別にして洗ってください。
  • 洗い終わったら、自然乾燥させるよりも布巾で拭くほうが漆が長持ちします。
  • 蒔絵などのついた高価なものだけは、少し注意して洗いましょう。
    ガーゼの布などでやさしく洗って、拭き取りもやわらかい布巾で行ってください。
  • 水気を拭き取る際、特に重箱の角やお椀の底など、水がたまりやすいところは特に 気をつけて拭いて頂くと良いです。
  • 食器洗浄機、乾燥機のご使用はお避けください。
    洗浄機は洗剤が非常に強いので塗りにはよくありませんし、乾燥機は素材を変形させてしまうことがあります。
    現在では、食器洗浄機対応をうたった漆器もありますが、やはり使って頂かない方が無難だと思いますので、当店ではあまりお薦めしておりません。





  • 紫外線は漆塗りの塗膜によくないので、直射日光の当たらない食器棚に収納してください。
  • 重ねて収納して傷や衝撃が気になる場合は、漆器と漆器の間に布や紙などをはさんでください。
  • 漆器は極端な乾燥を嫌がるので、長く使わない場合は、食器棚に少し水の入ったコップなどを置いて、乾燥しないようにしましょう。
本来は、ずっとしまっておくことよりも、日々の生活の中で使って頂ければ、乾燥も免れますし、漆器にとっても喜ばしい事と思います。
お使い頂くことが最も適した保管方法とも言えます。




上記の内容と重複する事柄もありますが、漆器の扱いについてよくご質問頂く内容について、まとめました。

  • 漆器は電子レンジで使用できますか?

    電子レンジでの漆器のご使用はできません。
    最近は、特殊な樹脂と塗料を使った業務用の漆器で(もちろん、木製漆塗りではありません)、電子レンジ対応のものもでていますが、 家庭用の漆器では少ないですし、質感としてはかなりチープな印象になってしまいます。
    そのため弊社ではお取り扱いしていません。
    この他、直火やオーブンはやはりNGです。

  • 冷蔵庫に入れても大丈夫?

    通常の冷蔵程度の低温では、冷蔵庫に入れて頂いてもOKです。
    ただ冷蔵庫の中は極度に乾燥していることがあるので、 注意が必要です。
    また漆器を保存用に使うときは、入れて頂く食材に水分がある場合、水分がずっと付着している状態になりますので、 塗りにはあまりよくありません。
    例えば、漆器の盛鉢にサラダを盛り付けて、食事が始まるまで冷蔵庫に入れておく、といった扱いなら全く問題ありません。

  • お酢や油ものを盛り付けても大丈夫?

    元々、漆は酸にもアルカリにも強い性質を持っており、酢のものを盛り付けても全く問題ありません。
    同様に油ものも問題ないですが、油で揚げたものをすぐに漆器に盛ると、食材に付いた油が高温のため、漆器の色が変わってしまうことがあります。
    1度揚げたものを紙の上などに置いて油を吸わせてから、 漆器に盛り付ける、といったような扱いが良いと思います(普通は、漆器でなくてもそうしますよね)。

  • 漆器の鉢にスープなどの汁ものを入れてもいいの?

    これも意外とよく聞かれる質問です。
    基本的に、形状が違うだけで汁椀も鉢も作りは一緒なので、スープなどを入れて頂いてももちろん問題ありません。
    熱いものでも沸騰したてではなく、食べれる程度の熱さのものならまず大丈夫です。
    もし気になるようでしたら、盛り付ける前に先にぬるま湯を入れておき、その後お汁物を入れると急激な温度変化が避けられ漆器にも負担がかかりません(何事も、急激な変化はだめということです)。


漆器というと扱いが難しいように思われる方が多いのですが、基本的にはあまり気を使って頂かなくてもOKです。
しいていうなら、
  • 極度に乾燥させない
  • 長時間水につけない
  • 極端に高温のものを入れない(沸騰したての汁物など)
などにご注意して頂ければ大丈夫かと思います。

ぜひ日常生活で気負わずに漆器を使って頂けたら、と思います。




  • 漆のかぶれについて

    塗ってまだ日が浅く、またお客様の体質などにより、ごくまれに漆でかぶれることがあります。
    弊社ではそのあたりを十分に考慮して漆器を販売しておりますが、万一異常を感じた場合には、ご使用を控えていただき専門医にご相談ください。


  • 漆の臭いについて

    漆塗りの商品は通常箱に入れて保管・販売いたしますので、その間に漆の匂いがこもってしまい、ご購入いただいたときに気になる場合がございます。
    即匂いが抜けるわけではないのですが、一度ぬるま湯などで洗っていただき、風通しの良い(直射日光の当たらない)ところに置いて頂くと、比較的早く匂いを抜くことができます。
    漆の匂いは、害になるものではありませんし、使っていただく間に自然と抜けていくものです。
    ただし、箱の中にずっとしまっていると、匂いがこもってなかなか抜けませんので、やはり使って頂くことが一番です。





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