

毎回一つのアイテムにフィーチャーし、日々切磋琢磨する塾生がgujiらしい、時にはらしくない?(汗)渾身のスタイリングを提案する『齋藤道場』。
館長はSAITO STYLEでお馴染みのguji京都店店長であり、シーズンカタログのメインモデルを務める男、齋藤。
第十五回目、2019年秋冬シーズン三回目のお題はDelan(デラン)のセミダブルライダース。
昨年から引き続くレより男らしいイメージのダブルブレストです。
とはいうもののトラディショナルなタイプではなく、モダンでスマートな印象を漂わせる“セミダブル”モデル。浅めの打ち合わせで前を開けて着てもバサッとならない絶妙な塩梅。このバランスはDelanならではでして、更にスマートさを高めるべく襟型はスタンドカラーに。
ダブルのタフさを程良く残しつつ、全体のイメージはエレガントにまとまっている秀作です。
今回のゲストはguji大阪店店長畑中、満を持しての参戦です。
道場生のご紹介
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- 館長/最高師範 齋藤
- ・京都店店長兼SAITO STYLE、シーズンカタログのメインモデル
- ・深夜のジョギング、筋トレでサーフィンの似合う男を目指している
- ・好きなブランドはDe Petrillo
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- 二段 泉
- ・最近好調のbalcone部門担当
- ・番頭のようなポジションになってきている気がする
- ・好きなブランドはmando
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- 初段 井上
- ・JACOB COHENの特集、良い意味で長文になる傾向あり
- ・ストリートの香りをスタイリングにプラスする傾向あり
- ・好きなブランドはMARNI
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- 門下生 西出
- ・WEB部門ディレクター
- ・淡路島をこよなく愛する
- ・そろそろ初段になりたい
- ・好きなブランドはBelvest
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- guji大阪店店長 畑中
- ・guji大阪店店長
- ・ダジャレを駆使した下ネタブログでお馴染み
- ・趣味はラグビー観戦
- ・好きなブランドはcovert
スタイリング発表勝負始め!
1番手

さいとう
齋藤提案スタイリング
館長/最高師範
- 【使用アイテム】
- ニット:THE GIGI /
- カットソー:mey story /
- パンツ:CellarDoor /
- シューズ:GERMAN TRAINER /


【スタイリングポイント】
ダブルのライダースのイメージとしてはハードで男くささを感じるアイテムですが、今回は柔らかな印象や可愛らしさを感じるスタイリングでまとめてみました!
ポイントはVネックのチルデンニット!デザインの可愛らしさが女性にもうけがよいのではないかと笑
少し浅はかな考えかもしれませんが汗
あとはニットパンツ共にゆるーい感じのシルエットがにすることでさらに柔らかな印象に仕上けてみました!
2番手

いずみ
泉提案スタイリング
二段
- 【使用アイテム】
- ニット:MARNI /
- パンツ:THE GIGI /
- シューズ:BAUDOIN & LANGE /


【スタイリングポイント】
シングルのタイプよりも少しハードな雰囲気を持ったDelanのセミダブルライダース、少し柔らかさを取り入れる為にMARNIのニットをインナーにしてブラック×ブラウンの配色にしています。
ロックテイストな合わせも好きなんですが、個人的に今の気分はこのぐらい力の抜き加減が良いかなと思います。
3番手

いのうえ
井上提案スタイリング
初段
- 【使用アイテム】
- フーディー:COVERT /
- パンツ:VIGANO /
- シューズ:F.LLI Giacometti /
- バッグ:ZANELLATO /


【スタイリングポイント】
男性の定番ワードローブであり、非常にアレンジの幅も広いレザーライダース。
タフでワイルドなアメリカブランドの物と違い、凄く洗練されいて独特のセクシーなムードが漂うイタリア物ですが、そういった雰囲気を上手く活かしつつもあまり普通っぽくならない様に組んでみました。
トラッドともモードとも解釈できるボトムス+ブーツの組み合わせをポイントに、ライダースの下にはボアスウェットパーカーを、手にはグラフィティーモチーフがプリントされたバッグを合わせる事でほんのりストリートな風味をプラス。
様々な要素をブレンドした、コレクションブランドのLOOKっぽいイメージにしてみました。
4番手

にしで
西出提案スタイリング
門下生
- 【使用アイテム】
- カットソー:MAISON CORNICHON /
- スカーフ:ANNEE /
- パンツ:INCOTEX /
- シューズ:F.LLI Giacometti /


【スタイリングポイント】
ハード×ソフト×エレガントがスタイリングのテーマでして、シンプルなアイテムを合わせつつ、上品にまとまるようコーディネートしました。
モノトーンをベースに、差し色にカットソーのイエローを。ブラックからちらっと除くくらいがちょうど良いと思います。
で、ハードなライダースにはエレガントなパンツを・・・というのがモットーですので、INCOTEXのサルトリアーレを。足元にはF.LLI Giacomettiのブーツ。
いつもですとBAUDOIN & LANGEを・・・といきたいところですが、タフさの中にシャープな品を感じるGiacomettiのブーツが意外と新鮮かなと。
5番手

はたなか
畑中提案スタイリング
guji大阪店店長
- 【使用アイテム】
- ニット:ma'ry'ya /
- パンツ:BERNARD ZINS /
- シューズ:F.LLI Giacometti /


【スタイリングポイント】
ハードなイメージのライダースとケーブルニット、タータンチェックのパンツ、ローファーなどトラッドな要素のアイテムをMIXして甘さを加えたスタイリングです。
シルエットやディティールで今っぽさが表現されているものを選ぶことで古さを払拭しているところがポイントでしょうか。
丈や幅を緩く大きめにして、着丈短めのライダースとのコントラストを協調しました。
スタイリング発表勝負やめ!
結
果
Ranking
Result announcement
発
表
Ranking Result announcement
寸評
gujiスタッフはじめ、姉妹店のringスタッフ、そしてレディース店bigliettaスタッフの意見を最も重要視したランキングにより勝者を決定するこの企画、
第十五回優勝者は大阪店店長畑中のスタイリングとなりました。
リラックス&ワイドなシルエットとタイトなライダースを上手く組み合わせ、ハードなニュアンスが柔らかく表現されているという事で好印象でした。
可愛さがありながら男性的でもあるというところも評価のポイントになっています。
2位は初段井上のスタイリング。ここ最近インナーにクルーネックニットを使うスタイリングが多かったので、フーディーを入れるというのがかなり新鮮に見えたようです。
可愛くなりがちなチェックパンツもモノトーンにすることで大人も気負わず穿けるかな・・・との評。
3位は二段泉のスタイリング。シンプルなアイテムを中心にスタイリングしていますが、実は一つ一つに特徴的なディティールを持っているものを組み合わせていて、わかりにくい上級者スタイル。
ブラウン×ブラックのコーディネートがスッキリ見せるポイントになっています。
4位は門下生西出。
他のスタッグが前を開いているので一人くらい閉じておこう・・・と思ったのが運の尽きか。
せっかく綺麗なカットソーを着ているので、開けて着た方が良かったのに・・・との声が。
5位は館長齋藤のスタイリング。オリーブやブラウンなどアースカラー中心にしたスタイルの中にホワイトの清潔感が効いているとの評。
順位自体は5位となってしまいましたが、今回突出して店長畑中スタイリングの評が高く、2位以下は比較的どんぐり状態でした。
タイトなアウターに少しゆとりのあるアイテムを合わせるというスタッフが多く、シルエット作りのトレンドは確実に変化しています。
パンツでビッグシルエットというのはちょっと現実的ではないですが、ワイドなパンツもテーパードから少しずつストレートよりの気分になってきていて、ゆとりのあるシルエットの確実に目が慣れてきている様子。
トップスもボトムもタイトでシャープに・・・というより、どこかメリハリを考慮しながらアイテムの特徴を活かしたスタイリングが今後注目されそうです。
ということで、ゲストが栄冠に輝く記念すべき回となりました。
今回使用したアイテム一覧

齋藤道場