ベッド・マットレスを、より長持ちさせるためのメンテナンス(ローテーション)方法とは?
でも、どんな丈夫なベッドでも、長年使用されると、どうしても同じ様な体勢で、同じ箇所ばかりに荷重がかかってしまうので、マットレスがヘタリ易くなってしまいます。
マットレスのメンテナンス方法(ローテーション)についてご紹介致します。
これは一体何でしょう?
(製造表示のラベルとは別ですよ)
実は、これは、マットレスのローテーションの為のラベルです。
では、マットレスのローテーションとは?
下図をご参照下さい。(図の「A・B・C・D」が、ラベルの貼ってある位置とします)
一般的なホテルベッド マットレスのローテーション方法
1. スタート (最初の位置)
|
→ → |
2. 180度、回転させます
|
→ → |
3. 前後が逆に
|
6. 再び180度、回転 |
← ← |
5. 裏・表が逆になりました
|
← ← |
4. 今度は裏返します
|
7. 再び、前後が逆に
|
→ → |
8. 再度、裏返します。
|
→ → |
9. 一巡しました
|
大手ホテルの事例ですと、シーズン毎や半年毎程度にベッドメイク担当のかたがベッドメイキングの際にマットレスの向きを換えられるケースが多くなっています。
↓ マットレスローテーションの動画 (ご参考)
(上記の動画のマットレスは「ジョイント仕様」の為、片辺にマジックテープが付いています)
○海外(米国)にある、実際の大手ホテル客室のベッドを見てみましょう。
◇ロサンゼルス市内(ビバリーヒルズ)の某ホテル
これは、「4月・5月・6月は、この面を上に」という意味で、マットレスのローテーションの目安にする為にこのラベルが貼ってあることがわかります。
ラベルは、マット上面の足元と頭側、そして裏面も同様に、計4箇所、貼ってあります。
◇サンフランシスコ市内の中心部にある某大手ホテル
やはりマットレスのローテーションの目安のための表示です。
(ちなみに、ここのホテルのマットレスは「FIREBLOCKER (ファィヤブロッカー)仕様」です)
◇ラスベガスにあるピラミッド型の某有名ホテル
ラベルにはやはり月名が入っています。「10月・11月12月」(英語・スペイン語表記)。
上記の様に、実際の大手ホテルでは、ベッドの表・裏の頭元と足元それぞれ四カ所に「1~3月」「4~6月」・・などのラベルを独自で貼ってローテーションの目安にされているホテルが多くあります。(或いは、「春」「夏」「秋」「冬」などと貼る場合もあります。)
ご家庭では、そこまで正確にローテーションされる必要はないかもしれませんが、ただ、どんなベッドでも、長年使用されておられますと、どうしても同じ箇所に体圧がかかりがちですので、どんな丈夫なベッドでも、体圧のかかる箇所からヘタり易くなってきますので、定期的にローテーションして頂くことをおすすめします。
※では、こんな場合は・・・?
◇ジョイント仕様の場合
マットレスを「二本ジョイント」でお作りした場合でも、同様に、ローテーションは可能ですので、前・後・裏・表のローテーションを定期的におこなって下さい。(二本まとめて)
◇ピローソフト「片面」仕様の場合
この「ピローソフト仕様」が、「片面仕様」の場合は、ピローソフト仕様の「有る面」と「無い面」、どちらの面でも寝て頂けます。二種類の寝心地がお楽しみ頂けます。
ただ、ことローテーションにつきましては、普段、どちらかお好きな方の面をお決めになられて、その面を上にされて寝ていらっしゃいます場合は、裏・表をひっくり返しますと、寝心地が少々変わってしまうことになります。
ピローソフト仕様が「両面仕様」の場合は問題ないのですが、「片面仕様」の場合は、裏返しにされますと寝心地が変わる為、ローテーションは、前・後のみということになります。
それでも、事前に「ピローソフト仕様」の寝心地にご不安がおありの場合や、「両面仕様」よりも「片面仕様」の方が若干お値段がお安いこと、二種類の寝心地で寝て頂けること等・・・「片面仕様」でご購入いただくお客様もかなり多くいらっしゃいますので、是非ご検討下さい。
ご参考 ; ベッドメイクの方法