<理由1> シミュレーション&疑似体
絵コンテで見

小学生のシン君は自分の物と、他人の物の区別 が苦手です。

シン君は、鉛筆を
忘れたことに
気づきます。

隣の机を見ると
鉛筆が目に入ります。

シン君が鉛筆を
取ると…

隣の生徒に怒られて、
びっくり。

天の声にアドバイス
されて…

シン君は「貸して」と
お願いすれば
いいことに
気づきました。

「鉛筆、忘れた!!」

「ちょうどいいや」

「これを使おう」

「それ、私のよ!」

(自分の鉛筆を
 勝手に使われたら
 どんな気持ちになる?)

「そうか、
 いやな気持ちになるね」

「鉛筆を貸してください」


このような問題が起こる場面を具体的に客観的に見せることで、子どもが状況を見て把握できるようにします。そして、「何が問題なのか?」「どうすれば解決できるのか?」を考えさせ、気づかせるようにしています。

<理由2> ソーシャル ランゲー

ソーシャル ランゲージは広汎性発達障害などの子どもが書く、独特の構文による文章のことです。この文章は、発達障害の子どもが学習しやすいため、療育の現場でも使われています。DVDでは、シミュレーション&疑似体験から学んだことを文章でまとめています。

ソーシャル ランゲージの

ときには、鉛筆を忘れることがあります。
ぼくは、友だちの鉛筆をかってに使いません。
誰でも、自分のものをかってに使われると、
いやな気持ちになるからです。
ぼくは、鉛筆を 忘れたら「貸して」とお願いします。


擬似体験で気づいたことをソーシャル ランゲージでまとめる。この一連のメソッドが子どものソーシャル スキルを育みます。