時計タイプ別 取り扱い説明

基本的な機能の説明をしてあります。また、簡単なベルトの調整等の説明もしてありますが、作業においては、ご自身の責任において行って下さい。

取り扱い説明の、お問い合わせが多い商品を例に説明してあります。メーカーやタイプが同じ場合は、操作方法が同様、または似ているもの物が多いので、ご参照にして下さい。

トーチマイスター (ダイバーズウォッチ タイプ) [ 参考商品 T0038]

マリーナミリターレ(機械式 パワーリザーブ タイプ ) [ 参考商品 MM_121S4ALPB]

エアロマティック (多針時刻表示 タイプ) [ 参考商品 A1281]

フェラーリ (クロノグラフ タイプ) [ 参考商品 SF830034 ]

 

トーチマイスター ( ダイバーズウォッチタイプ ) 機能説明 [参考商品 T0038]

トーチマイスターT0038取り扱い説明
  1. 回転ベゼル : 左方向にのみ回転(時計によっては両方向、右方向にのみ回転)します。 現在の「分針」とベゼル上の「●」を合わせる事で、経過時間を分かりやすくします。潜水の時にボンベの残量時間を計るのが本来の目的です。
  2. ねじ込み式竜頭 : ネジを緩めるように左回転で竜頭を引き出します。引き出しは2段階となってます。
    一番長く引き出した状態(2段目)で時間を合わせ(左右どちらの回転でも可能)、真ん中(1段目)までの引き出しで「C」の日付を合わせる事が出来ます。(日付合わせは、左回転時のみ稼働。また、日付合わせの回転方向は時計によって異なります。)
    ※竜頭は損傷しやすい部分なので、あまり力を入れ過ぎない様に扱ってください。
  3. 日付表示窓 : 日付を表示する小窓です。日付の設定は「B」の竜頭で調整します。
  4. 中止めロック金具 : ベルト脱着時の開閉に使用します。上に引き上げる事でベルトが開きます。 また、閉じたときには簡単に外れないよう、ロックの役目を果たします。
  5. 調整板 : D部分の固さの調整は、この板のR(曲がり)をきつくする事で固くなり、水平に近づける事で柔らかくなります。(調整は微妙ですので、ご自身の責任において行って下さい。)

マリーナミリターレ ( 機械式パワーリザーブタイプ ) 機能説明 [参考商品 MM_121S4ALPB]

マリーナミリターレタイプ取り扱い説明
  1. 隠しボタン (日付調整用) : 上記写真では確認出来ませんが、ムーブメントケース左側に、ネジ頭の様な隠しボタンが付いています。MM-121では、こちらのボタンは「C」の日付変更用ボタンとなっております。先の細いボールペンやシャーペン等で押して下さい。強く押し過ぎると故障の原因となります。ご注意下さい。
  2. 秒針 : 時針、分針と離れたタイプの秒針です。
  3. 日付表示窓 : 日付を表示する小窓です。日付の設定は「A」の隠しボタンで調整します。
  4. 竜頭ロックレバー : 上に引き上げる事で、竜頭の使用が可能になります。このレバーの固さはレバー内側にある、2本のネジで調整が可能です。(紛失し易い部品でもありますので、お気をつけ下さい。)
  5. 竜頭 : Dのロックを外して使用します。引き出さずに右回しする事で、ムーブメントが巻かれます。 引き出すと時間調整が可能となります。
  6. パワーリザーブ計 : ムーブメントのパワー残量を確認する為のメーターです。「E」の竜頭を巻く事でパワーが上がります。(巻きすぎると故障の原因となりますので、お気をつけ下さい。)

エアロマティック社 (多針時刻表示タイプ) 機能説明 [参考商品 A1281]

A1281タイプ取り扱い説明
  1. 日付表示 : 文字盤の外周に添って記されている1~31迄の数字が日付です。右写真の「P」の赤い三日月が付いた針が日針となります。
  2. 分数表示(0〜20分) : 0?20分の表示です。右写真「 I 」の針(一番長い針)が示します。
  3. 分数表示(20〜40分) : 20?40分の表示です。右写真「 M 」の針(二番目に長い針)が示します。
  4. 分数表示(40〜60分) : 40?60分の表示です。右写真「 J 」の針(二番目に短い針)が示します。
  5. 曜日表示小窓 : 曜日を表示する小窓です。右写真「 L 」の隠しボタンで調整します。
  6. 月表示小窓 : 月を表示する小窓です。右写真「 N 」の隠しボタンで調整します。
  7. 時間表示 : 時間板は中心になります。右写真「 K 」の針(一番短い針)が示します。
  8. ムーンサンフェイズ : 太陽と月の絵が24時間で1周する小窓です。0時で太陽が中央に、12時で月が中央に表示されます。
  9. 分針 (0〜20分) : B部分の数字を示します。調整はOの竜頭を引いて、回転させて合わせます。
  10. 分針 (40〜60分) : D部分の数字を示します。調整はOの竜頭を引いて、回転させて合わせます。
  11. 時針 : 時間を示します。時刻合わせは分針を回して調整して下さい。午前、午後は「 H 」のムーンサンフェイスで確認して下さい。
  12. 隠しボタン(曜日調整) E部分の曜日調整ボタンです。ボールペン等の先の細い物で押して下さい。(強く押し過ぎると破損、故障の原因となりますのでお気を付け下さい。)
  13. 分針 (20〜40分) C部分の数字を示します。調整はOの竜頭を引き上げ、回転させて合わせます。
  14. 隠しボタン (月調整) : F部分の月を調整します。ボールペン等の先の細い物で押して下さい。(強く押し過ぎると破損、故障の原因となりますのでお気を付け下さい。)
  15. 竜頭 : 引いて回すことで、I, J, K, M, の4本の針とHのムーンサンフェイスを調整します。
  16. 日針 : 左写真「A」の日付を示す針です。調整はQの隠しボタンを押して調整します。
  17. 隠しボタン(日付調整): 「 P 」の針を動かして日付けを合わせます。ボールペン等の先の細い物で押して下さい。(強く押し過ぎると破損、故障の原因となりますのでお気を付け下さい。)

フェラーリ社 (クロノグラフ タイプ) 機能説明 [参考商品 SF830034]

sf830034タイプ取り扱い説明
  1. ストップウォッチ秒針 : ストップウォッチの秒針と文字盤です。いくつかとタイプはここに通常の秒針が表示され、通常の秒針がストップウォッチの秒針として稼働します。
  2. ストップウォッチ分針 : ストップウォッチの分針と文字盤です。「A」が一回転すると、1目盛り動きます。
  3. 24時間計 : 24時間で一周します。GMTでは無いものは単独の調整は行えません。
  4. ストップウォッチ 作動ボタン : ストップウォッチのスタート、ストップの両機能を作動させます。
    通常の時計の秒針がストップウォッチ針になっている物は、竜頭を引き、このボタンを押す事で、計測針と文字盤のズレを修正する事が出来ます。
  5. 竜頭 : 引く事で分針を動かせ、時刻合わせが出来ます。
  6. ストップウォッチ リセットボタン : 計測で動いた「A」「B」のメモリをリセットさせます。

エンゲルハート社 (ムーンフェイズ タイプ) 機能説明 [参考商品 386722729003 ]

sf830034タイプ取り扱い説明Dバックル図解
  1. 24時間盤 : 24時間で時刻を表示致します。竜頭を右巻き時にのみに、時針とともに回転致します。
  2. 曜日盤 : 曜日を表示致します、ムーブメントケース左側面の8時位置にある、ネジ頭の様な隠しボタンで設定します。
  3. ムーンフェイズ : 月齢、月の満ち欠けを文字盤に表示させる機能です。小窓センターで満月位置になります。ムーブメントケース右側のEボタンを押す事で設定させます。
  4. 日付盤 : 日付が表示されます。日付の調整はムーブメントケース右下にある、Gのボタンで調整します。
    ムーブメントの機能上、時刻が0時(12時)の時は、機能しない場合もございますので、その場合は時刻を進めてから設定して下さい。
  5. ムーンフェイズ調整ボタン : Cのムーンフェイズを調整するボタンです。
  6. 竜頭 : 引いて回転させる事で時刻を設定します。Aの24時間表示針は正方向に回転時のみ、連動して動きます。引いていない状態ではムーブメントを巻く事が出来ます、正方向のみに回転させて下さい。
  7. 日付設定ボタン : Dの日付を設定させるボタンです。ムーブメントの機能上、時刻が0時(12時)の時は、機能しない場合もございます。その際は時刻を進めてから設定して下さい。
  8. 開閉式尾錠(Dバックル) : 尾錠部分「H」の部分を軸に開閉します。観音開きタイプですので、最初にバンド調整を行えば、その後の脱着はスムーズに行えます。(解説図は三折れ式)