ビンテージショップが語る
FINE VULCANIZEDの魅力

取材協力:wonderlust

アメリカンビンテージがブームだった
1990年代中頃、今から20年前のこと。
GJはアメリカ古着の店を開いていました。
だから今回GJで取扱いがスタートした
FINE VULCANIZEDのレトロなキャンバススニーカーは
スタッフみんなのお気に入り。
ひとりひとりが自分の好きなモデルに
強いこだわりを持っていたのです。


 

布とゴムでできた靴

これはあるシューズデザイナーの方から聞いた話・・・。「ヨーロッパの靴は革でできた靴。アメリカの靴は布でできた靴。そして日本の靴は合成皮革でできた靴。」 つまり西欧人が伝統的なレザーシューズを育て、アメリカ人が合理的かつ機能的なキャンバスシューズを生み出し、改良改善が得意な日本人が合成皮革という新しい人工素材で新しい靴を作り出す・・・という大雑把な靴の歴史を語ったもの。 なんだか自分、妙に納得させられました。特にアメリカ人が生み出したキャンバスシューズという件に至っては、まさしくアメカジを代表するフットウェアがキャンバススニーカーだと思っていますから説得力があります。

ここで、アメカジと聞いてみなさんはどんなコーディネートを想像するでしょうか?古着屋ならずとも真っ先に浮かぶのがTシャツ、ジーンズ、キャンバススニーカーの組み合わせなんじゃないでしょう

 

 

か。もしかしたら、ウエスタンシャツにテンガロンハット、ウエスタンブーツなんてカウボーイスタイルを思い浮かべる方もいるかもしれませんが、ちょっと今の日常的コーディネートじゃないですよね。

ということでTシャツ&ジーンズ&スニーカー、全部いっぺんに着てしまうとコテコテ過ぎるかもしれません(アメカジの重鎮トコロさんだとサラッと着こなしますが・・・)。まあ、そうでなくともこの3つにまったく縁のない日本人なんて多分いませんよね。 自分は古着屋でしたので、どのアイテムも人よりかなり多めに持っています。そして老若男女問わず日本人のワードローブには、何かしらこの3つのアメカジアイテムが入っていると思うのです。あ、でも戦後生まれが前提です。 さすがにうちの祖母ちゃん(明治生まれ)は持ってなかったな(笑)。

 


P: 最近こってりしたアメカジスタイルは少なくなったけど、キャンバスシューズは良く見ますね。ジャックパーセルとか多いのかな?
W: 復刻っぽいランニングシューズも増えました。実際にランで使っているのかな?走ってる人多いですもんね。
P: ああ、走ってますね。ランナーズワールド的な・・・。自分SL-72がありますけど、今は絶対履けない。体重が増えちゃって ソールが頼りないと膝にモロにきます。
W: 40年前のオリジナルで走る人はいないでしょ。今は多分クッションがもっと良いですよ。
P: うん多分ね。でも古着屋は靴屋にいかないから最新の靴のことが全然わからない(笑)
W: えーと、ランキングサイトで今日売れてるスニーカーを見ると・・・スタンスミス、エアフォースI、ジョーダンのレトロ、オールスターOX、 ジャックパーセル、ポンプフューリー、バンズのスリッポン、ニューバ574・・・だそうです。(2015年4月のランキングを見ながら)
P: なんだ、知ってる靴ばっかりだ。自分古いスニーカーしか知らないはずなのに。
W: ランキングですから。やっぱり売れてるのは実績がある靴なんじゃないですか?メーカーさんもたくさん作るだろうし。新しいデザインの靴は もっとランキングの下の方ですよ。
P: そうだよね。それにしても昔のスニーカーが全然今の市場で通用するってことでしょ。とっとけばよかったなあ、ほとんど人にあげちゃった。
W: 売ったんでしょ!(笑)



 

永遠の定番(スタンダード)

すごいと思うのは、このアメカジ三種の神器「Tシャツ」「ジーンズ」「スニーカー」は誕生したときから、ほとんどその姿が現在まで変わっていないこと。つまりそれだけ最初から完成されたアイテムだったということですよね。 特にジーンズとキャンバススニーカーは誕生が19世紀まで遡るのですが、100年以上経っても今とほぼ同じディテールです。

ジーンズは有名なリーバイ・ストラウスとヤコブ・デイビスが1870年代に炭坑夫など労働者向けに世に送り出しましたが、この話を古着屋が語り始めるととっても長くなるので割愛します(笑)。 キャンバススニーカーはまず1840年代にチャールズ・グッドイヤーがゴムの加硫法を発明し、その技術を使った製品として、船乗り用のデッキシューズが誕生します。 そして1916年にUSラバー社(ケッズ)がキャンバストップ&ラバーソールのシューズ「チャンピオン」を発売し、「スニーカー」(静かで音のしない靴)という

 

 

キャッチフレーズを使用します。そしてほぼ同時期の1917年にコンバースが「オールスター(ハイカット)」を発売します。ちなみにTシャツはもう少し後の1930年代、ヘインズ社から海軍用のインナーとして生まれました。

例えばコンバースのオールスターは、最初に登場した1917年のモデルと現在発売中のモデルで構造にそれほど大きな違いはありません。 まさに永遠の定番として受け継がれてきたスニーカーで、おそらく今後もこの形のまま世界中で愛され続けるはずです。

そして、なぜアメカジが長く定番として受け入れられるのかと言えば、それはユーティリティがあるからだと思います。 使用目的と必要な機能が明確にあって、それを満たすために合理的に作られたのがアメカジアイテムなのです。

 


P: じゃ、今までどんなシューズ履いてきました?これ結構聞くのが楽しいです。
W: えーとですね、コンバースが多いです。今も手元にあるのだとオールスターのOXとHIで5〜6足。ジャックパーセルが何足か。バンズでオールドスクール、スケート、スリッポン。 アディダスでスタンスミス、キャンパス。ナイキはフォースIとか・・・ベタだな。
P: 冒険しないね(笑)。そういう自分も地味なんだけどね。これ、どういう選び方?
W: ジーパンやチノに合わせるとこうなりました。リーバイス501ばっかりです。
P: 定番だけどこの章にある異素材やマルチカラーの変り種シューズも良いよね。
W: あ、僕も総柄のオールスター持ってます。あとチェッカーのスケート。お店としても棚が華やかになるので良いですよね。



 

スポーツシューズとして

ではキャンバススニーカーの使用目的と必要な機能はなんなのか?最初はデッキシューズとして船の上で使用することが目的でした。 デッキとは船の甲板のことで、甲板上で水に濡れても大丈夫なこと、そして濡れた床の上で滑らない機能が求められました。キャンバス素材はもともと帆布、船の帆に使われる生地で水に強く、濡れてもすぐに乾く素材です。 そしてラバーソールは柔らかく、底面には水はけを良くする溝が彫られ、濡れた甲板でもグリップ力があります。

その後コンバースのオールスターが誕生した頃には、キャンバススニーカーの主な目的はスポーツでした。今でもオールスターハイカットのアンクルパッチ(丸に星のマークが入ったあの有名なパッチです。)には「チャック・テイラー」という筆記体の人名が入っています。 このチャック・テイラーという人は古着屋では有名人。1920年頃のプロバスケットボール選手で、コンバースに入社してオールスターのモデル改良をおこないます。そして全米の学校でバスケット

 

 

ボールの普及と同時にオールスターの販売に尽力しました。この時スポーツシューズとしてオールスターに求めた機能は軽さとコート上のグリップ力、フィット感などでした。

そういえば今はこの手のキャンバススニーカーをローテクなんて呼んでますけど、当時はかなりハイテクだったはずです。それまでヨーロッパの革靴が主流だったところに突然ゴム加工の技術が生まれて、キャンバススニーカーが世に登場したのです。 軽くて丈夫で、当時の人には夢のようなハイテクシューズだったと思います。天然素材の革と違って品質は安定しているし、大量生産もできますしね。 子供のころからゴム底靴が当たり前だった自分たちにはピンとこないけど、「スニーカー」・・・忍び寄るように音のしない靴・・・なんて名称をつけるのは、カツカツうるさい革靴が当たり前だった頃の人たちにはキャッチーだったからです。

 


P: デッキシューズこそ永遠の定番ですよね。もう100周年だってのに全然変わらない。
W: なんかこう爽やかですよね。ブロンドの髪に白い歯が良く似合うっていうか・・・正統派というか・・・ スポーツマンシップに則っているというか、とにかく眩しいです。
P: 東海岸風な感じかな?で、スリッポンの方が西海岸風。ところで、この章でチャック・テイラーの名前が出ましたね。持ってます?
W: いやあ、あったら売っちゃいます。人気ありますもんね。
P: もう良いサイズでは出物がほとんどなくなったね。(70年代以前の黒いヒールラベルのオールスターをチャック・テイラーと呼びます。 ラベルには星マークとチャック・テイラーの文字が入っていました。現在は白ラベル。)
W: スニーカーは消耗品ですから。履きつぶされてしまったか、状態の良いモノは納まるべきところに納まったというか、履くシューズというより 美術品になりましたね。そういう値段で出回ってます。
P: よく興味のないお客さんから「なんでコレは高いの?」って聞かれたな(笑)。一見現行と変わんないしね。説明するんだけどなかなか分かって もらえないの、サイドステッチとか素材感とか全体のシルエットとかね。今でも自分のサイズで欲しい色が見つからないかなって思ってる。無理っぽいけど。
W: え、自分用にですか?手に入れても履かないですよね。
P: うん、飾っとく。で、納得したら売っちゃう。
W: あ、やっぱり(笑)。



 

日本版キャンバスシューズ

アメリカでキャンバスシューズが誕生したその頃、日本人は何を履いていたのかというと、江戸時代末期から明治時代で草履、下駄、雪駄、足袋など。オールスター誕生の1917年は大正6年ですから、もう革靴も一般的でした。 この頃の人々の格好は和装、洋装がごちゃ混ぜです。ちなみに宮崎駿監督の「風立ちぬ」が関東大震災(大正12年)から太平洋戦争(昭和20年終戦)まで描いた映画ですから、あんな感じだと思えばわかりやすいですね。

そして、日本でキャンバスシューズの元祖になったのがこの頃生まれた地下足袋、足袋の底にゴムと滑り止めがくっついた外履き用足袋です。フィット感が高くて軽くて脱げにくいので労働者や職人たちに重宝されました。 今でも大工や左官、農家の方々から絶大な信頼を寄せられています。祭りで神輿を担ぐときに使う祭足袋なんてのも地下足袋の一種です。

今回、ムーンスターからファインバルカナイズが発売されました

 

 

が、ムーンスターという会社はご存知の通り「月星」という歴史のある会社で、大正時代の社名は「つちやたび合名会社」、足袋作りからスタートした会社です。 そしてアメリカでコンバースオールスターが誕生して3年後の大正9年には布靴の研究に着手し、大正11年に布製の足袋にゴム底をつけて地下足袋という日本版キャンバスシューズの製造販売を始めました。 後に月星とコンバースはブランドライセンス契約(1981年)を結びますので、日本におけるキャンバスシューズの歴史の中でムーンスターが大きな役割を果たしていることがわかります。

そして現在もコンバースの一部製品は、久留米にあるムーンスターの工場で作られ続けています。 ファインバルカナイズの製造工程をまとめた映像を見ると、ひとつひとつの工程に熟練の技術を見て取ることができますが、こうした練達は長い歴史が育んだものと言えそうです。

 


W: この章で紹介しているALWEATHERって、古着ではない靴ですよね。
P: アウトドアっぽくて良いでしょ?これ、自分用に買ってしまいました。新しいコンセプトのスニーカーなのに、 なんだか懐かしい雰囲気があるというか・・・で、履いてみると使えますコレ。
W: 要はカジュアルなビーンブーツですよね。ガムシューっていうんですか?あんなワイルドさがある。
P: そうそう。ビーンブーツも100年前の靴だもんね、あっちはハンティングとか雪国仕様でもっとゴツいけど。
W: 地下足袋の話が出ましたが、そんな雰囲気もありますね。
P: 雨のときにホント便利でした。レインブーツだと雨が上がった後のこと考えると面倒くさいもんね。
W: なるほど。



 

ローテク vs ハイテク

アメリカ古着屋が扱うスニーカーは主に1960年代以降のもので、メジャーブランドでいうとアメリカから「ナイキ」、「コンバース」、「バンズ」、「ニューバランス」、「プロケッズ」、ドイツから「アディダス」、「プーマ」、そしてイギリスから「リーボック」などです。 実は他にもたくさんあるのですが、数が多すぎるのでこのくらいにしておきます。

これらブランドがリリースするスニーカーは、ざっくり大別して「ローテク」と「ハイテク」に分けられます。伝統的な技術で作られるスニーカーがローテクで、キャンバススニーカーはこちらに入ります。 ハイテクは80年代以降ナイキのビジブルエア辺りから始まる先端技術が盛り込まれたスニーカーです。有名なところではエア・ジョーダンやエア・マックス、ポンプフューリーなど、20年前のブームを知ってる方には懐かしい響きですよね。

ローテク(低技術)なんてネガティブな言葉で、それじゃハイテク

 

 

のほうが良いのかって話になるけど、実は定番と呼ばれるスニーカーはほとんどがローテク。逆にハイテクはスタイルが斬新なものが多くて結構派手なルックス、長く愛用するとなるとローテクの方が有利かもしれません。 今回ファインバルカナイズから発売されたシューズはすべて定番を意識したローテクばかり、単なる復刻ではなく「昔履いた懐かしいあの一足」を昔ながらの作り方で、ひたすら丁寧に作った靴たちです。

また、古着屋に並んでいる靴は、リアルにその当時の中古品や新古品(デッドストック)です。ただし、服と違って靴は摩耗があったり加水分解があったり、状態の良いモノが少ないので、数を揃えるのが難しいのです。 別に古着で靴を探さなくても良いじゃない?・・・ってよく言われるのですが、やはり古いオリジナルの良さがあって探すマニアがいるのです。

 


P: アメリカのスニーカーブランドっていっぱいありますよね。とくに80年代以前はあまり聞いたことないブランドがたくさん。
W: とくにキャンバスシューズで多いですよね。構造が単純で小さな工場でも作れたんでしょうね。
P: ステッチの色とかヒールラベルのデザインで勝負みたいなマイナーシューズだけど、アンティークな雰囲気があって面白いんだよね。
W: メジャーブランドではどんなのを履いてました?
P: 基本ローテクですね。自分はコンバースとアディダスがほとんど、スーパースターにタバコ、あと都市名シリーズとかナイキはACGくらいかな。 それからニューバランスを新品で、年を取って地味になっていくパターン。
W: 長く履ける靴が欲しくなってきますよね。
P: 必要十分な機能と飽きがこないデザイン、結局定番シューズが多くなる。自分の場合、服はアメカジで決まっていて今更イメチェンなんてしないもんね。それに 合わせるシューズも決まってくる。だから今回みたいなシリーズが重宝するんだよね。ベーシックなデザインをひたすら丁寧に作って少しだけ今っぽい素材を使う・・・みたいな。
W: このゴム引きクロスとか絣(かすり)素材、雰囲気あります。
P: メジャーの復刻でも良いな・・・って、たまに思うんだけどね。
W: なんとなくわかります。



 

古くなっても良いもの

日々技術が進歩する世の中で、なぜ古いスニーカーの方が良いのか…というと、懐古趣味やセンチメンタルな価値だけではありません。1970年代からアメリカが本格的な大量消費時代に入ると、コスト面で大規模生産工場しか生き残れず零細工場が次々と消えていきます。 そして今度は価格競争が始まって、生産方法の簡略化や安価な素材への転換がおこなわれ、安い製品が大量に出回ります。そして最後には安い人件費を求めて生産が海外へ移転していく・・・。どこかで何度も繰り返されてきたストーリーですね。

市場で生き残るために製品が変わっていってしまうのです。見た目は同じようでも、古い製品の方が贅沢な作りだったりするのはそのためです。それから素材に技術革新があって、見た目にも差が生じることがあります。 この時代で一番大きい変化は石油化学製品(ポリエステルなど)が使われ始めたこと。発色が違ったり、経年の素材変化の

 

 

仕方が違うのですが、これの良し悪しは人それぞれですね。

小難しい話が多くて申し訳ないです。とにかく古着屋としては、「古いモノの中にも良いモノがあるんだよ」と力を込めて言いたかった訳です。ただし当然ですがビンテージやアンティークというのは作ることはできません。 時間をかけてゆっくりそうなっていくものです。だから欲しい人の数と実際に市場に存在する数のバランスで価格(相場)が安定しません。まあマニアにとってはそこが面白かったりするのですが、場合によっては実際に履ける値段ではなかったりもします。 あまりに需給ギャップがあって、とんでもないお値段で取引されるケースも古着屋として度々目にしてきました。カジュアルってのは日常ってことですから、普通に気兼ねなく履けないとアメカジは楽しくないですよね。

 


P: うちがお店を開いた頃でチャック・テイラーの一つ星がサイズUS8〜10で1万円台半ばでした。最近どうですか?
W: え!?それカラーは?今そんな値段ないですよ。
P: 何色かあったよ。生成り、黒、赤、ネイビー、マスタード。箱はないけど状態はまずまず。コーチも混ざってた。
W: 単なる自慢じゃないですか(笑)。知ってますよね、今スニーカーは玉がないんです。だから相場も何もないですよ。 それにコンバースだとチャックどころか2001年のMADE IN USAまでビンテージ化してますよ。
P: うちのお店は1997年オープンだから、その頃靴屋さんで売ってたオールスターが今やビンテージですか。光陰矢の如し(笑)。
W: わかってたら買い占めてたのに・・・って、それ古着屋みんなの夢ですよね。
P: この章でも言ってるけど、ビンテージやアンティークは作れないからね。でも、今良いモノを作っておくのが大事だと思わない? そういうのが時間が経ってからビンテージやアンティークになるんだよ。
W: それはまったく賛成です。アメカジ古着が今面白いのは、昔アメリカが良いモノを作り続けたから。
P: 今じゃアメリカ生産は風前の灯だもんね。
W: なんだか真面目な話になってきました。
P: そう。そういう意味でもFINE VULCANIZEDみたいな日本でできる良いモノづくりって大事な気がする。大人でしょ?
W: そこに着地させたのが大人っぽいです(笑)。



 

大人が履くスニーカー

この特集ページを作るきっかけとなったファインバルカナイズは、とくに何かのモデルの復刻版というわけではなく、昔ながらのスニーカーを当時と同じスローな製法で、丁寧に作ったムーンスターの新しい試みです。 バルカナイザーと呼ばれるシューズ用の加硫釜は現存する数が少なく、たくさん作るわけにはいきませんが、生産モデルを絞ってある程度の数を市場にリリースすることができました。これでビンテージを探さずともオールドスニーカーの風合いを、買いやすい価格で手に入れることができます。

アメカジを体現するキャンバススニーカーは、今や世代にかかわらず日本人のコーディネートに必須のフットウエアになりました。それなのに、意外と今すぐ履きたくなるようなスニーカーが少なくなったような気がするのです。 メジャーブランドの量産シリーズではど

 

 

こか物足りない、ハイブランドのカジュアルラインでは何だか敷居が高い・・・かと言ってビンテージはもう枯渇気味です。

ファインバルカナイズは、あの懐かしいスニーカーブームを経験した世代にも、もっと上のキャンバスシューズを日本で履き始めた世代にも納得してもらえるクオリティとストーリーを持ったスニーカーです。 個人的には、しばらくなかったあの感覚、昔手に入れるだけで気分が上がったあの感覚を甦らせるスニーカーじゃないかと・・・。

現在展開しているスタンダードなラインナップの中には、きっと誰もが「自分だったらコレだな」という一足が含まれているはずです。そして、その一足は一見何の変哲もない定番のルックスかもしれませんが、手に取れば細部まで驚くほど丁寧に作られていることに気づくはずです。

 


W: このモデルだけナイロンのランニングシューズですか?
P: うん。純粋にムーンスターのジャガーVの復刻だそうです。今見ると新鮮ですよね。
W: ほんとにシリーズすべてがレトロというかスタンダードでしたね。そして無理のない価格設定で、なのに細部まで作りはしっかりしています。 この靴紐なんてわざわざアンティークに作ってあるんでしょ?
P: FINE VULCANIZEDの生産工程を映した動画もアップしてありますけど、あれ見てると魅入ってしまうんですよ。丁寧に作ってるのが よくわかる。人にすすめ甲斐のある靴です。
W: 工場見学って楽しいですもんね。へぇーって思う箇所がいくつもありました。

FINE VULCANIZED


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