年末の感謝を贈る季節がやってきました。
家族や友人、大切な人々に、「ありがとう」の気持ちを込めて美味しい贈り物を贈りませんか?お歳暮特集では、季節感溢れる贈り物や、スタッフおすすめのセンスのいいお歳暮冬ギフトをご紹介。思いが伝わる贈り物を見つけ、今年も温かな年末を迎えましょう。
ギフト百花のお歳暮ギフト
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お歳暮ギフト
ご利用ガイド
GUIDE
受付期間
10/1~12/19
お届け期間
12/1~12/24
注文受付期間・商品お届け期間に関しては、商品により異なりますので、商品詳細ページにてご確認いただきますようお願い申し上げます。
熨斗・包装紙対応の商品もございます。
詳しくは商品ページの案内画像にて包装紙・熨斗の有無を確認し、ご注文時にプルダウンよりお選びください。
※商品によって対応が異なるため、熨斗・包装対応ができないものもございます。
お歳暮豆知識・マナー
TRIVIA MANNER
お歳暮を贈る時期は?相場は?
ちょっとした疑問にお答えします。
お歳暮とは年末に親戚や恩師、ビジネス関係者など、日頃お世話になっている方に1年間の感謝の気持ちを込めて贈りものを贈る、古くから親しまれている日本特有の文化です。お歳暮の歳暮とは「せいぼ・さいぼ」と読みますが、読んで字の如く、「歳の暮れ」を意味する言葉でもあり、俳句の世界では「お歳暮」という言葉は12月の季語にもなっています。年末に贈ることから日頃の感謝の気持ちだけでなく、「来年もよろしくお願いします。」「末永くよろしくお願いします」という意味も込められており、この先もこのご縁を大切にしたい、という気持ちを伝える意味も込められています。
■お歳暮の歴史
諸説ありますが、ルーツは室町時代に遡ります。当時の日本ではお正月に祖先の霊をお迎えする、御霊祭という行事が行われていました。その際に供えたお供物を、分家や嫁いだ身内、親族や隣人などに配っていたことがお歳暮の始まりとされています。
その後、年末にお世話になった相手などに、1年間のお礼や挨拶の気持ちをこめて贈り物を贈る、今のお歳暮の形になったのはそれから数百年後の江戸時代です。江戸時代になると商人たちが年末に、お得意様や仕入先など仕事関係者に手土産を持って挨拶をして回る、「歳暮回り」という文化が生まれました。当時の商人たちは掛け売り(ツケ)で商売をしており、年末に取引先などをまわり集金を行っていたため、その際に日頃の感謝の気持ちと共に贈り物を贈っていたようです。また、同時期に弟子から師匠、分家が本家に対してなど、お世話になった自分より身分の高い相手に対して、1年間のご挨拶と共に鏡餅を贈る習慣もはじまりました。
明治時代に入ると、上司やお得意先への贈り物としてお歳暮が贈られるようになり、現代ではお世話になった方々に対して挨拶と感謝の意を示す、年末の風習として受け継がれています。お歳暮は、日本の伝統を維持しつつも時代に合わせて変化し、日本人の人間関係を重んじる文化に根ざしてきました。
■お歳暮の起源は中国から
日本でお歳暮が始まったのは室町時代ですが、さらに遡ると中国古代の民間信仰や、神仙説に道家の思想が加わった、道教という中国三大宗教の「三元」という宗教行事が起源とされています。この行事は年に3度、神様の誕生日を祝う日とされており、1度目は「上元」と呼ばれ旧暦の1月15日に天官賜福大帝(てんかんしふくたいてい)、2度目は「中元」と呼ばれ旧暦の7月15日に地官赦罪大帝(ちかんしゃざいたいてい)、3度目は「下元」と呼ばれ旧暦の10月15日に水官解厄大帝(すいかんたいてい)、それぞれの神様の誕生日に、お供物をしてお祝いする習わしがありました。この中国の行事が日本に伝わり、日本でも行われていた御霊祭という行事と合わさり、現在のお歳暮の由来になったと言われています。
■お歳暮の品には何を贈る?
ご先祖様へのお供えものを配ることから始まったお歳暮ですから、当時のお歳暮の品といえばお餅、お酒、野菜、数の子、するめ、魚(塩鮭や塩ぶり等)などのお供えもので、保存が効きお正月まで日持ちのする贈りものを贈っていました。その流れからか現代でも食べ物やお酒など、食料中心のお歳暮の品が多くなっています。基本的にお歳暮の品は消えものと呼ばれるグルメやフルーツ、お菓子などの食料品、お酒やジュースなどを贈るのが良いとされています。食べ物やお酒など食品以外の贈りものを贈りたい場合は、タオルなどの日用雑貨やキッチン用品など、生活必需品を贈るのが良いでしょう。
■お歳暮とお中元の違い
お歳暮と同じように、お世話になった方へ贈り物を贈る文化でお中元がありますが、どのような違いがあるかご存じでしょうか。
大きな違いは贈る時期です。お歳暮は夏のお盆の前頃までに、お中元は年末に贈ります。また贈る意味合いにも少しだけ違いがあります。半年間のお礼と日頃の感謝を伝えるために夏に贈るお中元と比べ、お歳暮は1年の最後のご挨拶になるので、日頃の感謝の気持ちと合わせて「来年もどうぞよろしくお願いします。」という末永いお付き合いをしたい、という気持ちも込められています。
また、お歳暮とお中元のどちらにも言えることですが、一般的に1度贈った方には翌年以降も継続して贈り続けるのがマナーです。これからお付き合いが長く続いていく方か、贈ることで負担にならないかなどを考慮した上で、必ず翌年以降も継続して贈り続けるようにしましょう。お中元とお歳暮の両方を贈ることが多いですが、必ずしもお歳暮とお中元をセットにして考える必要はありません。もしも経済的な理由などで両方贈るのが難しく、どちらか片方だけを贈りたい場合は、一年間の感謝の気持ちをこめて、お歳暮だけを贈るのがマナーであると言われています。お中元だけを贈り、お歳暮を贈らないということは、一般的ではありませんので注意が必要です。また両方贈る場合、お歳暮の方がお中元よりも2割から3割程度、値段の高い品を贈るのがマナーと言われています。
■お歳暮を贈る時期はいつから、いつまで?
歳の暮れを意味するお歳暮は、冬のギフトとも呼ばれており、多くの方が年末に贈るイメージを持っていると思います。漠然と年末に贈るもの、というイメージはあるものの、具体的にいつ贈れば良いかご存じでしょうか。地域差などもありますが、基本的には12月13日以降、遅くとも12月20日頃までに贈るのがマナーとされています。近世以降12月13日は「正月事始めの日」と呼ばれており、年末の大掃除を意味する煤払いや、門松に使用する松や、おせち料理を作るための薪の調達など、新年を迎えるために準備を始める日でした。食品を贈ることが多いお歳暮ですから、準備の始まる日に合わせて贈るよう配慮していたようです。近年では早割や、前倒しではじまる歳末商戦などに合わせて、お歳暮も早く贈る傾向があり11月頃に贈る場合もあります。
また、12月20日頃までに贈るのが良いとされているのは、年末に近づくにつれ年越しの準備や帰省、仕事納めなどでどの家庭も慌ただしくなってしまうためです。もしも「うっかりして20日を過ぎてしまった!」、という場合ですが、どんなに遅くともお歳暮は12月25日までには必ず贈るようにしましょう。それ以降にお歳暮を贈ってしまうと、逆に失礼になってしまうことも考えられますので注意が必要です。
■お歳暮を贈る時期は地域によっても違う?
あまり馴染のない地域に住んでいる方にお歳暮を贈る場合、いつ頃贈ったらいいのか?贈る時期に違いはあるのか?など悩んでしまいますよね。一般的に年末に贈る習慣があるお歳暮ですが、地域によって贈る時期に少し違いがあります。大きく、関東、関西、沖縄などで贈れる期間が変わってきます。贈る前に受け取る方の住まいや、贈れる時期を確認してから手配するようにしましょう。
■地域別のお歳暮の時期はいつ?
【関東地方】
関東地方の方にお歳暮を贈れる時期は、12月1日から20日頃までです。最近では11月に手配から発送まで済ませる場合もあります。関東地方のお歳暮は年々時期が早くなってきているため、なるべく早めに準備しておくと良いでしょう。
【関西地方】
関西地方の方にお歳暮を贈れる時期は、12月13日から12月20日頃までです。関東地方よりも10日ほどお歳暮を贈れる期間が短いので、品物の準備や配送など早めに手配し、期間内にお渡しできるようにしましょう。
【沖縄】
沖縄の方にお歳暮を贈れる時期は12月の始めから12月25日頃までです。他の地域と比べて贈れる時期が長く余裕をもって贈り物の品を選べますが、年末は何かと忙しくなることが多いので、なるべく早めにお贈りするのが無難です。
【その他の地域(北海道、東北、北陸、東海、中国、四国、九州)】
関東、関西、沖縄以外の地域の方にお歳暮を贈れる時期は、12月10日から12月20日頃までです。マナーに厳しい方の場合は、早すぎても遅すぎても失礼にあたる場合がありますので、なるべく12月15日頃にお贈りすると良いでしょう。
■お歳暮を贈るのを忘れてしまったら?
年末はどの家庭も忙しいものですが、何かと慌ただしくお歳暮を手配するのを忘れてしまった場合はどうしたらいいのでしょうか?多少贈る時期が遅くなってしまっても「贈らないよりはいいか」と、年末間際にお歳暮を贈るのは失礼にあたってしまいますので、気を付けましょう。また、年末に近くなると帰省や旅行などで、長期間不在になる家庭も多く、お渡しできない可能性も高くなります。
ついうっかりお歳暮の手配を忘れてしまったけれど、どうしても日頃の感謝の気持ちを伝えたい、という場合はお歳暮ではなく「お年賀」もしくは「寒中見舞い」としてギフトを贈るのがマナーです。
■お年賀、寒中見舞い、寒中御伺を贈る時期はいつ?
お年賀とは1年の初めに、「新年もどうぞよろしくお願いします。」という気持ちを込めて贈るギフトです。本来は三が日に年始の挨拶をする際、お渡しする品のことですが、元日にご挨拶に伺うのは失礼にあたるので、1月2日と1月3日にお渡しする品をお年賀と呼んでいました。しかし三が日は忙しく都合がつかないことが多いため、一般的には1月2日から松の内と呼ばれる1月7日までに贈るのがマナーと言われています。また関東地方は1月7日までの場合が多いのですが、関西地方では1月15日頃までお年賀を贈れる場合もありますので、確認が必要です。
それ以降に贈る場合は寒中見舞い、寒中御伺と呼ばれ、暦の上で寒さが1番厳しいと言われる時期に、この厳しい寒さを無事に乗り切れますように、という健康を気遣う意味が込められています。寒中見舞い、寒中御伺やお歳暮の代わりに贈れるギフトですが、お歳暮などと違い、感謝の気持ちを伝える意味合いは強くありません。意味合いには少し違いがありますが、既にお歳暮を贈っている方に対して、寒中見舞い、寒中御伺でギフトを贈ることは少ないので、お歳暮代わりの品物を、寒中見舞い、寒中御伺として贈ることができます。お歳暮を既にお贈りしている場合は、手紙やはがきでのご挨拶にとどめるのが一般的です。
■お歳暮の平均価格帯は?
お歳暮を贈るときに悩んでしまうのが、いくらぐらいの価格のお歳暮の品物贈ったらいいかな?など価格に関することで、頭を悩ます方が多いのではないでしょうか。お歳暮の相場ですが、平均価格3,000円から5,000円程度の品物を選ぶのが一般的です。お中元もお贈りしている場合はお中元よりも2割から3割程度価格が高い贈りものを選ぶのが一般的ですが、お中元と同程度以上の贈りものであれば問題ないでしょう。
また、特にお礼の気持ちを伝えたい相手にお歳暮を贈る場合には、平均価格よりも少し高額な、5,000円から10,000円程度の高級ギフトを贈るのがおすすめです。ただお世話になったお相手だからといって、あまりにも高級すぎるお歳暮の品を贈ってしまうと、逆に気を使わせてしまうこともあります。贈る相手の負担も考えながらお歳暮の品を選ぶことが大切です。また、お歳暮は1度贈ったらその翌年以降も継続して贈り続けるのがマナーです。最初からあまりにも高額なお歳暮の品を贈ってしまうと、翌年以降にお歳暮を贈る際に負担になってしまう場合もありますので、お財布事情も考慮しながら、無理のない範囲でお歳暮のお付き合いを継続していけるようにしましょう。
■渡す相手によっても贈りものの価格は変わる?
お歳暮と一口にいっても、贈る相手や関係性によってもお歳暮の価格は変わってきます。もちろん感謝の気持ちを伝えることが目的なので、価格だけを重視する必要はありませんが、ある程度平均的な贈りものを贈るのがマナーです。
【ビジネス関係者に贈るお歳暮の価格】
社内や取引先など、ビジネス関係者にお歳暮の品を贈る場合は5,000円程度の贈りものを贈るのが一般的です。社内の場合には独自のルールや、取引先の場合には会社間での関係性など場合によってはもう少し前後します。事前に確認をしてからお歳暮の品を選ぶようにすると良いでしょう。
【親戚関係や両親、義父母に贈るお歳暮の価格】
親戚や両親、義父母にお歳暮の品を贈る場合は3,000円程度の贈り物を贈るのが一般的です。普段の関係性にもよりますが、遠方に住んでいて普段会えない場合や、近くに住んでいて普段からお世話なることが多いなど、日頃の感謝の気持ちや中々会えないからこそ気持ちを伝えるために、平均価格より少し高めの¥5,000円程度の贈りものを贈ったりすることもあります。また、家族や親戚関係の場合、必ずいくらというルールはあまりないので普段の関係性を考慮した価格帯のお歳暮の品をお贈りしましょう。また家族、親戚同士で気を使い合いたくないという場合は、贈り合わないこともあります。特に両親や義父母に贈る場合はパートナーなどと話しあってから贈るのがベターです。
【友人や知人に贈るお歳暮の価格】
友人や知人に贈る場合は3,000円程度の贈り物を贈るのが一般的です。仕事関係などの付き合いと比べて、普段から仲良くしている方やお世話になっている気を遣わせないようにあまり高額な品は贈らないほうが良いでしょう。
【特にお礼を伝えたい相手に贈るお歳暮の価格】
特にお礼を伝えたい相手に贈る場合は10,000円程度の贈り物を贈るのが一般的です。先にお話したように、相手によっては高額なお歳暮を贈ることで負担に感じさせてしまうこともあります。お相手の性格や普段のお付き合いなど、考慮しながらお歳暮の品を選びましょう。また、1度だけ高額な贈り物をしたい場合は「一度のみ贈ります」という意味を込めて、熨斗の表書きを「御礼」にしてギフトを贈ってもよいでしょう。
■相手の好みを考慮して贈る
お歳暮を贈るときに大切なのは、贈る相手の好みを考えながら喜ばれるものを贈ることです。お歳暮の品で人気があるものといえば、お酒や発泡酒のセット、ジュースなどがあります。ですがお酒の場合は銘柄や好み、ジュースの場合は家族構成、普段の生活スタイルなど少し考慮した贈り物を贈ると喜ばれるでしょう。
■お歳暮で贈ってはいけないもの
お歳暮は普段の感謝の気持ちを込めて贈る贈りものですが、相手が喜びそうなものであれば何でもよい、というわけではありません。お歳暮のマナーで贈ってはいけない品がいくつかあります。贈る相手に誤解を与えないよう、相応しくない品を贈らないように注意しましょう。
まず、語呂合わせに関する4や9に関係する贈り物を贈るのは避けるようにしましょう。昔から4は死、9は苦など連想させる言葉で、縁起が悪いとされてきました。中でも髪を整える「櫛(くし)」は絶対に贈らないよう気を付けましょう。その他にも、ハサミ・包丁・ナイフなど切ることを連想させる刃物などの品は、「縁を断ち切る」という意味になってしまいます。贈らないようにしましょう。同様に足で踏みつけることを連想させるスリッパ、靴品などの品、漢字で書くと「手巾(てぎれ)」と書くため、縁を切ることを連想させるハンカチなどの品を贈るのは避けましょう。お歳暮は長く続いている風習でもあります。毎日使うアイテムであれば喜んでもらえるかな?と好意で贈ったとしても縁起が悪いものや、不吉なイメージを与えるものは誤解を与えてしまいますので、避けるのが無難です。
■お歳暮を贈る相手は?
あまり慣れていない場合、お歳暮を誰に贈るべきなのか、どんなものを贈るのが良いのか、悩んでしまいますよね。基本的に必ず贈らなければならないという決まりはありません。普段の感謝の気持ちを伝えたい、お歳暮を贈りたい相手に贈れば良いのですが、一般的にはビジネス関係者、親族、友人や恩師などが多いです。一度お歳暮を贈った後、翌年以降贈らないことは失礼にあたりますので、長く付き合っていきたい相手に贈るようにしましょう。
【ビジネス関係者に贈る場合(仕事関係者、上司、取引先)】
取引先など仕事関係者に贈る場合、ビジネスパーソンにとっては挨拶にも伺え、日頃の感謝を伝えることができる良い機会です。お歳暮を持参することで気軽に近状を窺い知ることができ、普段お会いできないような幹部の方にお目にかかれる場合もあります。また、会社に贈る場合は、保管場所に困らない、常温で日持ちのするものを贈るのがおすすめです。定番は焼き菓子やせんべいなどのお菓子などで、小分けになっていて社内で配りやすいものだと喜ばれます。しかし企業間でのお歳暮ですが、会社によっては近年廃止にしている場合もあります。お歳暮を贈っても問題がないか事前に確認しましょう。また公務員や政治関係者などへのお歳暮は、寄付行為とみなされ法律違反になってしまう場合があります。事前にきちんと確認して、トラブルがおきないよう注意しましょう。
上司や社内の方にお歳暮を贈る場合も、目上の方に対して失礼がないようマナーを守ってお渡ししましょう。子供がいる場合など、家族構成など考慮して家族みんなで楽しめるものを贈ると喜ばれます。社内の場合でもコンプライアンスなど確認し、お歳暮を贈っても問題ないか理解した上で贈るようにしましょう。
【親族に贈る場合】
両親や義両親に贈る場合、それぞれの実家で喜ばれそうなものを、毎年同じにならないよう工夫して贈ると良いでしょう。最近は両親、義両親の場合は贈り合いになるからと、お歳暮を贈らない家庭も増えているようです。その場合年末年始に帰省する際の手土産など、形を変えて感謝の気持ちを伝えることもできます。
また仲人に贈る場合、仲人をしていただいてから3年間は贈るのが一般的ですが、実際には3年以上贈り続けている方が多いようです。当日だけの仲人など、普段からあまり関わりがない方でお歳暮を辞めたい場合でも3年間は贈ってからにするのが良いでしょう。
【友人や同僚に贈る場合】
本来は目上の方に贈るお歳暮ですが、あまり会えない友人や遠方に住んでいる友人などに、お歳暮を贈る方が増えてきています。普段から親しくしている友人や、ママ友などに贈る方も多くなっており、相手の好みに合うものをカジュアルに贈り合うのがトレンドです。
また、友人や毎日顔を合わす同僚などの場合は、堅苦しくならず気軽なものを贈ると喜ばれます。好みを把握しているのであれば食べ物やグルメがおすすめです。少し質のいいお肉や、趣向を凝らしたドレッシングなど、珍しいものや自分では買わないけど貰ったら嬉しいものを贈ると後から話題にもなるのでおすすめです。贈りものを選ぶのが難しい場合は、タオルなど日常的に使用する消耗品を贈るのもよいでしょう。また、年々カタログギフトの種類も増えており、生活用品だけではなく、お肉やお酒に特化したカタログギフトなども販売されています。選ぶのが難しい場合はカタログギフトを贈るのもお勧めです。
【恩師、お稽古事の先生に贈る場合】
自身や子供の習い事の先生などに、お歳暮を贈るか悩む方も多いと思います。お稽古事にもよりますが、昔は夏と冬にお中元とお歳暮として、月謝一か月分を現金や商品券で渡す習慣がありました。現在でもその形を引き継いでいる場合もありますし、月謝一か月分程度のお菓子などを、お歳暮として贈る場合もあります。他の受講生や身近な方に確認し、お渡しするときも、他の方との関係もありますのでなるべく2人きりの時に渡すなど配慮するとよいでしょう。また恩師といっても学校の先生など、公務員の場合は前途したように寄付行為とみなされ法律違反になってしまうため、トラブルにならないよう注意しましょう。
【自分へのご褒美、ご自宅用のお歳暮】
1年間頑張った自分にむけて、家族で楽しむためにご自宅用としてなど自分へのお歳暮を購入する方も年々増えています。年末年始に家族で楽しめる鍋のセットや、おいしいグルメは記憶にも残りますし、思い出深いものになるでしょう。食べ物の場合、お歳暮として贈る前にご自身で食べて味を確認することができるので、本当においしいと思える満足のいく品を贈ることができます。先に試しておくことで、贈った相手と味の感想など話題を共有できるメリットもあります。
また、12月はお仕事など忙しくなる方も多いですよね。年末年始はお休みが中々取れない方など、頑張る自分へのご褒美を早い段階で注文しておくと、仕事のモチベーションもあがります。飲食店が休業になることも多い年末年始に、ご自宅で過ごす際の楽しみにもなります。
■高級焼き菓子の詰め合わせ
クッキー、マドレーヌ、パウンドケーキなど、個包装の焼き菓子はそのまま食べられ、オフィスで分けやすいのが魅力です。品質の高いブランドから選ぶと特別感もあります。
■ドリップコーヒーや個包装のティーバッグセット
オフィスで手軽に楽しめるドリップパックのコーヒーやティーバッグは、リラックスタイムにぴったり。多種多様なフレーバーのアソートを選ぶと喜ばれるでしょう。
■プレミアムナッツやドライフルーツの個包装セット
ヘルシーで保存も効き、すぐに食べられるナッツやドライフルーツの小分けパックは、職場のスナックとしても人気です。高級感のある包装だとさらに良い印象を与えます。
■高級チョコレートやキャンディの詰め合わせ
個包装のチョコレートやキャンディは、日持ちもよく、さっと取り出して食べられるため、オフィスギフトとしておすすめです。
■冷凍パンのセット(そのまま食べられるタイプ)
冷凍のまま解凍するだけで食べられる貴社のパンも選択肢として良いでしょう。特にそのままで美味しく食べられるあんパンやクリームパンなどは、手軽でオフィスでも扱いやすく、喜ばれるでしょう。
■スープやリゾットのレトルトパック
湯煎や電子レンジ加熱ができる場合、常温保存できるレトルトのスープやリゾットも手軽で便利です。高級食材を使ったものや、シンプルな味わいのものは特に喜ばれます。
■果物ゼリーの個包装セット
小分けタイプのゼリーは日持ちが良く、デスクで簡単に食べられるので、フルーツ入りのゼリーやフルーツピューレのものなど、プチ贅沢感のあるタイプがおすすめです。
■個包装のおかきや煎餅の詰め合わせ
日本らしさを感じさせるおかきや煎餅は、幅広い世代に受け入れられる定番ギフトです。高級志向のものや、地域限定の味が楽しめるものだとさらに特別感が出ます。
■有名ブランドの洗剤とスポンジのセット
デザイン性が高く、手肌に優しい成分でできた食器用洗剤と、おしゃれなスポンジのセットもおすすめです。キッチンにあると華やかな雰囲気が加わり、使用後に手が荒れにくいので喜ばれます。
■フレグランスサシェやデスクアロマ
さりげない香りでリラックスできるサシェやデスク用のアロマディフューザーは、デスクやロッカーに置きやすく、癒しのひとときを提供します。仕事のリフレッシュにもぴったりです。
■お歳暮の渡し方とマナー
最近では、オンラインで注文した商品を配送することが増えたお歳暮ですが、本来はご自宅に伺い、1年間の感謝とご挨拶をした際にお渡しするのが好ましいと言われています。とはいえ、どんな挨拶をして、他にどのようなお歳暮のマナーがあるのかわからず、お伺いするのを躊躇してしまう方も多いのではないでしょうか。せっかくお歳暮を贈るのですから、相手に失礼がないよう、マナー注意してお渡しするようにしましょう。
■訪問する時間帯のマナー
訪問してお歳暮をお渡しする場合、事前に訪問してよいか確認してから訪問するのがマナーです。年末の忙しい時期ですから、留守にしていたり、立て込んでいるタイミングでお邪魔してしまうとご迷惑になってしまいます。親しい間柄だといってご連絡をせずに伺うのはマナー違反です。また訪問時間は基本的に相手に合わせるようにし、食事時や早朝、夕方以降は避けるようにするのがマナーです。目安は午前10時から11時前後、午後14時から16時前後の時間帯がよいとされています。約束の時間を遅れる場合は必ず連絡を入れ、早く到着した場合でも、約束の時間まで待ってから訪問するようにしましょう。約束の時間5分前後に訪問するのがよいとされています。
■お歳暮の持参方法のマナー
お歳暮を贈る際もっとも丁寧にお渡しする正式なマナーは、金品の包みを折敷(または進物盆)に載せて袱紗をかけ、風呂敷に包んで持参し、折敷ごと相手に渡します。お渡しする際に袱紗や風呂敷を掛けたまま渡すかは、地域や資料によって異なります。関東近辺では袱紗は持参した側が取ってからお渡しすることが多く、関西地方では掛けたままお渡しし、受け手があとで袱紗と折敷を返すものとされていることが多いようです。こちらはかなり正式なマナーで、風呂敷がない場合は紙袋などに入れて持参しても問題ありません。
■お歳暮を渡すタイミングのマナー
お歳暮をお渡しする場合、基本的には玄関先で、1年の感謝の気持ちを込めた挨拶と共に、手短にお渡しするのがよいでしょう。お部屋に通された場合は、部屋の中に入ってから正式にご挨拶をしてお渡ししましょう。洋室の場合は椅子に座る前に立ったままお歳暮をお渡しします。座る際には必ず出入口に近い下座に座るようにしましょう。和室の場合も出入口に近い下座で一度挨拶をし、お歳暮の品を取り出します。品物の正面を自分側に向けて持った後、一回転させて相手に正面が向くように置いてから渡します。畳の場合は床に擦れても構いませんが、テーブルの場合は擦れないように少し浮かせながらお渡しするようにしましょう。
紙袋で持参した場合、必ず紙袋から出してお渡ししてください。本来紙袋はホコリ除けが目的ですので、そのままお渡しするのはマナー違反です。基本的に紙袋は持ち帰るのがマナーですが、親しい間柄の場合処分をお願いしても構いません。その際、一言お詫びをしてから紙袋をお渡ししましょう。ご自宅以外の外でお歳暮を渡す場合はこれに限らず「紙袋のまま失礼します」と一言お伝えし、紙袋のままお渡しする方が親切です。
■なんと言ってお歳暮をお渡しするのが正解?
友人など親しいお相手の場合はあまり悩まないと思いますが、上司や目上の方にお渡しする場合、なんと言ってお渡しすればいいか悩んでしまうこともあると思います。お歳暮をお渡しする際は、「心ばかりの品ですが、お納めください。」、「ご家族で召し上がってください」など、「今年もお世話になりました」という挨拶の後に一言つけるようにしましょう。
また、何か贈答する際に「つまらないものですが」という言葉があります。以前はよく耳にしていましたが、最近は避けたほうがよいと言われています。本来は謙譲語でへりくだった言葉使いは間違いではないのですが「つまらないものを渡すのは失礼」と受け取られる方もいるようで、最近はあまり使われなくなってきています。
■発送する際のマナー
遠方にお住まいの方や、年末は忙しく、直接訪問してお渡しするのが難しい場合はオンラインで購入したり、配送しても問題ありません。年末の忙しい時期ですので、不在にしていたり、チルド商品の場合は冷蔵庫の空きスペースの問題もあるため、事前に送り状を出しておきましょう。事前に送り状が出せない場合は電話やメールなどで連絡をしてから発送するのがマナーです。
■送り状(挨拶状、メッセージカード)のマナー
お歳暮を贈る際のマナーがたくさんあるように、送り状にもいくつかマナーがあります。まず、お歳暮を贈る際には、事前に送り状を送るようにしましょう。お歳暮の品が突然届くのは失礼だと感じる方もいますし、年末は何かと家を空けることも多くなります。基本的にお歳暮を届ける3日前頃までに相手に届くように送り状を送ります。商品と一緒に送る添え状もありますが、特に目上の方に対しては事前に送り状を送るようにしましょう。
基本的に送り状は封書で送るのが好ましいとされています。友人や親しくしている相手に送り状を送る場合は、はがきでも構いませんが、親しい相手に対しても、送り状、または添え状を送るようにしましょう。日頃の感謝の気持ちを伝えるためにも、手書きで、縦書きで書くのがマナーです。フリクションペン等の消えるペンは避け、ボールペンや万年筆で書くようにしましょう。
最近はお歳暮を購入先から直送することも多く、送り状は送らない、という方もいるようですが、年末に日頃の感謝の気持ちと、「来年もよろしくお願いします」という気持ちを伝えるお歳暮の意味を考えると、送り状もお送りするとより気持ちも伝わると思います。