

毎回一つのアイテムにフィーチャーし、日々切磋琢磨する塾生がgujiらしい、時にはらしくない?(汗)渾身のスタイリングを提案する『齋藤道場』。
館長はSAITO STYLEでお馴染みのguji京都店店長であり、シーズンカタログのメインモデルを務める男、齋藤。
第十四回目、2019年秋冬シーズン二回目のお題はZANONE(ザノーネ)のフィッシャーマンショールカーデ。
このところちょっとざっくり系のニットアウターが気になり始めていて、昨年冬くらいから世界のファッショニスタたちがショールカラーのざっくりカーディガンを羽織っているのを見かけるようになってきました。
数年前一世を風靡したアイテムでして、その時は“できるだけタイトに着る”というのが至上命題でしたが、今ではリアルにリラックス感をもたせたり、オーバーサイズで合わせたりと自由度が高まっているような気がします。インナーもシャツを合わせるスタイルがスタンダードだったところ、カットソーあり、ニットあり、スカーフありと確実に進化しています。
そんな第十四回のゲストはgujiバイヤーの岩佐、二度目の登場です。
道場生のご紹介
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- 館長/最高師範 齋藤
- ・京都店店長兼SAITO STYLE、シーズンカタログのメインモデル
- ・深夜のジョギング、筋トレでサーフィンの似合う男を目指している
- ・好きなブランドはDe Petrillo
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- 初段 井上
- ・JACOB COHENの特集、良い意味で長文になる傾向あり
- ・ストリートの香りをスタイリングにプラスする傾向あり
- ・好きなブランドはMARNI
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- 初段 泉
- ・最近好調のbalcone部門担当
- ・番頭のようなポジションになってきている気がする
- ・好きなブランドはmando
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- 門下生 西出
- ・WEB部門ディレクター
- ・淡路島をこよなく愛する
- ・そろそろ初段になりたい
- ・好きなブランドはBelvest
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- gujiバイヤー 岩佐
- ・gujiバイヤー
- ・gujiファウンダー
- ・漁業権を買い、日夜渓流にてアマゴを釣りまくっている
- ・好きなブランドはpaideia
スタイリング発表勝負始め!
1番手

さいとう
齋藤提案スタイリング
館長/最高師範
- 【使用アイテム】
- ニット:Gran Sasso /
- パンツ:BERNARD ZINS /
- シューズ:REPRODUCTION OF FOUND /


【スタイリングポイント】
今回はザノーネのショールカラーのニットということで少し柔らかな印象を与えるデザインなのでパンツを思い切ってチェック柄のワイドパンツで可愛らしさをアピールしてみました!!
チェック柄のワイドパンツをあくまでも上品にするために裾ギリギリに合わせ綺麗なラインになるよう心掛けてます!
足元も白スニーカーでガチガチにならない様あくまでも柔らかな、可愛らしいスタイルを提案しました!!
2番手

いのうえ
井上提案スタイリング
初段
- 【使用アイテム】
- アウター:Hevo /
- カットソー:SUNNEI /
- サングラス:Persol /
- パンツ:MARNI /
- シューズ:Amb /


【スタイリングポイント】
秋冬の男性のワードローブとしては大定番のアイテムであり、非常にアレンジの幅も広いショールカラーのカーディガン。
今回もいつもと同様、gujiのイメージから離れ過ぎずのカジュアルなラインを攻めてみました。
全体的に緩めのシルエットにしていますが、それぞれのアイテムのシルエットバランスがとても優れているので悪い意味でルーズな印象にはならず、抜け感のある今っぽい雰囲気にしたつもりです。
Tシャツのロゴや手に持ったコートなど、明るめの色がポイントポイントに入っている事でちょっとポップ感じなのもまた新鮮で良いかな…と思います。
3番手

いずみ
泉提案スタイリング
初段
- 【使用アイテム】
- ニット:Gran Sasso /
- カットソー:mey story /
- スカーフ:ANNEE /
- パンツ:BERWICH /
- シューズ:BAUDOIN & LANGE /


【スタイリングポイント】
前回から引き続きモノトーン寄りのコーディネートが気分なのでインナー、パンツをブラックで纏めたスタイル。
メインアイテムであるカーディガンが柔和なイメージを持っているので、ウォーム感が出すぎないようにしました。
あとはプラスαでレオパードの大判スカーフを入れ込みましたが、このあたりの好みで順位が変動しそうな予感です、、、、、。
4番手

にしで
西出提案スタイリング
門下生
- 【使用アイテム】
- ブルゾン:Cinquanta /
- ニット:Gran Sasso /
- パンツ:INCOTEX /
- シューズ:FERRANTE /
- バッグ:JOHN CHAPMAN /


【スタイリングポイント】
オーバーミドルのラグジュアリーを最もストレートに表現してくれるのはベージュかな・・・ということで、同系色で全体をまとめたワントーンスタイルにしてみました。
ポイントはレザーブルゾンをインナーにレイヤードしているところでして、ちょっと男らしさ・タフさを意識しつつ、ラギッドさは漂わせないような塩梅に。
ここ最近ずっとドレスカテゴリーのスタイルに使っていたINCOTEXの24モデルを敢えてカジュアルスタイルに使っているのもポイントです。
シルエットの美しい上品なパンツは何にでも合わせられるので便利ですね。
5番手

いわさ
岩佐提案スタイリング
gujiバイヤー
- 【使用アイテム】
- シャツ:Bagutta /
- スカーフ:ANNEE /
- パンツ:NUMBER M /
- シューズ:Crockett&Jones /


【スタイリングポイント】
ベージュ×ブラック。
英国調を取り入れたクラシコモーダスタイルで、コットンネルのシャツ、フランネルのパンツ、スウェードブーツなどウォーム感のある見た目を意識しました。
スタイリング発表勝負やめ!
結
果
Ranking
Result announcement
発
表
Ranking Result announcement
寸評
gujiスタッフはじめ、姉妹店のringスタッフ、そしてレディース店bigliettaスタッフの意見を最も重要視したランキングにより勝者を決定するこの企画、
第十四回優勝者は初段泉のスタイリングとなりました。
ブラックを効かせたモノトーンスタイルをベースに、華やかなスカーフ使いが絶妙との評でした。
レオパードのスカーフというかなり癖の強いアイテムを使用していながら、コテコテの浪花感が出ていないという事で、女性からの支持も高い結果に。
2位は門下生西出のスタイリング。インナーとして使う事の少ないレザーブルゾンを、色を整えてコーディネートしているところが高評価。ウールパンツで上品にまとめているところも◎とのことでした
3位は館長齋藤のスタイリング。いい人そう・・・というのはbigliettaスタッフの評ですが、可愛さがあり、男性的な雰囲気も感じさせる絶妙なスタイリングでした。
ワイドストレートのパンツというのも新鮮で、これからの流れを感じさせるスタイルです。
4位はバイヤー岩佐。遂にゲストが最下位を脱出するという記念すべき回となりました。
ハイネックのシャツ、ウエストゴムのパンツ、大判のスカーフと個性の強いアイテムをミックスしながら、着ると意外とシンプルにまとまって見えるという謎の調和感を持ったスタイルでした。
5位は初段井上のスタイリング。敢えてオーバーサイズのニットをチョイスするなどこだわり強めのスタイルですが、ちょっとカジュアルな見え方が強かったか・・・。
スタイリング自体はシンプルですが、このニットですとジャストで着た方が良さそうとの声が多く挙がりました。
今回のトピックスはスカーフの使い方に変化が見られてきたということ。
今までは小判の物をクルッと結び、ニットのネックにインするスタイルが主流でしたが、大判で上品な物をストールのように垂らすことでラグジュアリーで色っぽい雰囲気を高めたスタイルが支持されるようになってきました。秋冬シーズンなので、アウターも含めたレイヤードに使い易いというのもポイントになっているのかもしれません。
後はやはりモノトーン。上手くブラックやグレーをミックスしたスタイルは男女含め評判の良い傾向があります。
連勝の泉、来月から二段に昇格です。
今回使用したアイテム一覧

齋藤道場