•白鷺木工のお話
石川県にある山中温泉。
その温泉街よりずっと山の奥で、
伝統工芸品の山中漆器を中心に
お椀やお盆などの挽物を作り続けている
「白鷺木工」。
挽物は木工のなかでは
最も量産が可能な技法なため、
分業することが昔から主流です。
ところが「白鷺木工」では、
原木の仕入、木取りから仕上加工まで
全ての作業を手がけています。
1つのお椀ができるまで、約3ケ月。
ひとつひとつに気持ちを込めて
つくることを大切にしながらも、
同時に斉一性量産化にも重点をおく。
それが上質な器を
使いたい人に届けるための
適切なバランスだと考え、
世界にも誇れる、高い技術と貴重な知識で
「丸物木地の挽物」を継承し続けています。
•木の種類と特徴
山中漆器は、材木を輪切りにする
「縦木取り」にすることで、
美しい木目が現れ
強度も大きく変形しにくいのが特徴。
ナチュラルに仕上がっているので
木目をそのまま楽しめます。
人気の「しらさぎ椀」で使われている
けやき、さくら、かえで、なら、くりの
5種類の木をここでご紹介します。
木にはそれぞれに個性があり、
同じ種類の木でも
濃淡がハッキリしていたり、
木目の印象が全く違ったり、
節や傷があるものもあります。
木目の濃さ、節などは
木が長い年月を過ごしてきた証。
好みが分かれる部分でもありますが、
手元に届いたもの、それも運命。
自然が創り出すふたつとない
天然木ならではの柄を
お楽しみいただければと思います。
•拭き漆仕上げの漆椀
お正月やお祝い事の際にもぴったりな
漆塗りのお椀もあります。
漆を塗っては拭きとる作業を繰り返す
「拭き漆」という方法で仕上げているため、
木目がより美しく浮かびあがっています。
伝統的な「漆器」は
なんとなく敬遠しがちですが、
「拭き漆」仕上げのこちらのお椀は、
モダンな雰囲気で
毎日の食卓にも取り入れやすいですよ。
•子どもに優しい器
落としても割れにくく
とても軽い木の食器は、
子ども用にもぴったり。
また、ウレタン塗装で仕上げてあるので
表面はとてもなめらか。
口当たりがやさしく、
安心してお使いいただけます。
子どものころから本物を使うことで、
物を大切にしたり
食育にもつながりますね。
•贈り物にもおすすめ
国産木だけを使い
職人さんがひとつひとつ丁寧に作り上げた
正真正銘「メイドインジャパン」の器は、
大切な方への贈り物にもぴったりです。
セットのものはもちろん、
1個入りのものまで、
シンプルで品のある
ギフトボックスに入っていますよ。