
「気になる。」第9回 2019.3.15
気温の高まりを感じながらも花粉が飛び交う3月中旬、そんな中店頭には準備万端と言わんばかりに各ブランドが出揃い始めています。
第一陣の買い物を終えたし、一息つこうかな、、、、、と思いきや、既に気になるアイテムはどんどん店頭に溢れてくるという嬉しい悲鳴を上げながらピックアップした逸品、是非ご覧ください。

こちらで書き綴っているブログ、少しずつ認知頂いているのかアクセス数が微増してきました。内容も日記的な物から商品的なものに意識的に変更してきているのが功を奏しているのか、良い感じです。これからも出張の報告、これは!!と思う商品、新ブランドのことなどをご紹介したいと思っています。
たまに書くスタイリングのことや美味しいお店のことも意外と人気なんですよ・・・。
De Petrillo(デ ペトリロ)コットンシアサッカーソリッド6Bダブルジャケット NAPOLI/VESVIO
¥129,600
これからの季節欠かせないシアサッカー素材のアイテム、De Petrilloでも提案されていたんですが、ちょっと珍しいブラックです。
次の秋冬シーズンにはまとめてモノトーンコレクションが発表されていたんですが、この春はその手の提案は無し、でもセレクトされていた生地にはしっかりと入っていて、次の構想がその時からあったことがわかります。
モードやストリートのブランドですとブラックというのがリアルですが、ナポリブランドのDe Petrilloですと違和感があるかな?ちょっと早いかな?と思いますよね。でもこの仕上がりを見るとすぐにでも着てみたい!!と思ってしまう魅力があるんです。
ダブルブレストというのがかなり効いていて素敵ですよね。
RING JACKET(リングヂャケット)guji別注バルーンウールストレッチシアサッカーソリッド3Bジャケット・1プリーツパンツ
¥75,600(ジャケット) ¥31,320(パンツ)
毎シーズンRING JACKET×gujiの別注スーツを展開しているんですが、こちらはそれとは少し毛色の違う、セットアップとして提案されているモデルです。なので、ジャケットとパンツは別売りに。
シアサッカーは軽さと清涼感が売りでして、目付をギリギリまで軽くしたライトウェイトの物も多く登場しています。その中ではそこまで軽い生地でもないですが、仕上がりに袖を通してみると驚くほど軽いことに気が付くと思います。
その秘訣はウールの原毛に直接蒸気を当て、膨張させてから紡いだ糸を使用しているから。その名も“バルーンウール”、RING JACKETでは8年前くらいから使用されている素材でして、今回はそのシアサッカーバージョン。
いつもRING JACKETは良い仕事をしますよね。
LARDINI(ラルディーニ)コットンシアサッカーソリッド3Bシャツジャケット
¥73,440
シャツブランドのシャツジャケットは平面的な仕立てになることが多いですが、ジャケットブランドですと立体的な仕上がりになります。
その立体感がカジュアルに見えるかエレガントに見えるかの境目だと思うので、クリーンな雰囲気を求めるならやっぱりジャケットブランドの物を選ぶべきだと思うんです。
で、個人的に完成度No.1だと思っているのがLARDINI。
普通に見えると思うんです。確かに普通です。でも、LARDINIのジャケットと思ってみるから普通に見えるんです・・・。
よく考えてみてください。これ、シャツジャケットなんですよ。それが普通のジャケットのように見えるなんて、凄いと思います。
で、着心地も軽くて涼しい・・・。言うことなしですよね。
Bagutta(バグッタ)ウォッシュドコットンシアサッカーバンドカラーシャツ
¥25,920
ここまでくるとお気づきの通り、今回はシアサッカーのアイテムで縛ってみました。
という事で気になっているシャツもシアサッカー。
バンドカラーなんですが、台襟を高くすることで色気を増すことに成功した、新しい雰囲気を持つモデルでして、Bagutta曰く“グルカラー”。
かなりクリーンでシュッとしたデザインなのに、何故か裾はサイドスリットのボックスカット。
カジュアルにもドレスにも合わせられるように計算されていて、ジャケットやスーツのインナーとしては勿論、レザーライダースなんかとも合わせられて便利ですね。
cosi(コジ)シルクウインドーチェック大判スカーフ
¥35,640
巻き物はさすがにシアサッカーはありませんでした・・・が、最近大判のスカーフが気になっています。
昨年までは60×60cmくらいの小ぶりなスカーフを好んで合わせいたんですが、“ニットやシャツとコーディネートして”というのが基本路線でした。
でも、今はコートやジャケットと合わせるスカーフが気になっています。
大判スカーフといえばエルメスのカレですが、ツヤツヤシルキーなタッチですとムードが出過ぎる気がしますので、cosiのナチュラルなタイプが気分です。
完全オーガニック染色で生産から流通までフェアトレード。
デザインの美しさもさることながら、そのブランド理念にも凄く共感しています。

ブンバボンボンブンバボン、、、、、ここ数週間このメロディが頭から離れません(汗)。
意味が分からないけれど中毒性が異常に高い、、、、流石NHKです。
NUMBER M(ナンバー エム)1プリーツシャーリンググルカパンツ
¥36,720
常にワイドパンツを穿いている身としては気にならない訳がないコチラの一本。
テーパードさせずにストンと落ちるシルエットがとても今っぽくて良いんですよね。グルカパンツではありますがコロニアルな匂いが無いので、モードなこなしにも合いますし、カットソーをインしてBAUDOIN & LANGEのベルジャンシューズなんかと合わせたラフなスタイルでもいいかな、、、、と自然にスタイリングの妄想が膨らむパンツなんです。
パンツブランド自体の取り扱いが非常に豊かな弊社の中において、イタリアブランドとは少し毛色が違った仕上がりではありますが、コンフォータブルなジャケットなんかと合わせて頂いても親和性がある感じが良いですし、テーパードパンツは既に一周してしまったという方に試していただきたい新進気鋭のブランドの一本です。
mando(マンドー)コットンプリントS/Sカットソー
¥9,180
確かこのTシャツを出品したのは2月の初旬だったと記憶しているのですが、まだ春の陽気すら感じられない極寒のタイミングから購入して頂いたことで、有難い事におかげさまでサイズ欠けになっています。
それだけこのデザインが良かったという事だと思いますし、更に言うと無地のカットソーに飽きてきたのかな?という感じでしょうか。
ここ最近の流れからプリントTシャツが少しずつ復権している感じだと思いますが、個人的にザ、ストリートな感じのタイプは少し着るのをためらってしまうんですよね、、、、やり過ぎていないコンパクトなプリントが合わせるアイテムを意外と選ばないというところも使い勝手良しですし、スマートなサイジングもインナーにするには丁度いいというツボをしっかりと押さえた仕様になっているところも好ポイントだと思います。
MARNI(マルニ)ウールトロピカルジップブルゾン
¥127,440
実は今回の弊社19SSカタログにも使用されているという個人的にも推しのブルゾンです。(ピアノを弾いているページです)
どうしてもこういったドッグイヤータイプのブルゾンって作業着感が強く出てしまうのですが、そこは流石のMARNIさん、全くそういう雰囲気を感じさせずに洗練されたモードな佇まいなのが素晴らしいんですよね。
正直、今シーズンのテーマであるスポーツとはちょっとテイストが違うような気はしますが、トレンドに流されずに末永く使っていけるようなスタンダードな一着じゃないかなと思うわけであります、はい。
スマートに着こなすのであればウールのテーパードパンツなんかで都会的に合わせても良いと思いますし、少し太めのデニムで洗練されたアメカジ感を出し見るのもアリかなぁという着回しのきく一着です。
Giannetto(ジャンネット)コットンリネンソリッド2Bシャツジャケット
¥48,600
出品後から好調なセールスを記録しているGiannetto、いまやシャツブランドという括りを抜けてジャケット、パンツ、ジレなど色々なアイテムをシャツ地で作ってしまうというすこぶる勢いを感じるブランドです。
数年前から展開が始まったシャツジャケットも気が付けばどんどんクリエーションが良くなっているのが毎シーズン撮影をしているとよくわかる感じなんですよね。良くなっているにも関わらずお値段はほとんど変化なしという所にも企業努力の賜物なんでしょうか。
コットンリネンの風合いを生かしつつも光沢のある少し艶っぽい仕上がりがなんともエネルギッシュですし、探すと意外とないであろう深いブルーの色合いがファッション心を擽る逸品ですね。
DUNO(デュノ)ナイロンストレッチバルカラーコート
¥48,600
少し暖かくなってきたので重たいダウンを脱ぎ、ここ最近はナイロンのフードコートで出勤している訳なんですが、よく見るとかなりくたびれた感じになっていまして、、、、まだまだ着れるけどそろそろ新しいやつが欲しいよねという現在のマインドの中で買い替え第一候補がDUNOのナイロンコート。
かなりスマートなサイジングなのでボリューミーなアイテムは着込めなさそうではあるんですが、基本的にシャツ、カットソー、薄手のニットがメインインナーになると思うので特に問題ないかと思います。
全体のサイズ感同様に襟周りもコンパクトになっている為、ベタっと寝かせて着るよりは少し立たせ気味で着る方がカッコ良さそうな気がしますね。

三宮のサンチカにある老舗焼き鳥屋さんの鳥光。
ここのから揚げは本当に絶品でして、食レポスキルがないので上手く表現できませんが、あっさりなのにジューシーと言いますか非常に上品な塩味でしてめちゃめちゃ美味しいんです。
とにかく思い出すと食べたくなる・・・これを書きながらから揚げの口になってしまっています・・・
la favola(ラファーヴォラ)コットンギャバジンラップコート
¥118,800
個人的に少し前までずっと探していたのがベージュのコート。
ウールのチェスターの様なシュッとしたエレガントなものではなく、オーバーサイズでちょっと野暮った目、そして気にせずガシガシ着れるタフな素材の物。
ネットなどでもかなり本気で探したのですが、ただどうしてもワークやミリタリーの要素がちょっと強いかなというニュアンスの物が大半でして、野暮ったさの中にもクリーンさを感じる様な丁度いい塩梅の物というのがこれまた中々無いんですよね・・・
もう諦めてレザーブルゾンでも新たに探そうかな・・・というまさかのこのタイミングでgujiで出会ってしまったのがこのla favolaのコート。
全体のボリューム感、ラペルの大きさ、味のあるギャバ素材、イメージしていたそれに限りなく近い仕上がりのこのコートに思わず一目惚れしました。
バイヤーからブランドの背景等を教えてもらってから、更に気になってずっと頭から離れないんですよね・・・・
Cruciani(クルチアーニ)27ゲージコットンS/Sクルーネックニット
¥38,880
Tシャツ感覚で半袖ニットを着るというスタイルがもうすっかり定着し、オフスタイルでもジャケットやブルゾンのインナーにはシャツが主流だった時代から、ちょっとしたカジュアルな要素が必要とされる時代へ変化を遂げた感のあるイタリアンスタイル。
競争の激しい半袖ニットシーンにおいて、先頭集団の中でしっかりとした存在感を放ち続けるのがこちらのCrucianiの物。
ただ単にビッグネームだからという訳ではなく、ネック周りのニュアンスや緩すぎずキツ過ぎずのリブの締り具合、ナチュラルフィットなボディバランスに色出しの綺麗さなど、細かいところを見ていけばいく程トップブランドならではのこだわりや品質に高さを感じる事ができる素晴らしい一着なんです。
外から見えないインナーを合わせてジャケット+スラックスでストレートに大人っぽく着るも良し、裾から白のカットソーチョロ出ししてブルゾン+ジーンズ等でカジュアルダウンするも良しの超優秀な半袖ニットです。
RUFFO(ルッフォ)ゴートスエードスタンドカラーダブルジップブルゾン
¥157,680
今シーズンのトピックアイテムと言えば、やはりスプリングレザーではないでしょうか。
過去最大級とも言える買い付け量の圧巻のラインナップにはただただ驚かされるばかりでして、「gujiにレザーを探しに行けば絶対に何かしら欲しいものが見つかる!」ともっぱらの噂・・・かどうかはわかりませんが、それ程に多くのブランドとバリエーションなんです。
そんな中、個人的に惹かれたのがこちらのRUFFOのレザーブルゾン。
一般的にタフで男っぽい印象のあるレザーブルゾンですが、こちらは纏ったオーラがちょっと違うと言いますか、非常にエレガントでクール、凄く品があってほんのりモードな香りがするんですよね。
絶妙なトープ系の色合いやミニマルなデザイン、アームのボリュームや袖の長さなど独特のセンスが光る素晴らしい逸品だと思います。
ANME(アンメ)レザーミニショッパートートバッグ
¥27,000
基本的にカバンを持たず、上着やパンツのポケットを多用して手ぶらを貫く生活をしておりますが、カバンに興味がない訳ではなく、むしろ持っていないからこそ「面白いバッグないかな・・・」と年中アンテナを張って過ごしております。
このANMEのバッグもアンテナに引っかかった一つでして、バッグに機能性を求める方にとっては「?」デザインや容量だとは思いますが、一般的にカバンに求める機能性を殆ど兼ね備えていないこの潔さ?に逆に惹かれました。
柔らかい布帛のボディにハリのある大小様々なレザーパーツをパズルの様に組み合わせた興味深いデザイン、折り畳む事でパンパンのキャリーケースにもスッと収まる唯一の機能性、単純に持っているだけで話しのネタにもなるであろうある種のコミュニケーションツール的な要素を感じてからというもの、凄く気になっています・・・
VIGANO(ヴィガーノ)ウォッシャブルストレッチウールトロピカル1プリーツセミワイドテーパードパンツ
¥30,240
仕事でもプライベートでもここ数シーズンは殆どスラックスを穿いているのでは・・・という程スラック漬けの自分ですが、スラックスなら何でもという訳ではなく惹かれる物には色々と共通する点が多く、このVIGANOの物もそんな一つでした。
秀逸だと感じたのは、やはりこのボディバランス。
スリムよりも太くワイド程太くない丁度良い塩梅の秀逸なボリューム感が程良く抜け感を出してくれ、且つトップスはショート丈でもロング丈でも両方バランスが取れてしまうんです。
あとはやはり洗えるという事。
要クリーニングのウールパンツでも水洗いしてしまう自分にとっては非常に大きな要素の一つでして、春夏物となるとやはり気軽に家で洗濯できるのは余計な出費がかからず、財布にも優しいのではないかとなぁ思います。

実は私、銭湯大好き人間でございまして、時間があれば整えております。『整える』とは銭湯好きでは常識とされているサウナと水風呂の往復をすることによって起こる不思議な感覚。それが『整う』です。是非お試しあれ。
ちなみに個人的KING OF 銭湯は京都にございます『船岡銭湯』です。
ANME(アンメ)コットンキャンバストートバッグ
¥19,440
正直、この手のバッグは沢山見てきましたしコットンキャンバスのバッグは何個か持っていますが、このANME(アンメ)のトートバッグは何故かすごく惹かれ手に取ってしまいました。
コットンキャンバスのバッグはナチュラルでシンプルな物が多いのですが、これはレザーポケットが程良くアクセントになっているのとカラーがグレーという少しカジュアル感を削いだデザインがまたコーディネートに取り入れやすくなっていて、それに、この強度や深さやマチ、ハンドルの長さなどすべてが緻密に計算されていて使い方に無駄がない気がします。
BERWICH(ベルウィッチ)コットンヘリンボーンソラーロ2インプリーツクロップドパンツ
¥31,320
クラシックとトレンドの良い所をうまくミックスさせたハイブリッドパンツでこのパンツ一本あれば様々な着こなしが出来る優れたアイテムなのではないでしょうか。
ディティールや生地感はモダンクラシックですがシルエットはキャロットシルエットでトレンド感もありますし一味違うパンツなのは一目でわかりました。
コストパフォーマンスも優れていて一本持っていると必ず活躍するであろうアイテムですね。
THE GIGI(ザ ジジ)ZIGGY ポリエステルコットンメッシュ8Bダブルジャケット
¥102,600
ジャケットを着ないや持っていないという方のファーストジャケットとしてオススメしたくなるような一着で、THE GIGI(ザ ジジ)のZIGGYはダブル仕様ですが程よくカジュアルで、開けて着ると抜け感もあり堅くなりすぎず取り入れやすくなっております。
そのZIGGYで三種混合のメッシュ生地を使用したアイテムが入っていました。伸縮性があり軽く本当に気兼ねなく着用出来るアイテムになっていてダブルジャケットの概念が崩壊するほどの新しい感覚に襲われています。
mey story(マイ ストーリー)コットンテンセルL/Sクルーネックスウェット
¥27,000
一見、何のデザイン性もないごく普通のスウェットですが、手に取って見るとまるでスウェットとは思えないようなシルキーでトロみのある肌触りと絶妙なシルエットが上品な雰囲気を出していて、まさに大人の為の一着です!
ここまでラグジュアリーなスウェットを一度着てしまうと病みつきになることは間違いないですし、良いものを着ると気分が上がりますが、これがスウェットでも味わえるとなると一着は持っておきたいです。
気になる。