
「気になる。」第11回 2019.4.12
のらりくらりと続いてきたこのコンテンツも平成最後の回になりました。
そんな中メンバーであった村岡が卒業しましたので、3人編成でリスタートです!
とはいえ特にこれまでと内容は特に変わりませんのであしからず、、、、
いつも通り鼻息荒くピックアップした『気になる。』アイテムを是非ご覧ください。

7年前くらいに購入したブラックスーツ、guji×RING JACKETの4シーズンズのファーストモデルを最近着る機会があったんですが、明らかに小さくなっていて・・・というより私が大きくなったんですが、タイトフィットで選んでいただけに、今の気持ちゆとりを持たせるシルエットとのギャップが凄まじく・・・。
わかってはいましたがスーツにもトレンドがあることを痛感、再入荷したら必ず買い直そうと心に誓いました。
LARDINI(ラルディーニ)SARTORIAサルトリア シルクシャンタンソリッド6Bダブルジャケット
¥248,400
私が今一番好きなブランドがLARDINIでして、もう定番となったブランドなんで今更・・・と思われるかもしれません。が、このサルトリアライン、明らかに通常のラインとは違いまして、ナポリのハンドメイドジャケット顔負けの着心地を持ちながらシャープなルックスをキープしているという非常にグレードの高い仕立てで作られています。
取り扱われているショップが少ないので存在自体知らないという方も多いですが、この凄さは一度袖を通してしまうと最後、必ず虜になってしまうといういわくつきのアイテムなんです。
ブラックのシルクシャンタン、しかも艶感控えめのリアルクローズ仕様というサルトリアラインならではの提案も凄すぎて、クラシックとモダンの掛け合わせのセンスが突き抜けていると思います。
RING JACKET(リングヂャケット)×guji(グジ)FOX Brotherウールフレスコチョークストライプ6B1プリーツダブルスーツ
¥129,600
英国調の生地も、ゴリゴリのタイプではなく少しモダンでしなやかさを併せ持つタイプが気分です。
RING JACKET×gujiの定番コラボレートでチョイスしたのはそんなライトなフレスコ素材。しかもチョークストライプというのがミソですね。
メランジ調のグラウンドにライトグレーのストライプはシック且つエレガント。英国紳士的なジェントル感がありますので、ダブルブレストで仕立てたときの貫録たるやゴッドファーザーの如し・・・とはならず、都会的で洗練された雰囲気がありますね。
押し出し控えめながらちょっと色気がある塩梅にまとめてくれるRING JACKETのダブルブレスト、素晴らしいビジネススーツです。
Maria Santangelo(マリア サンタンジェロ)コットンツイルソリッドセミワイドカラーシャツ
¥25,920
シャープなシルエットがトレンドだった昨年までから明らかに雰囲気が変わっていますので、ニットやカットソーなどワンサイズアップで購入される方も多くなっています。
ではドレスシャツもワンサイズアップで・・・とはいかないのがネックサイズがあるものの定め。という事で、別注シルエットから、インラインモデルのスリムフィットにボディを変更し、少しゆとりのあるシルエットへと今季から変更しました。
長年このシルエットで提案しているだけあって肩のラインやウエストのシェイプ具合、シルエットの流れがよどみなくスムーズでして、今の気分に凄くマッチしている仕上がりになっています。
4ポイントをハンドでフィニッシュしながらこの価格というのも見逃せないところ。ドレスシャツは日常的に着るもので消耗品の側面もある・・・ということで、このクオリティでこのプライスを実現している企業努力、素晴らしいと思います。
CHAMBORD SELLIER(シャンボールセリエ)LILLE BRIFE エンボスカーフブリーフバッグ
¥118,800
昨シーズンはゴールドパーツを用いたタイプをセレクトしていたんですが、初心に帰ってというわけではないですが、スタンダードなシルバーパーツも素敵です。
というより、ことビジネスシーンにおいてはやっぱりシルバーというのが良いですよね・・・。落ち着きます。
普通では満足できないファッショニスタの方ですとバリエーションとしてゴールドも良いですが、基本的にはシルバーがやっぱり使い易いですし、印象もマイルドになりつつ品格を際立たせます。
ここまでクリーンで洗練されたブリーフバッグ、いろいろ探しましたがやっぱりCHAMBORD SELLIERのバランスが素晴らしいですね。新しいデザインでもないですし、新登場の素材でもありません。
でも、結局飽きが来ず長く使えるのがこんなタイプなんです。
Atto Vannucci(アット ヴァンヌッチ)シルクサテンコンビストライプスフォデラートタイ
¥30,240
ちょっとどぎつそうに見えますよね、このカラーコンビネーション。
でも不思議とスーツにタイドアップすると、落ち着いて・・・は言い過ぎですが、程良い華やかさにまとまってくれるんです。
クラシックなブランドにはないモードの息吹を感じさせる配色と素材のセンス、柔らかなスフォデラート仕立てが素晴らしいAtto Vannucciのネクタイは、様々なブランドを見続けてきた方ほどその独特なムードにやられてしまい大ファンになってしまいます。
"クセが強い"んですが決して奇抜ではなく、ファッションの基本路線を大きく外れずに独自の道を歩めているブランドって相当センスが良いと思うんです。
Atto Vannucciはまさにそんなブランドなんですよね。
INCOTEX(インコテックス)SLIM FIT コットンストレッチロイヤルバタヴィア1プリーツテーパードパンツ
¥38,340
ちょっと最近コットン素材のクリーンなパンツが気になっていまして、ジャケットの素材や仕立てがどんどん軽くなっているからこそ、パンツもそれに合わせて軽くするのではなく、しっかり地に足の着いた仕立てでエレガントな物を合わせるべきだと思うんです。
ファッションの基本は絶対的にパンツだと思いますし、ジャケットの仕立てのグレードやクオリティをパンツでバランスを取ったスタイルがこなれた印象に見えます。
なので、このご時世にはしっかりとした仕立てのパンツがもっと注目されてもいいはずなんです。
guji取り扱いのドレスパンツのスタンダードといえばINCOTEX。ウール系の素材がメインですが、ちょっとだけ春らしい抜け感を加えるなら、こんなツイルのパンツがベストチョイスですよね。
製品染めの色の風合いも絶妙です。

いやー平成が終わりますね、、、、(言ってみたかっただけです)。
話は変わりますがCOVERTのノーカラーシャツを購入しました。適度に和っぽい雰囲気がすごく良いんです、着回しも効きますしもう一色買うべきか悩み中です。
BARENA(バレナ)ジャガードメッシュセットアップ
¥75,600(ジャケット)¥37,800(パンツ)
昨年のピッティでオススメされたこのセットアップ、記憶通りの素敵な仕上がりで凄く良いです。
ジャガードメッシュの生地感も非常に薄手なので所謂ジャケットなんだけども、カーディガンライクに使えてしまうという万能感、程良く力が抜けた感じが今の気分にピッタリなんですよね。
個人的に普段であればブラックをチョイスする感じですが、気温も上がってきたのでこういった色物を着用したい気分ですし、リネンコットン特有の掠れたようなブラウンカラーが着用時に『こなれた感じ』を演出してくれそうな気がしますので、今回はブラウンで。
MARNI(マルニ)コンビレザーストラップサンダル
¥61,560
この間、わざわざMARNI JPANさんが弊社で説明会を開いてくれたのですが、その時に印象的だったのがソックスを履いてサンダルを履くスタイルをオススメしているということで、意外とシーズン問わず着用出来るというのを知ったことでグッと購買意欲が上がった一足。
ブランド内でも定番と位置づけされるフットベットサンダルですが、配色が非常に今っぽくてサファリジャケットやオープンカラーシャツなどコロニアルな雰囲気のアイテムとも相性の良さそうな感じがしますし、ソールがブラックになっていますので、そこまで派手派手しい印象にならない落としどころにセンスの高さを感じますね。
De Petrillo(デ ペトリロ)SAHARIANA 4ポケットベルテッドジャケット
¥106,920
これも昨年De Petrilloのショールームでオススメされた一着、こういったサファリジャケットのイメージが全くなかったのですごく新鮮だったのと、ハードスケジュールの終盤だったので足がパンパンだったのを記憶しています、、、、あれは辛かった(汗)
サファリジャケットと言えばカジュアルのド定番みたいな印象が強いですが、De Petrillo謹製になるとコロニアルな趣を大事にしつつ、大人が持つべきクラス感を着用者にプラスしてくれるような、、、、というとちょっと大げさすぎるかもしれませんが、そのぐらいのパワーがあるのは確かです。
CHAMBORD SELLIER(シャンボールセリエ)CATUS コットンメッシュベルト
¥16,200
サイドアジャスター、シャーリングなどベルトを必要としないパンツが近年台頭し始めたことでベルトレスの時代に突入したわけですが、個人的には毎日ベルトしています。なんとなく無いと不安というが一つと、スタイリングのアクセントとして、なんていう理由にもなっていない理由ですが自分のスタイルには必要不可欠な存在なんです。
カーフやスエード素材の同タイプが人気を博しているCHAMBORD SELLIERのメッシュベルト、コットンになることでカジュアル感が一気に高まるのではないかと思ったら大間違いでした。
元々が凄く洗練された逸品なので上質な雰囲気は保たれたまま、カジュアルスタイルにもビシッとハマってくれる親和性の高さと適度な抜け感、、、これは持っていて損は無いかと思います。
COVERT(コーベルト)ナイロンフーデッドコート
¥51,840
コートと表現すると少し重たく感じちゃいますが、実際のところ後身頃が長めになっているだけなのでブルゾンの延長線上で使えてしまうんです。素材は凄く薄手のナイロンを採用しているので、本格的なアウトドアには向いていませんが、ちょっとぐらいの雨であればフードを被ってやり過ごせそうなので、これからフェスなんかでも多様出来そうなのが良いですよね。
機能ウェア的な面構えながらも実はファッション的要素が強い一着は、これからの時期に多方面で活躍が約束されていますので、そう考えるとこのプライスは凄くお値打ちに感じますね、、、
MARNI(マルニ)ネオプレンストラップスニーカー
¥68,040
まさかの今回2個目のMARNI、そのぐらいパワープッシュ中という事なんです。ナショナルブランドが提案するタイプとは一線を画す存在感と、実際に手に取ることでわかるスポーティなのに圧倒的な高級感を保持している所が他にはない感じが良いんです。
丸みを帯びたシルエットにトリコロールカラー、細かなパーツで分けられた緻密なディティール、どの角度から見ても申し分ない出来栄えは、まさにブランドの代表格と言えますよね。
レザーサンダル同様にこちらもソックスで合わせて履くことが推奨されていまして、色々な合わせにチャレンジできる一足だと思います。

毎年花粉に悩まされるこの季節・・・
ここ数年、毎年のように喉をやられて咳き込むことが多くなるのですが、それをきっかけに毎年禁煙を始める時期でもあります。
喉が完全復活すると同時に「一本ぐらい・・・」の誘惑に負け、結果禁煙失敗を何度も繰り返してきましたが、今年は完全な卒煙を成し遂げようと思っています・・・
REPRODUCTION OF FOUND(リプロダクション オブ ファウンド)カナディアンミリタリートレーナー
¥23,544
軍物スニーカーピラミッドの頂点に君臨するのが、多くのハイブランドがスニーカーモチーフとして使用した事で一躍有名となった"ジャーマントレーナー"だと思いますが、その陰に隠れて日の目を浴びない魅力的なミリタリースニーカーが実は多く存在するんですよね。
こちらのレトロなスニーカーは、カナダ軍のトレーニングシューズが元ネタとなっており、非常に簡素で必要最低限のデザイン・・・といった印象なんですが、どこか愛嬌があってそのデザインの奥にあるストーリーとか背景がより魅力的に感じさせるんですよね。
素材や作りは非常にしっかりとしていて程良いグレード感があり、イタリアブランドの高級なジャケットスタイルの足元にもピッタリハマってくれます。
FRANCA PATUMI(フランカ パトゥーミ)ミドルゲージコットンリネンジャガードソリッドクルーネックニット
¥38,880
上質でクリーンな有名ファクトリーブランドのニットも勿論素晴らしいのが大前提ですが、個人的にはそのデザイナーならではの個性を感じられつつあくまでもリアルクローズなカジュアルさのあるニットに惹かれる傾向にあります、、、
このフランカパトゥーミのニットもそんな一枚でして、一見普通、、、なんですが、メランジの奥行きのある独特の綺麗なブルーの色合い、ややボリューム感のあるシルエットながらもスッキリ感のある丈感、絶妙なアームのバランス感など非常にこだわりを感じる仕上がりでして、ジーンズやカジュアルスラックスなどにサンダルを合わせた春らしいカジュアルでほんのりモードなスタイルを想像してはニヤニヤしています・・・
ANNEE(アネー)シルクツイルリーフプリントスカーフ
¥21,600
あのエルメスと同じファクトリーにて同じ手法でプリントされている・・・という生産背景だけでも買う理由としてはもう充分なんですが、現代アートの様な独特の世界観のモチーフに毎回惹き込まれるんですよね、、、
今シーズンの数あるラインナップの中でも特に魅了されたのがこちらでして、深い闇の様なグラウンドカラーのブラックと、そこに浮かぶロイヤルブルーのリーフ柄のコントラストが怪しげでもあり、見る方の感性によって様々な受け取り方が出来る様な芸術的センスを感じます。
LE PAR-DESSUS(ル パーデッシュ)ポリエステルコットンギャバジンバルカラーコート
¥82,080
ヨーロッパ古着を扱ったお店にに並んでいても何の違和感も感じさせない様な独特のオーラを持ったこちらのル パーディッシュのコート。
一見普通っぽいコートなんですが、作られた背景をつい想像したくなる様なそんな魅力的な一着でして、程良いボリュームのある"ちょいユル"なシルエットに着込むことでアジの出そうなカジュアルな風合いのギャバジン素材、それでいてクリーンでエレガントな雰囲気も持っており、ノスタルジックでもありトレンディーでもある秀逸なコートなんです。
色気を感じさせるイタリアブランドのコートも勿論素晴らしいですが、こういった「噛めば噛むほど味が出てくる」コートはその魅力に気付くともう手放せなくなるんですよね。
MARNI(マルニ)レーヨンチェックオーバーサイズドボタンダウンシャツ
¥119,880
このシャツ、見た瞬間ヤられました・・・
ブラックxライトピンクといったモードブランドらしい配色もさることながら、非常にハードルの高いボリューム感とシルエット。
昨今のモードやストリートシーンにあまり馴染みの無い方は「こんなんどうやって着るねん!」と最初は思うと思いますが、コートだと思ってスタイリングを組み立てて頂ければ大丈夫なんです。
個人的にはライトコートに見立てて、薄手のパーカーとレイヤードしたミックス感のあるスタイリングがおススメですね。
il mocassino(イル モカシーノ)パテントレザーモカコインローファー
¥36,720
ちょっと前から探していたのがカチッとし過ぎないレザーシューズ。
ジャコメッティやクロケット&ジョーンズといった堅牢で職人技術の高さを感じさせられる安定のブランド・・・の物ではなく、極端に言えばスニーカー感覚で履けるようなカジュアルさを持ち合わせた物。
そんな時に目に入ってきたのが、入荷したてだったこちらのイルモカシーノのローファーなんです。
非常にノーマルなボディバランスのこちらのローファー、パテントの艶感もしっかりとしており一見ドレス寄りな空気感を出していますが、正反対のカジュアルスタイルに合わす事で"丁度良い塩梅"にスタイルを仕上げてくれるんですよね。
気になる。