オイル交換

オイルには潤滑作用の他にもさまざまな働きがあります。燃焼熱と摩擦熱の冷却、清浄、シリンダーとピストンの密封、各部品の衝撃吸収など。それため、オイルは日々劣化していきます。オイルが機能不全のまま走行を続けると、エンジンを破壊してしまったり、最悪、通常走行中であっても車両火災にまで至ることが国土交通省の実験で分かっています。早めの交換で愛車をいたわってあげましょう。

オイル交換のタイミング

適切なタイミングで交換することで、コンディションの良い状態を長期間維持することが出来ます。交換までの走行距離は車種によりますが、オフロードやレースなどの過酷な走行はもちろん、暖機運転もそこそこに始動/停止するようなチョイ乗りの繰り返しや、極端な話、放って置いてもオイルそのものや沈殿物の酸化によりオイルは劣化して行きます。また、真冬の寒冷地、真夏の高温下でもオイルはダメージを受けやすくなります。
託された役割の多いエンジンオイルは、思ったほどタフじゃないんですね。

愛車に乗るのが億劫になりがちなこの季節、オイル交換でオンシーズンに備えておきませんか?

お乗りのバイクと使い方、環境にあったタイプ/粘度のオイルを選ぶことで、乗り味もガラリと変わりますよ。

国産車純正オイル

コストパフォーマンスに優れ、一般走行から高速巡航まで一般道におけるあらゆるシチュエーションで安定した性能を発揮できるよう国産各車種に最適化された、オールマイティなオイル。
一部、車種を限定した製品もあります。

ハーレー向け

ハーレーならハーレー専用品を使用するのがやはり安心です。
輸入車の場合、独自の構造であったりオイルの銘柄を指定されている場合もありますので、注意が必要です。

社外製オイル

メーカー純正品、車種専用品の他に、オイル・ケミカルメーカー等が販売する高機能な汎用オイルもあります。メーカー・ブランドにより、オールマイティーな製品からレース専用に開発されたものまで幅広いラインナップから用途に適したものを選ぶことが出来ます。

あるとないとじゃ大違い。便利なオイル交換のおとも

廃油処理用品

当たり前ですが、廃油を直接流して捨てるのは厳禁。自治体のルールに基づき適切に処理してください。

給油用品

こういうものがないと、正確な給油はなかなか難しいものです。こまめなオイル交換を促すためにも用意しておいて損はありません。

トルクレンチ

ドレンボルトなど重要なボルトは適正トルクで締め付けましょう。持っていれば、あらゆる整備の精度が上がります。
※設定可能なトルク範囲をご確認ください

マグネット付ドレンボルト

強力マグネットでエンジン内部の鉄系不純物の除去が期待できます。

油温計

油温をモニターして愛車のコンディションをチェック。

オイル添加剤

オイル交換時に添加することで、エンジンの状態をベストに保ちます。

ペール缶有効活用

ペール缶用キャスター・クッション。
意外と手に入らないレアアイテム!ペール缶の中は、整備椅子、小物入れ、ゴミ箱としてお使いください。