「気になる。」第15回 2019.8.2
ようやくジメジメとした梅雨も明け、灼熱の夏がはじまりました。
とはいえ、店頭では秋冬商品が続々と入荷してきております。気が早い?いえいえそんなことは無いんです。こうしている間にもぞくぞくとサイズが欠けていっているんです、ホントに。
お客様の勢いを感じつつ、こっちも負けてられないと額に汗してピックした逸品、是非ご覧ください。
最近ネットで人気と噂の『まめきちまめこ(ニート)の日常』読んでます。非常にテンポが良くて読みやすく面白いんですが、ペットの動物の描き方に独特のセンスがあります。
デフォルメしつつちょっと擬人化したような動き方をするので、これがなかなか可愛くてハマってしまいました。
TAGLIATORE(タリアトーレ)SUPER110'sウールギャバジンソリッドスーツ・ジレ
¥124,200(スーツ)¥30,240(ジレ)
gujiのブラックスーツといえばRING JACKET×gujiの別注スーツが人気ですが、「インポートブランドで欲しい」というお声もありましたのでTAGLIATOREでご用意したわけなんです。
で、これがなかなか良くてですね・・・。そもそも冠婚葬祭やセレモニー用に着られる通年使えるブラックスーツという枠のアイテムなのでベーシックで汎用性の高さがあるわけなんですが、プラスしてイタリアの色気が付いてくるんですね。
この独特の艶っぽさはTAGLIATOREがお好きな方ですと間違いなく好みかと。せっかくなのでジレとセットで揃えておくとさらに世界が広がると思います。
SIVIGLIA(シヴィリア)ワンウォッシュストレッチデニムカバーオール
¥30,240
イタリアのデニムブランドとしてトップクラスの人気を誇るSIVIGLIAですが、実は本国イタリアではトータルスタイルを提案しているんです。以前は日本でも少し展開されていましたし、gujiでも少~しだけですがご用意していたこともありました・・・が、やっぱり餅は餅屋、デニムパンツの完成度の高さが群を抜いているおかげでGジャン以外そこまで人気は定着しませんでした。
そんな中新しいデザインとして提案されていたカバーオール、かなりいい感じだと思います。
アメリカンワークテイストを上手くイタリア流にアレンジしながらムードは本格的というSIVIGLIAらしい仕上がりでして、シルエットも細すぎず今の気分を反映、プライスもお手頃で、通年着られるデニムジャケットとしてかなり完成度が高い一着だと思います。
ZANELLATO(ザネラート)ブランディーンPVCキャンバスボディバッグ MARSURIO
¥42,120
最近モバイルスイカやペイペイ、ラインペイにクイックペイなど携帯ひとつで様々事が出来るようになりましたよね。「お財布ケータイ」ってかなり早くから日本で使われていましたが、ここまで電子決済が浸透するとは・・・という感じです。
私は基本的にはクイックペイをメインに、最近はモバイルスイカを導入しまして交通系もカバーできるように。となると日常的に使うバッグはコンパクトなもので十分という事で、このくらいのボディバッグが気分です。
持ち方に自由度があって手を空けようと思えば空けられる、結構丈夫ですし適当に扱っても風合いに変化が少ない、カジュアルなデザインですがセンスが良いので上品に見えるというところがこのバッグのポイントでしょうか。
BRIGLIA1949(ブリリア1949)ウールライクレーヨンナイロンストレッチジャージ1プリーツテーパードパンツ
¥27,000
一度穿くと病みつきになるのがジャージパンツでして、シルエットがキレイな物ですとリラックスしているようには見えないというのがポイントです。
一説によると飛行機の座席アップグレードは、チェックイン時の身なりの綺麗さや、対応した時の物腰の柔らかさや雰囲気的なものが考慮されるとか・・・。楽だからといって半袖短パンで行くのではなく、あくまでもクラスに相応しい身なりで臨むといいことがあるかもしれませんので、こういったクリーンに見えてイージーなパンツが役立つように思います。
私も何度か飛行機に乗っていますが、一度もアップグレードされたことがありません・・・。やはり身なりがみすぼらしかったという事でしょうか・・・汗
il micio(イル ミーチョ)バケッタレザーイントレチャートミニクラッチバッグ・ショルダーストラップ
¥75,600(クラッチ)¥20,520(ストラップ)
先ほども小ぶりなバッグが気になっていたわけですが、こちらもかなり調子良さそうです。
日本人シューズビスポーク職人深谷氏が手掛けるブランドil micio、そちらのミニクラッチバッグは単品使用は勿論の事、別売りですがショルダーストラップを付けることでミニショルダーとしても使うことが可能な優れもの。
どうやってバッグにストラップを付けるのかというと、何らかの金属パーツがバッグについているわけではなく、ただ編み込まれている革の好きな部分に引っ掛けるだけなんです。これが意外と便利。
このシリーズのバッグでしたら何にでもストラップが付けられる自由度の高さが素晴らしく、デザイン的にはクラシカルなんですが、発想はギア的なものに近いのかもしれませんね。
BAUDOIN & LANGE(ボードイン アンド ランジ)ゴートスエードタッセルベルジャンシューズ
¥82,080
履けば履くほど良さがわかってくるという不思議なブランドBAUDOIN & LANGE。
取り扱いをスタートして1年半くらいは経ちますし、初めて購入してから数足ローテーションでずっと履いていますが、未だその魅力の全てを感じることが出来ていないような、今はそんな謎の気分・・・。
ブランドが提案しているモデルの中で最もベーシックなのがこのスエードのタッセルスリッポンでして、ファーストBAUDOINはこちらが圧倒的におススメです。
BAUDOIN & LANGEだけが使うことを許されたしなやかなスエードは本当に履き心地が良く、足当たりも滑らか。
たま~にお見掛けする他社さんのバイヤーさんも、大手さん、地方店さん限らずこの靴を履いておられる方が多いのもクオリティの担保になりますね。
『balcone di guji 虎の穴』mando編がアップされました。
気が早いですが次回はなんと『COMOLI』の小森啓二郎さんにインタビューを受けて頂いてます、、、果たしてどんな内容になるのか?
現在、絶賛編集中なのでもうしばしお待ちを~。
STONE ISLAND(ストーン アイランド) コットンクルーネックL/Sスウェット
¥36,720
balconeの2019秋冬シーズンにおいて、最もホットなトピックなのは何を隠そうSTONE ISLANDの取り扱いがスタートしたことなんです。
正直、取り扱いが決まる前までは『コンパスパッチが付いた、えぇ感じの服』というお粗末極まりない認識だったことを今ここでお詫びします。(汗)
ともあれ、ブランドとしては非常にストイックな面が強い印象で素材開発、染色などこれまでのファッションカテゴリーでは使われなかった要素を取り入れる事に成功し、今日ではナイキラボやシュプリームなどのコラボもおこなうビッグブランドに。
そんなこんなで今回第一弾で入荷したのがクルーネックスウェット、大きくもなく小さくもない絶妙に普通のサイズ感が飽きのこない仕上がりになっている感じがするんですよね。それをここまで品良く魅せれるスキルにも驚嘆です。
もちろん、左袖に付いたパッチはボタンで取り外し可能ですし、よりシンプルに着るのであれば外して着るのも有りじゃないでしょうか。
ちなみにブログでもご報告しましたが、STONE ISLANDは店頭と弊社オンラインショップのみでの展開になってます。
mando(マンド)テンセルキュプラパッチワークパターンプリントシャツ
¥42,120
mandoではこれまでも小紋柄っぽいシャツを展開してきましたが、ここまで激しいタイプは初めてじゃないでしょうか。今シーズンの大きなテーマとなっている『ボヘミアン』体現した一着は、普段のスタイルを激変出来る様なパワーを感じる仕上がりに。
テンセルキュプラのテロッとした質感がシーズンを感じさせないところも個人的にはポイントでして、こういうアイテムであればすぐにでも着用可能な気がしますね。今の時代買ってすぐに着れる、これって凄く大事な気がします。
ちなみにこないだ公開した『虎の穴』では、mandoのデザイナーである高巣満導さんにインタビューしてますので是非ご覧ください。(宣伝)
THE GIGI(ザ ジジ)ZIGGY ウールヘリンボーンダブルジャケット
¥138,240
これまでの『気になる』おいて最も登場回数の多いジャケットと言えばTHE GIGIのZIGGYだと思います。それだけスタッフ目線でも信頼感があって且つ古さを感じさせないジャケット、単純に凄いと思います。THE GIGIのスペシャリテと言っても過言ではないかと。
ウォーミーな色合いが凄く今の気分な感じがしますし、ブラウン傾倒のトーンで合わせても素敵ですし今季なんかはブラックで合わせてチョイモードな雰囲気で着流すのも有りじゃないでしょうか。
カジュアルに着るダブルブレストのジャケットでいうと右に出る者はいない。というのは言い過ぎかもしれませんが、そのラインの近くにいるのは確かです。
PINE(パイン)コットンクルーネックポケットカットソー
¥12,960
現在2019年7月27日19時、このテキスト記入している間にも飛ぶように売れていっているPINEのポケT。
『これはきっと地道な啓蒙活動が実を結んだんだ!』と錯覚に陥るぐらいのスピードで売れてます。勿論、ブランドとモノの力が大半なのは承知であります、、、、
この時点ですでにグレーしか在庫がありませんので、この『気になる』が公開されたころには完売しているかもしれません。もっと数を頼んでおけばよかったと思いましたが、、、、後悔先に立たずとはまさにこの事。
ちなみにデザイナーである松村氏がとっても多忙の為、ウェアは現在休止中なんですが、無理を言ってポケT、クルーネックスウェット、フーディは作って頂いたので、是非こちらもも宜しくお願いします!
TAGLIATORE(タリアトーレ)MONTECARLO メランジウインドーペーン2Bジャケット
¥96,120
昨シーズンぐらいから著名なファッショニスタがパープルをスタイリングに取り入れているのが気になっています。アクセント的にソックスで取り入れる方もいれば、シャツやパンツなんかのメイン物でズバッと使う方もいたりと人によって様々な点も面白い所。
今シーズン、いつも以上にTAGLIATOREはスタートダッシュが凄くて既にサイズ欠けも散見されるんですよね。
まだセールも終わっていないのに秋冬物がこの勢いで売れていくのはとてもありがたいですし、それだけ皆さんTAGLIATOREに熱い視線を送ってくれているのだなと、感慨にふけったりするわけです。
と、話がそれましたがこのジャケットの配色が非常にツボでして、パープルの入れ込み方が絶妙じゃないですか?このぐらいであれば挑戦しやすいですし、トレンド的な部分もしっかり押さえられるとっても気の利いた一着だと思うんです。
MARNI(マルニ)カラーブロッキングクルーネックニット
¥59,400
TAGLIATORE同様にスタートダッシュが良い、、、、とまではいきませんが定番のシャーリングパンツを中心に好調のMARNI。ようやくgujiで取り扱いがあるという事を認知してもらってきた感じでしょうか。感謝、感謝です。
クレイジーパターンのニットですが、実際のところ使用しているカラーが似寄りのものばかりなので、そこまで派手派手しい印象にはならないところがこのニットの肝。
正統派なジャケットスタイルにもストリートに寄せたスタイルにもはまってくれる親和性の高さはメゾンブランドらしからぬ仕上がりでMARNI未体験という方にも是非試してほしい逸品です。
これからようやく本格的な夏を迎えるというこの時期、もう既に店頭にはダウンが・・・
「いやいや、まだ秋冬物買うのは早いでしょ」という方も多いかと思いますが、そうでもないんです。
ここ一ヶ月のセール期間じっと新作を待ち望んでいた方達が、ようやくその溜まりに溜まった物欲を解放する1回目のタイミングなんですよね。
タリアトーレなど、既に結構売れているものもチラホラ・・・ 早めの決断が吉と出ます。
HERNO(ヘルノ)RESORT LINE ウールナイロンボアフリースジップフーディー
¥91,800
レディースシーンでは数年前から冬のトピック素材として注目を浴びるボアフリース素材。
メンズでも昨年ぐらいにようやく一般的に浸透した印象を受けますが、どちらかというと若者向けと言いますか結構カジュアルかストリートな雰囲気の物が殆どだったんですよね。
そんな中、念願と言いますか...ようやくと言いますか...普段はキレイめのイタリアンスタイルをされている方でも、無理なく着て頂けそうな大人向けの物がなんと「HERNO」から登場!となるとやはり見逃せませんよね。
ポリエステルではなく、ウールを使用した程良く肉厚な生地にはグレード感があり、時代の空気感をふんだんに取り入れた秀逸なボディバランスと相まって素晴らしい一着となっています。
決してストリートに寄りすぎないこのバランス感、やはりトップブランドだからこそなせる技だと思いますね。
Giannetto(ジャンネット)コットンライトネルタータンチェックセミワイドカラーシャツ
¥27,000
年間通して気になるアイテムの一つがチェックシャツ。
ただ、ギンガムチェックなどのお上品でクリーンなイメージの物ではなく、どちらかと言うとカジュアルな雰囲気がベースの物限定でして、やはり配色がすこぶる魅力的な物に魅かれますね。
こちらのGiannettoのシャツもそんな一枚でして、ブラックとパープルとホワイト、そこに隠し味でオレンジを効かせた配色の妙と言いますか絶妙なコンビネーションにビビビッと着ました。
基本ラフでカジュアルなイメージなんですが、シルエットが非常に計算されていると言う事もあって洗練されており、男性の色気を最大限引き出してくれるデイリーシャツ、そんな一枚ではないかと思います。
LARDINI(ラルディーニ)カシミアフランネルソリッドチェスターフィールドコート
¥213,840
毎シーズン入荷を心待ちにされている方も多いであろう、LARDINI No.1の人気アイテムと言っても過言ではない定番のチェスターコート。
中でも最も需要の多いフランネル素材の無地タイプ、ここ数年はブラック・ネイビー・グレー・キャメルといった一般的に定番とされる様なカラーのみの展開(gujiで)だったように記憶していますが、今シーズン、カシミア素材でオーダーしている中に非常に絶妙なブラウンカラーがありました。
素材がカシミアなので、カラー云々関係なしにイケ過ぎてるコートである事は間違い無いのですが、濃過ぎないほんのり枯れ感のあるブラウンの色合いが凄くムードがあってカッコいいんですよね。
暖色系のアイテムを上手く取り入れたウォーミングな配色でまとめて頂くのもいいですし、個人的にはブラックパンツにブラックシューズを合わせた、ほんのりモードな雰囲気でクールに着こなしてみたいですね。
SIVIGLIA(シヴィリア)ガーメントダイコットンストレッチコーデュロイスリムテーパードパンツ
¥30,240
一般的にコーデュロイと聞くと、太畝でウォーミングなほんのりカントリーチックの物を想像される方も多いかと思います。
上物に関しては、どちらかと言うとそういった生地感の物が多い印象がありますが、パンツとなるとまたちょっと違ってくるんですよね。
カジュアルシーンではもうかなり前から定番となっているコーデュロイパンツ。
それも太畝の良い意味で野暮ったい雰囲気の物ではなく、細畝タイプの5ポケット型。
ジーンズ感覚でカジュアルにサラッと穿いて頂けて、それでいてデニムとはまた違ったほんのり大人で落ち着いた雰囲気が"良き"なパンツなんです。
SIVIGLIAらしいスマートなシルエットと豊富なカラーバリエーション、今年も完売必至の間違いない一本です。
MARNI(マルニ)×PORTER(ポーター)ナイロンツイルミニショルダーバッグ
¥39,960
人気のMARNIxPORTERシリーズ、中でも先シーズンもあっという間に完売したのがこのミニショルダー型。
デイリーバッグのミニサイズ化が進んでいると言われる昨今、やはりバッグの売れ方を見てもこういった「必要最低限の収納力に加えて高いデザイン性を兼ね備えた物」に対して、凄く興味を示される方が多いように思います。
このバッグはそういった条件を完璧に満たしたドンピシャな逸品。
同ブランドらしいセンス溢れるカラーコンビネーション、携帯や財布+@で丁度といった絶妙なサイズ感、安心のPORTER製、どこをどう見ても売れない要素が一つもない・・・そんな売り切れ必至のバッグだと思います。
例えば重厚な雰囲気のチェスターコートにこのバッグ、そんなジャンルレスなミックス感覚が今の時代には必要だと思います。
ZANONE(ザノーネ)12ゲージウールソリッドクルーネックニット
¥41,040
プレーンなハイゲージのクルーネックニットのアプローチは時代と共にちょっとづつ多様化していき、今となってはカジュアル傾向な物が一昔前に比べて非常に増えた様に思います。
「1サイズ上の物を選んで裾からはTシャツチョロ出し」といった、"着方でカジュアルに見せる"というのはそれこそもう20年以上前からあったスタイルですが、ここ4~5年...いや6~7年ぐらい前からはそもそもデザインのアプローチ自体がカジュアルな物が非多くのブランドからリリースされているなというのが個人的な印象です。
ZANONEのこちらのクルーネックニットもそんなイメージの一着でして、袖と裾のリブを非常に広くとっているところから、いわゆるスウェットトレーナーの様なニュアンスを含んだニットの様に感じました。
非常に目の詰まったほんのりコシのある生地感、程良くコンパクトで美しいシルエットからはグレード感が漂っており、バランス感に優れた極めて"今"な雰囲気の一着だと思います。