「気になる。」第14回 2019.7.5

サマーセールが始まってから幾日過ぎましたが皆さま、希望のアイテムは手に入れることが出来ましたでしょうか?
これから着るための薄手のアイテムや、気にはなっていたけどスルーしていたライトアウターなどなど幅広くセール価格で見て頂けるこのタイミング、逃す手はありません。
今回も半期に一度のセール品縛りにてピックアップした逸品たち、是非ご覧ください。

ニシデ

今年はそんなに雨が多くないですが、やっぱりこの時期は増えてきますよね。
昨年の様に立て続けに大型の台風がきて、自然災害が多く発生しないことを願う毎日です。

ernesto(エルネスト)ストレッチウールシアサッカーソリッド2Bジャケット

¥143,640→¥100,548

この画像でジャケットの軽さが伝わるでしょうか・・・。
ernesto(エルネスト)は早くから完全なアンコンストラクションのジャケットを提案しているブランドでして、あくまでもシャツジャケではなく、サルト仕立てを駆使しながら軽やかに仕立てている先駆者的存在です。
そんなernestoで採用したのがこのシアサッカー。なんと、ウールストレッチです。

コットンに比べクレープ感といいますか、ポコポコとした凹凸が強めに出ている生地感ですが、とにかく軽くて涼しいんです。ウールなので皴も入りにくいですし、見た目のドレス感がより際立っている印象です。 シアサッカーと聞くとどうしてもカジュアルなイメージを強く感じてしまいますが、このタッチですと何の違和感もなくビジネス使用して頂けると思います。

Giannetto(ジャンネット)リネンソリッドカプリシャツ

¥27,000→¥18,900

半袖シャツが市民権を得るまでは、紳士の為の夏のシャツはカプリ一択でした。
今年は様々なブランドが半袖シャツを提案していますので、相対的にカプリシャツの注目度は下がっているような気がしますが、個人的には逆にこの特徴的なデザインが持つエレガンスが引き立っているように感じるのは気のせいではないはずです。

どうしても普通の半袖シャツや開襟系のシャツですとアメリカンな雰囲気が漂いますので、正統派なイタリアンリゾートスタイルの持つエレガンスには遠く及ばないと思うんです。
個人の好みによるとは思いますが、やっぱりこのちょいゆったりで個性的なプルオーバーシャツが良い大人には凄く似合いますし、恰好良いと思うんです。

Drumohr(ドゥルモア) 30ゲージコットンマルチボーダーS/Sクルーネックニット

¥35,640→¥24,948

毎回プレゼンテーションでのマネキンスタイリングが楽しみなDrumohr(ドゥルモア)、ここ数年は色を上手くミックスしたコーディネートが多いんです。
その中で完成型に達したかな・・・と思ったのがこの2019S/Sシーズン。マルチボーダーのニットにマルチボーダーのカーディガンをレイヤードするという離れ業は本当に凄いと思いました。

そのインナーとして使用されていたのがこのニット。
単品として見るとかなりどぎつい感じなので着るのに勇気が必要かもしれませんが、ジャケットや軽い羽織りのインナーとして着ると凄く映えると思うんです。
来年の流れはモノトーン、そして差し色を加えるという方向に進んでいますので、来年もいい感じで着て頂けるはずです。

MARNI(マルニ)ウールトロピカルシャーリング1Pテーパードパンツ

¥69,120→¥48,384

MARNI(マルニ)の定番パンツ、それがこのウエストゴムのシャーリングパンツでして、名作の誉れがとにかく高い一本です。
試着するとほとんどの方が購入されることからもその完成度の高さが窺い知れるところではありますが、インターナショナルなコレクションブランドだけにプライスもなかなかどうして良い感じ。

ということで、今回ごく少量ですがセールになっていますので、迷われている方がいらっしゃれば、確実にお得だと思うんです。
このパンツがきっかけでMARNIにどっぷり浸かった方もいらっしゃるので、そういった意味では危険性があるパンツともいえますが、とにかく素敵で恰好良いパンツに間違いございません。

INCOTEX(インコテックス)URBAN TRAVELLER ウォッシャブルストレッチテクノウールクライミングパンツ

¥41,040→¥28,728

あまり市場には浸透しませんでしたが、実はINCOTEX(インコテックス)にはウエストがゴム仕様になったラウンジパンツというリラックスパンツがありまして、昨今のイージーブームに先駆けて提案していたんです。

コンセプトはリラックス感がありつつも、ドレス的エレガンスを備えた大人のイージーパンツという感じでして、その流れを汲んだ最新モデルがここちら。

防水性があって、ストレッチが効き、家庭で洗濯することが出来、クリースが消えにくいという特性を持った"テクノウール"素材を用いた一本。
ウエスマンを切り替えているところがちょっと気が利いていて素敵ですし、やっぱりINCOTEX謹製という事で圧倒的にシルエットがキレイなんです。

HERNO(ヘルノ)Laminarラミナー 3レイヤーゴアテックスバルカラーコート

¥95,040→¥66,528

夏のセール時期はお得に秋口用のアウターを購入することが出来るという知る人ぞ知るボーナス期間。特に定番ブランドの定番デザインがセールになっていれば、凄くお買い得だと思うんです。
という事で、普段たま~にセールになるHERNOで良さげなコートがあったのでご紹介です。

ゴアテックスをメインファブリックに使用しているアーバンギアライン"Laminarラミナー"シリーズの、シンプルなバルカラーコートがこちら。
普通です。HERNOらしいルックスですが、取り立ててデザインに変化があるわけではなく、ベーシックなコート。
この時期買うならこんな普遍的なタイプがやっぱり良いと思うんです。
秋も着れますし、春も着れる、文句なしのコートじゃないですか?

イズミ

ついこの間、裾部分がズタボロのLevi's517をブーツカットからシューカットへ改修しました。
だから何ってわけでも無いんですが、裾幅広めのパンツが気になる今日この頃、新規に買うのではなく持っているアイテムをカスタムするのも、やっぱり良いもんだなと思った次第なんです。

SUNNEI(サンネイ)6パネルベースボールキャップ

¥16,200→¥9,720

昨年から長らく愛用していたLaroseのジェットキャップ、使用頻度が高すぎたのかかなりヘロヘロになってしまいました、、、、他にもキャップは所持してるんですが、なんとなくしっくりこない感じなんですよね。時代が変われば気分も変わるってところでしょうか。

そんな中ウェアの到着から遅れて参上したのがこのSUNNEIのキャップ、それがなんと1万円以下で買えてしまいますよ奥さん!!

シルエット自体は至ってシンプル、フロントに装飾もなくあらゆるスタイルに適応するであろう逸品ではありますが、そこはやはり曲者ブランドであるSUNNEIならではのギミックが有るのも面白いところですよね。ウェアはもうお腹一杯という方におススメしたい夏のサブアイテムです。

ma'ry'ya(マリア)ミラノリブオープンカラーS/Sニットシャツ

¥37,800→¥26,460

現在デザイナーであるマリアさんとの対談企画を練っている最中であります、是非ご期待を。
そんなわけでオープンカラーのニットシャツ、布帛には無い力の抜けたテイストが凄く良い雰囲気を持っているんですよね。衿のカラーリングが変わっているのもスタイリングのアクセントになっていますし、緩やかな落ち感も今の気分がしっかり反映されている感じですよね。

今シーズンのma'ry'yaはカーディガンタイプの袖物の消化が凄く早く完売や欠品が目立ちました。反対にこういったニットシャツは少し提案として早かったのかもしれません。ですがカジュアル界隈の流れからもシャツ回帰になってきているので是非チェックして頂きたい一着なんです。

SeaGreen(シーグリーン)ボタニカルレギュラーカラーS/Sシャツ

¥20,520→¥14,364

3年前ぐらいに購入したアロハシャツを昨日着てみたわけですが、まぁ見事にピチピチでした、、、太ったの+肩回りがゴツくなったのが要因でして、暴飲暴食は控えたい今夏。

アロハテイストを尊重しつつも、街着でちゃんと着れるデザインになっているが秀逸なところでして、サイズバランスもタイトすぎずリラックスしすぎていない感じが『わかってるなぁ~』という印象。

ベースカラーの色合いを抑えることによって派手派手しさを残しながらも着回しのしやすい仕上がりになっている一着は今夏の良き味方になってくれそうな予感です。

mando(マンドー)シャドーグレンチェック2Bジャケット、3Pサルエルパンツ

¥69,120→¥48,384(ジャケット)¥36,720→¥25,704(パンツ)

なんだかんだで毎シーズン継続して展開しています『balcone di guji 虎の穴』、なんと次回はmandoです。満導さんがブランドをスタートしたきっかけや今シーズンのテーマなど多岐に渡ってインタビューしていますので、是非お楽しみに。

というわけでシャドーグレンチェックのセットアップ、何故だか少し残っていまして、、、、

画像で見るとチェックの感じが良くわかるんですが実際に見るともう少しトーンは暗めなので柄物に抵抗のある方にもトライして頂きやすいセットアップ。

『こなれた大人が着るセットアップ』というワードがものすごくマッチする逸品だなぁと。

MARNI(マルニ)ナイロンオーバーサイズドコーチジャケット

¥99,360→¥69,552

只々大きいコーチジャケット、と言ってしまうとそこまでなんですが、なんとなく上品な雰囲気を感じなくもないこちらの逸品。

個人的な見解ではありますがサイズ感は大きめを選ぶよりも普段のサイズよりジャストか少し小さめをチョイスして頂くのがベストかなと思います。

夏場以外はインナーを変更して着れる感じなので色んなタイミングで重宝しそうな感じもグッドです。 あえてブランドロゴも入れず匿名性を優先したような潔いデザインはMARNIっぽくない感じもしますが、逆にその方が取っつきやすい気もするのでロゴものはちょっと、、、、という方にもトライしてもらいやすいかもしれません。

BERNARDO GIUSTI(ベルナルド ジュスティ)ストライプ1Pシャーリングパンツ

¥45,360→¥31,752

今年はなんとなくストライプのパンツが妙に気になります。所謂王道のドレス系スラックスではなくて、こういったカジュアルな少しネイティブな雰囲気を宿した感じのパンツが目につくんです。

前々回でVIGANOのリネンチョークストライプをご紹介したので、個人的にその流れを汲む感じがするBERNARDO GIUSTIの逸品。ワイドピッチのストライプと爽やかさを加速させるような色使いが秀逸でしてレザーサンダルに合わせたくなる存在。

シルエット自体がスマートな仕上がりになっているのも重要なポイントでして、こういった柄物系のパンツでワイドなタイプだと途端に民族的な雰囲気が全面に押し出されてしまうので、このシルエットバランスはまさに正解だと思います。

イノウエ

キケンな香りのする色気のある男性・・・そんな雰囲気を持った男性像に憧れを抱く方も多いかと思いますが、そんな方が"ヒント"を得るためにもオススメしたい映画が「ガイ・リッチー監督」の2008年作「ロックンローラ」。 とにかく主人公がカッコいいんですよね。
洗練された伊達男を目指したい方には、ジュードロウ主演の「アルフィー」をオススメします。

LARDINI(ラルディーニ)ミラノリブソリッドS/Sラペルドニットシャツ

¥37,800→¥26,460

夏の定番シャツの一つとして挙げられる開襟タイプのシャツ。
一昔前は個人的にはちょっと苦手意識があったものの、ここ数年モード~ストリート系のブランドからクールな物が多くリリースされているという事もあって凄く気になるアイテムだったんですよね。

ただ、中々しっくりくる物との出会いがなく今年も諦めかけていた中、意外や意外LARDINIに好みな感じの物がありました。


薄手のミラノリブ素材を使用したこちらのシャツは、一見開襟シャツですが厳密にはラペル型のデザインを採用したオープンカラー風のデザインでして、非常にドレス感のある大人な仕上がり。

カットソーの上にサラッと羽織るだけで独特の雰囲気が出来上がる、テクニックいらずの秀逸なシャツなんですよね。

クラシックなアイテムでありながら、既成概念にとらわれない独自性を持たせたクリエイションは流石といったところではないでしょうか。

Giannetto(ジャンネット)コットンシアサッカーダブルジレ

¥31,320→¥21,924

気温の上昇に伴い、どうしても簡素になりがちな男性のオフスタイル。

特にベーシックスタイルを好むオーバーミドルの方に関しては、無地物のシンプルなアイテムが中心のサラッとしたコーディネートという事もあって、どこか物足りなさを感じる方も多いかと思います。 アクセサリーや、シューズ・バッグ等で味付けというのも勿論王道なんですが、"ノーアクセで手ぶら"といったスタイルの方におススメしたいのがトップス+ジレのスタイル。

このジレをプラスするカジュアルスタイル、モード系ブランドを好む方の間で一昔前に流行ったイメージがありますが、現在も定番アイテムとしてトレンド云々関係なく取り入れている方も多いと思います。

シンプルな無地Tシャツや洗いざらしのシャツに、サラッとジレを足すだけで驚く程見栄えが良くなり、スタイリングのグレード感を上げてくれるんですよね。

トップスもジレも、ジャスト過ぎない適度なサイズをチョイスする事でいい抜け感が生まれ、カジュアルスタイルにスッと馴染んでくれます。

MARNI(マルニ)ウールトロピカルジップブルゾン

¥127,440→¥89,208

昔ながらの定番アイテムであるスウィングトップを、ブランドカラーに染めつつ上手く現代風に仕上げたこちらのブルゾン。

本筋な雰囲気の着こなしではなく、あくまでもモダンでほんのりストリートを意識したスタイリングで着るイメージでしょうか。

ここ数シーズン見た中でダントツにオーラを感じたのがこちらのMARNIのモノでして(MARNIのアイテムは基本的に何でもオーラがありますが・・・)、モードシーンを牽引するブランドの一つだけあって時代の空気感の取り入れ方が本当に秀逸ですよね。

身頃は程良くコンパクトにしつつもアームにボリュームを持たせ、且つ袖丈を長めにするなど、非常にモードブランドらしい特徴的なボディバランスが秀逸でして、何よりそれ単体で本当に存在感があるんですよね。

インナーを時期によって変えていく事で、年間通して着れる時期も非常に長く、すごく重宝する一着だと思います。

これを超えるスウィングトップ系のブルゾンには、これから先もそう出会う事はないのでは・・・そう思わせてくれる逸品です。

entre amis(アントレ アミ)リネンコットンソリッドテーパードシャーリングパンツ

¥31,320→¥21,924

夏になると毎年したくなるのが、リラックスパンツ+サンダルといった季節感のあるほんのりリゾーティーなスタイル。

今年はリネン推し!という事もあって、個人的に目についたのがこちらのパンツ。

entre amisというと、他のブランドを圧倒するスキニーシルエットのイメージが強いかと思いますが、こういったパンツのラインナップもしっかりとあるんですよね。

洗いざらしのコットンの白シャツの袖をキュッと無造作にまくって、足元はダークブラウンのレザーサンダルでしっかりと締める・・・昔から定番のそんなスタイルも凄くモダンで洒落た雰囲気に仕上げてくれます。

COVERT(コーベルト)コットンツイルノーカラーシャツ

¥27,000→¥18,900

スタンダードなイタリアンスタイルをこよなく愛する方から見ると、非常に謎めいた雰囲気と言いますか「どうやって着るん?」的な疑問を持たれそうなこちらのシャツ。

カーディガンとシャツジャケットを足して二で割った様なアイテムですが、どことなく和服っぽいニュアンスも感じますよね。

これがそこを意識したかどうかはわかりませんが、ここ数年こういった和ニュアンスのノーカラーシャツジャケットは海外のちょいストリート寄りなブランドでは結構見かける事が多い、非常にニッチな層に需要のあるアイテムなんです。

これをシャツ地のカーディガンととるか和服ネタのシャツジャケットととるかはその人次第・・・こういった既成概念にとらわれないクリエーション、まさに今の時代ならではだと思います。

T-JACKET(ティージャケット)ウールポリジャージカスケードストライプ2Bジャケット

¥58,320→¥40,824

シャツやカーディガン感覚でラクに羽織れて、且つ必要な場面ではバシッともキメれる・・・そんな便利過ぎるこちらのジャケット。

コンフォート性に優れたビジネス対応のジャケットのビッグヒットは記憶に新しいかと思いますが、あくまでカジュアルに徹した物でいうとやはりT-JACKETの右に出るブランドはないのではと思います(個人的に・・・)

落ち着いた中にも色気を感じさせる特徴的なストライプ、再現性の高い機能的な素材、スタイリングによってシックにもカジュアルにもいける守備範囲の広さ、流石です・・・

個人的にはブルゾンやシャツ感覚で"キメ過ぎず"に着て頂くのをお勧めしたいですね。

気になる。

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