日本ベッドの歴史は古く、1926年、大正最後の夏に創業した、日本で一番古いベッドメーカーです。
世界の要人をお迎えする高級ホテルで、ベルボーイを経験した創業者。現場の厳しい要求と、上質なものづくりの姿勢を培います。
後に、商社のイギリス支店長を務め、欧州諸国のベッド・マットレス工場を視察。
日本に帰国後、満を持して日本発のベッド製造メーカーを創業しました。
以来90年余、単に欧州のコピー品を作るのではなく、日本の気候や家屋に敵う工夫を重ね、日本の気候や日本人の好みを知るメーカーとして、上質な眠り・本当の心地良さについて考えてきました。
コイリングマシン、ポケットコイルのスプリングをつくる機械、これら全部ゼロから作った日本製・日本ベッドの独自性にこだわった匠の技が光るマットレス。
マットレスの良さはスプリングで決まる。詰め物で感触に変化をつけるメーカーもありますが、日本ベッドはスプリングそのものの線径を0.1mm刻みで変えて、寝心地をコントロールしています。
JIS規格のクリアは当然として、それ以上の検査を行っています。
垂直荷重は100kgで必ず8万回。他にもローリング試験機というローラーをゴロゴロさせる機械で、150kgの負荷をかけて試験します。
片道転がすと寝返り5回分ぐらいの負荷、往復では10回分の負荷になりますが、通常ならこれを5千回やればいいところ、日本ベッドでは1万回行います。
日本ベッドのマットレスは、帝国ホテル、ホテルオークラ、ホテルニューオータニのホテル御三家をはじめ、国内一流ホテルで日本ベッドの製品が愛用されています。
他多数(順不同)
日本ベッドのマットレスは、コイルの質・大きさ・数・配列などの違いから、2つのシリーズに分けられています。
絹のようにきめ細かく体を支える「シルキーポケットマットレス」
ほどよい硬さでしっかりとした寝心地の「ビーズポケットマットレス」
体格や寝姿勢、感触などの好みに合わせてお選びください。
スプリングの線径を変えて、マットレスの骨格であるバネから作りこまれたマットレス。 敷き詰めたコイルの上に、直接寝られる程のきめ細やかなスプリングが特徴です。
安定感のある太めのコイルを使用。しなやかなのにしっかりとした、姿勢保持力に優れたマットレス。 体格の大きな方、バネ感のあるしっかりとした寝心地をお好みの方にお勧めです。
日本ベッドならではの超高密度構造で作られたマットレス。世界の高級マットレスに負けない、独自の製品を目指し開発されました。 ポケットコイル数は、シングルサイズでなんと1200個!一般的なポケットコイルマットレスと比べて約2倍ものポケットコイルが配置されています。
コイル同士をあえて接着せず、ポケットコイルの上面だけでつないでいます。それぞれのコイルが自由に動くことで、体を均等に受け止めることができるからです。表面の詰め物を薄くするのも、コイルの繊細な動きをきちんと伝えるためです。
ポケットコイルはあえて整列させず、ハニカム(蜂の巣)のように組んでいます。自然の法則に近い並びで、より多くのコイルを密着させると、睡眠中の複雑な身体の動きにしなやかに対応しやすくなるためです。
シルキーポケットマットレスを体感したく、日本ベッドを訪問し、実際に触らせていただいたり、お話を聞かせていただきました。
シルキーマットレスとは、初めて目にするマットレス。どんなマットレスなのでしょうか。楽しみです。
早速ショールームに入り、まず目にしたのは、シルキーポケットマットレスのスプリングの展示品。
展示されたコイルは、一般的なポケットコイルよりも一回り小さく感じました。それもそのはず、寝心地に合わせてバネの線の太さを変えており、一番細いのは1.2mmの細さ。 この線径で作られたコイルは通常サイズよりも一回り小さく、シングルサイズではなんと1200個も使用されているそうです。 同社の標準サイズのポケットコイルマットレスは、シングルサイズでコイル数612個。シルキーポケットマットレスには、約2倍ものコイルが詰められていることになります。
そして面白いのはその配列と構造。通常、ポケットコイルは縦横一列に整列していますが、シルキーポケットマットレスは、交互に隙間なくぎっしりと並べられていました。 また、ぎっしりと並んだコイルを触ってみると、コイル同士は接着されおらず、それぞれのコイルが動きました。 中央部分のフレームでコイルを支え、コイル同士を自由に動かすことで、体を均等に受け止められるよう、あえてコイル同士を接着させていないそうです。
そして、実際にスプリングコイルの上に座ってみることにしました。
シルキーポケットマットレスは、ソフト・レギュラー・ハードと、スプリングの硬さが選べます。
まずはソフトから…。お尻に感じる、柔らかい弾力感。コイルに直接座っているのに、バネのごつごつ感は感じず、きめ細かいスプリングの弾力を感じます。このまま寝ても気持ち良さそうです。
ソフトタイプは身体の凹凸に合わせてコイルが沈みやすいので、横向きで寝る方、やわらかい感触がお好みの方にお勧めされています。
次にレギュラータイプ。ソフトより硬さを感じますが、程よい反発感。こちらは、柔らか過ぎず、硬すぎない、標準的な硬さをお好みの方にお勧めです。
最後に、ハードタイプ。座ってみると、かなりの硬さ!ここに、マットレス本体のように、ウレタンを敷き座ってみると…沈み込みはほぼ感じられません。
ハードタイプは、体格の大きい方や、沈み込みなどによる腰への負担が心配な方など、硬めをお好みの方にお勧めです。
お好みに合わせて硬さを選べるのも魅力的ですね!
線が太く、大きめのコイルがしっかりと体を支えるビーズポケットマットレス。
太めで安定感のあるコイルスプリングがしっかりと体を支え、上質な眠りを提供します。
体格の大きい方や、トップアスリートにも愛用されているマットレスです。
ビーズコイルに、1クラス上の詰め物と伸縮性のある布地を組み合わせたビーズポケットマットレス。3タイプの寝心地をご用意しました。
シルキーポケットシリーズとは別ラインのビーズポケットシリーズを体験してきました。
ビーズポケットは並行配列で、バネのサイズがシルキーより大きいのが特徴です。 一般的なポケットコイルよりもスプリングを小さくしている為、シングルサイズで612個のコイルを使用しています。 シルキーポケットに比べ『リーズナブル』でありながら、 日本ベッドの『高品質で安定感』のあるしっかりとした寝心地を体感できるマットレスです。
ビーズポケットマットレスにも、ソフト・レギュラー・ハードと、3種類の硬さがありました。
ハードタイプはクッション層にハードフェルトを使っているので跳ね返りが少なく、硬めの寝心地に驚きました。
この寝心地は、仰向けで寝られる方や、硬めがお好みの方にオススメの硬さです。
レギュラータイプはやや硬めのスプリングがしなやかに体を支え、ソフトタイプは柔らかく体を受け止めてくれるという、ビーズポケットの特徴を感じました。
さらにソフトタイプは、凹凸部分を柔らかく支えてくれるので、横向きで寝られる方や女性の方にオススメです。
ビーズコイルマットレスは、安定感のある太めのコイルを使用。しなやかなのにしっかりとした、姿勢保持力に優れたマットレスです。
シルキーポケットマットレスは、体格のしっかりした方、横寝をされる方など、寝姿勢や好みに合わせてかたさをお選びいただけます。睡眠中の体の動きにきめ細かく対応できるマットレスです。
日本ベッドのマットレスは、コイリングマシン(ポケットコイルのスプリングをつくる機械)もゼロから作りました。部品寸法を厳しくチェックし、テープエッジが必ず真っ直ぐになるような、精度の高いものづくりの技術があると自負しています。日本ベッドは、一人ひとりが「これこそ日本ベッドの品質だ」という高い意識を持って、製品をつくっています。
日本ベッドのマットレスは、長期の耐久性を考えたものづくりをしています。JIS規格のクリアはもちろんのこと、通常の検査より多くの回数を実施しています。
日本ベッドのマットレスは、「耐久性」と「寝心地」を両立させたマットレス。日本ベッド独自の技術がつまったマットレスは、30年以上使われたホテルもある程。耐久性に優れ、長くお使いいただけますので、実質的にはリーズナブルな製品です。