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水鳥のダウンを使用している比率が50%を超える掛けふとんの事。50%以下の場合、羽根布団といわれます。軽くて保湿性・保温性に優れています。
水鳥の種類はグース(ガチョウ)・ダック(アヒル)に分けられ、グースの方が良品・高級品といわれています。

羽の芯があるものがフェザーで、綿毛のような胸毛の丸い部分を羽毛(ダウン)と呼んでいます。卵を羽化させるために落とす、この羽毛に保温力があるのです。



ダウン(ダウンボール)はふわふわとした水鳥の胸毛で、軽くて柔らかくとってもあたたかいです。
スモールフェザーは名前の通り小さな羽根。鳥の羽部分から採取します。
「じく」がついているので、ダウンと比べ空気を含む力は劣ります。また、「じく」は硬いので、フェザーの量が多いほどガサつき感があります。
そのため、ダウン充填率が高いほど、あたたかく、高級で良い羽毛布団とされています。

















グースとダウン
一般的にグースはダックより体が大きいので、ダウンも大きくボリューム感にも優れています。
洗浄
専用の機械を使いしっかりと洗浄・殺菌などの作業を行い人間の体に触れても問題のないようにします。
選別
羽毛を所定のダウン比率や種類によりに選別します。また、ここでもさらに、除塵を行っています。
羽毛の検査
品質のチェックを行います。品質基準に合格した羽毛だけを、次の工程に進めています。
生地の縫製
羽毛ふとんの保温性は、羽毛の質はもちろんのこと、縫製の方法で大きく左右されます。専門の職人が羽毛ふとんの側生地をつくります。


羽毛の充填
縫製されたがわ生地の1マス1マスに羽毛を充填します。その後、充填口を一枚一枚手作業で縫製します。
最終検査
検査員による最終検査です。サイズ、重量、縫製状態、生地の欠点のチェック、詰めものの状態、品質表示の内容など、細かな検査を実施。
完成
最終的な検針機による金属物チェックを行ない袋入れをします。












羽毛布団に使用される羽毛は水鳥から採取される動物性の天然素材です。

寝具として衛生的に問題がないようしっかりと洗浄・殺菌などが行われているとはいえ、羽毛特有のニオイが残る場合があります。

羽毛のニオイを気になさる場合、下記の4つに気を付けて羽毛布団を選びましょう。






こまめに干す。
羽毛は人間の髪の毛と同様に油脂でおおわれています。その油脂が溶け出してニオイを発しています。
そのため、夏や梅雨の高温多湿の時期や、布団内に湿気がたまるとニオイが強く出ます。

「今までニオイが無かったのに、最近になってニオイが気になるようになった」と思うようになったら、布団干しが足りないことによる
羽毛の湿気が原因となっていることが考えられます。
お布団を干して羽毛の湿気をしっかり取り除いてあげることで、気になるニオイがなくなることがほとんどです。

また、羽毛布団のニオイ対策には、羽毛布団の中の空気の入れ替えも有効な方法です。
天日干しの前後に「羽毛布団を優しく小さく折りたたみ、空気をよく押し出す」ようにして、布団内部の空気を入れ替えてください。

干す頻度は1ヶ月に1〜2回程度。天気の良い乾燥した日に、両面1時間程度干して下さい。


グースダウンの羽毛布団を検討する。
ダック(あひる)は雑食動物で、グース(がちょう)は草食動物です。
なんとなく想像できると思いますが、草食動物よりも雑食(肉食)動物の方が動物特有のニオイが強く出ます

もちろん、どの羽毛布団も丁寧に洗浄しておりますが、やはり完全には除去できません。
「羽毛のニオイは苦手だけど、やっぱりあたたかい羽毛布団がいい」という方は、グースダウン・マザーグースダウンを一度お試しください。

グースダウンはダックダウンに比べ長持ちするので、より長く使いたい方にもおすすめです。




抗菌消臭ダウンを検討する。
「ニオイは苦手だけど、グースダウンは高価で手が出ない…」そんな方には、羽毛自体に抗菌消臭加工がされたお布団がおススメです。

「抗菌防臭加工」と記載されている羽毛布団は、大きく分けて「側生地」に加工がされているものと、
「中身のダウン」に加工がされているもの
の2種類ございます。
よりニオイにくいのは、もちろん中身のダウン自体に加工がされているものです。
加工の中には小さなお子様にも使えるものもあるので、それぞれの商品の説明をご確認ください。




洗浄度の高いダウンを検討する。
羽毛の洗浄不足でニオイが発生することがあります。日本製の場合、日本羽毛製品協同組合が定めた「洗浄度500mm」をクリアする必要があります。

洗浄度とは、羽毛の洗浄に使用した水の透明度の事を言います。
よく「洗浄度500mm」と記載を見かけることがあるかもしれませんが、これは「羽毛を洗浄した後の排水をビーカーに入れると、500mm先までは見える」ということです。
お米のとぎ汁を想像してみて下さい。洗えば洗うほど、排水は透明に近くなってきますよね。
つまり、洗浄度とは「羽毛をどれだけ洗ったか」の数値であり、品質を左右するとっても重要なんです。

西川など、メーカーによっては、独自に厳しい基準を設けて品質向上を図っています。
各メーカーは洗浄の際、その洗浄回数や水の硬度・温度に関して研究を重ね、精度の高い羽毛の精製に努力しているのです。


いいえ、洗い過ぎは羽毛の良さを損なってしまいます

羽毛(ダウンボール)は、よく見ると小さいトゲがついています。
このトゲがある事で、ダウン同士のトゲが引っかかり、ふんわりとしたかさ高を生み出し、空気をたくさん含むようになります。

洗浄をしっかりすることはとても大切ですが、洗いすぎると、ダウンが傷み、このトゲが無くなってしまいます
トゲがなくなると、ダウン同士がくっついてしまい、空気を含むスペースが無くなります。
羽毛布団の良さである「空気を含んであたたかい」特徴がなくなってしまうのです。


いいえ、そんなことはありません

確かに、東京西川など有名メーカーは、「洗浄度1000mm」という非常に厳しい基準を打ち出し、単純に考えて倍以上の回数を洗っております。
ですが、西川は、羽毛を洗った後、「バイオアップ加工」や「フレッシュアップ加工」など特殊加工で、羽毛を復活させております。

この特殊な加工が、「西川」の羽毛布団が他メーカーに比べ高価な理由となっております。





よく、脱臭のために羽毛布団にスプレータイプの消臭剤をかけている方がいますが、ぜったいにおすすめしません

消臭スプレーをかけることで羽毛を傷めることとなりますし、結果的に雑菌の繁殖を早めていってしまうのです。
羽毛布団に関わらず、消臭スプレーは一時的な脱臭効果にしかならず、ニオイの原因の根本の解決とは決してなりません。

羽毛布団はとてもデリケートなお布団です。
他にも、自宅の洗濯機で洗っている方のブログなどもございますが、洗濯表示に記載のない方法で洗うことは、羽毛の寿命を縮めます。
どうしても洗いたい場合は、専門の業者に依頼しましょう。















ひとくちに「羽毛布団」と言っても、価格・機能・あたたかさ・肌触りなど、多種多様な物がございます。
「あれもこれもこだわりたい!」となると、かなり高価なものになってしまいます。

何にこだわりたいのかを明確にし、最適な羽毛布団を選びましょう。



暖かさ・ボリューム重視 羽毛の善し悪しを測る基準にダウンパワーがあります。これは1gでどれくらいのかさがあるかを表すもので、数字が高いほど温かくて軽いですよ。安いもので300から、高級品は400超えで、単位はdp(ダウンパワー)と書きます。
品質表示にはなく、ラベルなどに書いてありますから、探してチェックしましよう。


重さは1.1〜1.2kgがちょうどいいでしょう。重い布団は、ダウンパワーの低い羽毛をたくさん詰めて温かさを補っていて、ボリュームはありますが、その分体にフィットしにくく温かさが逃げてしまいます。
軽くてダウンパワーも低いものは、肌掛にちょうどいいですよ。用途で選びましょう。
ダウンが何%詰められているのかは品質表示にあります。他にはフェザー(羽根)が入っていますが、フェザーはダウンほど温かくはないので、温かさを補おうとすると多く入れることになり、重くなります。
逆に夏の肌掛布団にはフェザーを多くして通気性をあげているものもありますよ。
側生地重視 「側生地(がわきじ)」とは、お布団に使われている生地のこと。
よく、「カバーを掛けて使うから生地なんて何でもいい」という方もいらっしゃいますが、生地の素材は安眠の大切な一因です。


基本的には綿100%生地がおススメです。
超長綿の細い糸で編まれた生地はとても柔らかくて軽く、吸湿発散性に優れていますが、耐久性が少し劣ります。大人なら良いですが、お子様や寝返りの多い若い方には少しゴワゴワしますが60番糸の方が丈夫です。60サテン(ロクマルサテン)というサテン織を施したものは、肌触りもなめらかでおススメです。
ポリエステルは逆に吸湿発散性が低くなりますが、綿との混紡で良くなります。軽いので、ダブルサイズ以上の大きなサイズにおススメです。
テンセルはやわらかく、吸湿発散性も優れていて、耐久性もありますよ。やわらかくするために、生地の表面を削るピーチスキンという加工もあります。
ダウンの産地重視 羽毛は、基本的には寒い地方で育った方がより暖かい羽毛となります。
これらの地方の冬は極寒であり、鳥自身が生き抜くためには、格段に保温力のある羽毛が必要になるためです。

高品質なダウンの産地で世界的に評価の高い産地。寒暖の厳しい自然環境によって育った羽毛は保温力、耐久性ともに抜群です。 産出量ではヨーロッパ最大規模です。広大な平野が広がるプスタでノビノビと飼育されます。 厳寒地シベリアで育てられた羽毛は非常に大型で保温力に富んだダウンです。その品質はポーランド産並の評価を得ています。 冬場にはマイナス20〜30度にもなるポルタバ、サポリジジャ、ニコライーブ地方では質の高いダウンが産出されます。
 
北部の冬は極寒であり、またヨーロッパの中でも品質管理に厳しい国で、安定・安心した品質を提供してくれます。 北部は北海道より北に位置しており、また農業国ならではの上質なエサが作られ、ダウンが育まれております。 広大な大地で育ったアメリカはダック羽毛の産地です。またカナダは寒暖の差も激しく羽毛の産地として有名です。 比較的安価な羽毛です。肌掛け布団(ダウンケット)や合掛け布団など、比較的暖かい時期に使う布団に。

しかし、同じ国で生産された羽毛でも、地方や飼育方法により羽毛品質が異なり、一概に「ポーランドの羽毛は良くて中国は悪い」というような区別の仕方はできません。
あくまでも目安の一つとしてご利用ください。
キルティング重視 キルティングとは、布団の中の羽毛が偏らないように、区切ること。区切った一つ一つに羽毛が充填されています。

ヨーロピアンキルト:
裏表を直に縫うと縫い目に羽毛が入らないので、温かい空気が逃げます。このキルトの仕方は夏の肌掛などに最適ですよ。湿気も逃げやすいので、心地よく使えます。

立体キルト:
裏表の縫い目の間にマチを作って、厚みを作るので保温性が高くなります。普通に四角く区切るものもあれば、さまざまな工夫を凝らしたものもあります。ファインフィットやエリフィットなど、足元や首元に区切りを増やし、肌に沿いやすく保温性が高くするキルトもございます。その分手間がかかるので、お値段も上がります。

2層キルト:
立体キルトを縫い目をずらして2枚合わせたものが2層キルトです。縫い目からの放熱がないのでとても温かいですよ。寒冷地にお住まいの方におすすめです。ただ、間に一枚布があるので湿気がこもりやすくなりますよ。少し重くもなります。
メーカー重視 西川の羽毛布団はとってもふっくら♪なのにとても軽くて温かいのです。
羽毛布団特有のふわふわした気持ちいい寝心地になること間違いなしです。
仕上げに「○○アップ加工」が施されており、蒸気を与えて乾燥。その後羽を大きく開かせるという手の込んだ作業で、ふっくらと仕上がるのです。
更に西川製の商品は基準より厳しい審査が洗浄過程・縫製過程でも行われており、皆様の気になる「におい」や「縫代」などは他のメーカーの商品に比べレベルの高い商品となっております。
価格重視 低価格の羽毛布団ということになると、産地が中国や東南アジアであったり、フェザーの混合率が高くなったりと、お布団の質自体が落ちてしまうことは否めません。
そこをクリアするものが見つかればコストパフォーマンスの高い羽毛布団を購入することができます。
すぐに羽毛布団が必要な場合やお客様用などの普段使いではないものは、できるだけ価格を抑えたいという方も多いのではないでしょうか。
とはいえ、粗悪品を購入してしまっては、かえってお金を無駄にしてしまいますので、そこはきっちり見極めましょう。












ダウンのあたたかさを感じるためには、「羽毛布団を直接体に触れさせる」ことが不可欠です。
羽毛は体温を感知して膨らみ、保温性を高める性質があります。


羽毛布団を袋から出した時には
買ってすぐの時や、長い間たたんで仕舞われていた羽毛布団は、はじめのうちはぺたんこになっています。

時間が立てば空気を含みふっくらしますが、すぐにふっくらさせたい場合、お使いいただく前に、軽くほぐすようにたたき、羽毛に空気を含ませ平均にならしてください。
多くの空気を含むことにより、より高い保温力を発揮し、いっそう快適な使用感が得られます。

また、買って長い間が経った羽毛布団は、足下方向にダウンが偏りがちになります。
このままでは足元が寒くなってしまうので、足下方向に偏ったダウンを均等に拡げてやる必要があります。
カバーを掛けた状態でよいので足下の両角を持ち、振ってやるとダウンが均等になります。
時々、羽毛布団の上下を入れ替えて使うと、より長持ちします。





羽毛布団にお使いいただくふとんカバーなら、綿100%などの天然素材のスッポリ型をおススメします。
コットンは通気性が高く、羽毛布団の体温を感知する邪魔をしにくいからです。

また、旅館などによくある、真ん中がくりぬかれているカバー(テレビ型カバー)は、あまりおススメできません。

羽毛布団の側生地は、特殊な方法で高密度に織られているため、中の羽毛が出にくい状態となっています(ダウンプルーフといいます)。
しかし、ひとたび小さな引っ掻きキズでも付いた場合、すぐにそこから羽毛が吹き出してきてしまいます。

側生地を長持ちさせるためにも、すっぽりと羽毛全体を覆うカバーをご使用ください。



ふとんカバーの掛け方
裏返した掛け布団カバーの上に、掛け布団をのせます。 カバーの留めヒモを7か所布団に結びつけます。 カバーのファスナー部分を持ち、留めヒモ7か所を結び付けたカバーを持ち上げて。 布団と一緒にひっくり返します。そうすると、布団がカバーの中におさまる状態になります。 カバーの4角を引っ張り出してきちんと整えます。
 
最後にファスナーの真ん中にあるヒモも布団に結び付けて…。





また、寒い真冬には、羽毛布団に毛布などを組み合わせて使う方も多いと思います。
ですが、使い方を間違うと、せっかくの良い羽毛布団もあたたかさを十分に発揮できない場合がございます。

羽毛布団と毛布とを一緒に使うなら
毛布を羽毛布団の下にする場合

あたたか効果は最も低くなります。
先に申し上げた通り、あたたかい状態をつくるには、「羽毛布団を直接体に触れさせる」ことが不可欠。羽毛布団と体の間に毛布があると、この効果を遮断してしまいます。
羽毛布団を先に掛けて体温で温め、外部から冷気が進入してこないように毛布で覆い隠すと考えれば良いと思います。
毛布を羽毛布団の上にする場合

羽毛布団と身体とで温めた「熱」を、上へ逃がさないフタの役割をしてくれます。
ですが、あまり重い毛布の場合、せっかくのあたたかい空気層を押しつぶしてしまうので避けましょう。

なお、綿100%の綿毛布やウール、カシミヤの毛布、ガーゼケット・タオルケットなどは、通気性が高く熱を遮断しにくいので、羽毛布団の下にしても大丈夫です。
毛布を身体の下にする場合

真冬に入り、さらにあったか効果をパワーアップさせたいときは、毛布を「身体の下に」敷きましょう。

寝ている間に身体から放出される熱を下から受け止めてくれるので、保温効果バッチリです。
毛布を折り曲げてセットするのが面倒という方は、あったか素材の敷パッドなら着脱が簡単でおススメです。











人は寝ている間に約コップ1杯分の汗をかくと言われていますが、湿度が高くなった羽毛布団はダニやカビが最も集まりやすいとして知られています。
そのままの羽毛布団で寝続けると、アレルギーや疾患の原因になります。

正しい羽毛布団の天日干しは、ダニやカビ対策だけでなく、羽毛布団の寿命を左右するとても大切なことなんです。

けれど、やみくもに干しても、今度は日光の影響で羽毛布団が傷んでしまうことも。

せっかく買った大切な羽毛布団は、正しいお手入れ方法で、長く・気持ちよく・清潔に使いましょう。

羽毛布団の干し方
目安は月に1〜2回、1時間程度

羽毛布団を干す頻度は、羽毛の場合、月に1回、夏は30分・冬は1時間程度というのが目安です。

よく、朝から夕方まで一日中布団を天日干しされているご家庭を見かけることがありますが、長時間の天日干しは羽毛布団の側生地や中綿の羽毛を劣化させ、羽毛布団の寿命を縮めてしまうことに繋がります。

片面を干したら、裏返してもう片面も干すとベストです。
湿度の低い、からっと晴れた日に

湿気を取るのが目的の1つなので、当然、布団を干す時は湿気が少ないときというのが条件になります。

よくある注意点として、綺麗に晴れていたとしても、「雨が降った次の日」は避けましょう。
雨がずっと降っていて、急にいい天気になったりすると、ついつい布団を干したくなりますが、雨の降った翌日はやはり湿気が多いんです。

なので、布団の湿気を取り除くどころか、布団が湿気を吸い取ってしまいますよ。
時間帯は午前10時から午後3時に

朝の早い時間帯はまだ夜露などで湿気が多いですし、夕方になり気温が下がってくると、湿気も多くなります。

せっかく布団を干したのに湿気が取れてなかった、となると意味ないですので、干すのはできるだけこの時間帯にしましょう。

布団を取り込んだ後は、広げるなどして、熱を冷ましましょう。
羽毛をそのまま直射日光に当てない

そのまま直射日光に当ててしまうと、側生地が日焼けし傷みを招いてしまい、生地が変色したり破れやすくなることも。
羽毛布団の劣化を防ぐために、布団カバーを掛けたまま干して下さい。

羽毛布団を天日干しするタイミングで、布団カバーを同時に洗濯したい場合は、シーツなど一枚布を掛けて干しても大丈夫です。
市販の布団天日干し用カバーを使うのもおススメです。
汚れたカバーには、ダニが住みつくようになるでしょうし、次第にその汚れが羽毛布団へ移ってきてしまいます。カバーも清潔に保ちましょう。











Q.羽毛ふとんはカバーをつけた方がいいですか? 体からでる皮脂や汗、たんぱく質系のよごれは酸化し、ふとんに染み込み黄ばみとなります。
そうなると汚れを落とすのはなかなか大変です。汚れを防ぎ、衛生的にお使いいただくためにはぜひ、カバーをお使いください。
Q.マンション等で天日干しが出来ない時は? 窓を開け放し、椅子などの上などにかけて風を通して湿気を逃がしてください。
市販の布団乾燥機や、電気毛布を使っても湿気を逃がせます。
Q.圧縮袋に入れてもいいですか? 当店では羽毛を圧縮することはおススメしておりません。
圧縮するときにスモールフェザーの羽軸が生地を突き破ってしまうおそれがあります。ダウンは小さな針穴からもどんどん吹き出してきます。
突き破るまではいかなくとも、側生地を傷めてしまいます。
また、長期間圧縮してしまうと元通りに羽毛がふくらまないことがあります。
Q.シーズンオフの羽毛ふとんの収納方法は? 使わなくなった羽毛は干して、湿気を逃がしてから使い古しのシーツやふろしき、通気性のあるふとん袋に防虫剤を入れて湿気の少ないところにしまってください。
購入したときに入っていたケースに入れる場合は、ケースの口を開けておいたほうがよいでしょう。
全面ビニールなど、湿気が溜まりやすい素材には入れないでください。
また、重いものを上に置いてしまうと、羽毛がつぶれる場合がございます。なるべく一番上に収納しましょう。
Q.買ったばかりの羽毛のニオイがきついのですが? 当店からお届けさせて頂いている場合、作り立てをすぐに梱包してのお届けとなりますため、においが溜まってしまっているかと思います。
収納袋から出し、中の空気をしっかりと抜いて頂き風通しの良い(直接日光の当たらない場所)に1〜2時間程度干して頂きますと徐々ににおいが抜けてくるかと思いますので一度お試しいただけますでしょうか。
Q.羽毛が出てきたら? 羽軸が突き出てきたものを引き抜いてしまうと、穴が大きくなり次々と羽毛がでてくる原因になります。
必ず引き抜かず反対側から中に入れるように引っ張って下さい。

穴が開いてしまったら補修布を使ってアイロンで補修できます。
しかし、どこにあいてるかわからないくらいたくさん羽毛が出てくる場合は、側生地の寿命も考えられますので、買い替えかリフォームを検討されたほうがよいかもしれません。
Q.自宅で洗えますか? 羽毛ふとんは洗うのは簡単ですが、干し方がとても難しく、濡れて固まった状態で日に干すと復元しにくく、保温力は低下してしまします。
ダウンケットや、特殊な加工がされてあるものは丸洗いできるものもありますが、基本的には信頼のおけるクリーニング店に出された方が安心です。
購入されて2〜3年ほどして、汚れが気になるようでしたらシーズンオフに一度だされるといいでしょう。
Q:羽毛ふとん1枚では寒い時、どうすればいいですか? 基本的に、毛布などをご使用いただければあたたかくお休みいただけます。
汗を吸い取る素材(綿・ウール・シルク・カシミヤなど)は羽毛布団の下へ、汗を吸わない素材(アクリルやポリエステルなど)は羽毛ふとんの上へかけてお使いください。

ですが、羽毛布団は「保温力」には優れておりますが「発熱力」はございません。
「いい羽毛布団を使っているのに寒い」という方は、冷え性などが原因の場合もございます。その場合は湯たんぽなどがおススメです。