小学生のシン君は自分の物と、他人の物の区別 が苦手です。
シン君は、鉛筆を
忘れたことに
気づきます。
隣の机を見ると
鉛筆が目に入ります。
シン君が鉛筆を
取ると…
隣の生徒に怒られて、
びっくり。
天の声にアドバイス
されて…
シン君は「貸して」と
お願いすれば
いいことに
気づきました。
「鉛筆、忘れた!!」
「ちょうどいいや」
「これを使おう」
「それ、私のよ!」
(自分の鉛筆を
勝手に使われたら
どんな気持ちになる?)
「そうか、
いやな気持ちになるね」
「鉛筆を貸してください」
このような問題が起こる場面を具体的に客観的に見せることで、子どもが状況を見て把握できるようにします。そして、「何が問題なのか?」「どうすれば解決できるのか?」を考えさせ、気づかせるようにしています。
ソーシャル ランゲージは広汎性発達障害などの子どもが書く、独特の構文による文章のことです。この文章は、発達障害の子どもが学習しやすいため、療育の現場でも使われています。DVDでは、シミュレーション&疑似体験から学んだことを文章でまとめています。
ソーシャル ランゲージの例
ときには、鉛筆を忘れることがあります。
ぼくは、友だちの鉛筆をかってに使いません。
誰でも、自分のものをかってに使われると、
いやな気持ちになるからです。
ぼくは、鉛筆を 忘れたら「貸して」とお願いします。
擬似体験で気づいたことをソーシャル ランゲージでまとめる。この一連のメソッドが子どものソーシャル スキルを育みます。