お正月を自由きままに過ごしすぎたためか、この頃ちょっと気になるカロリー。 糖質が気になるけど、ごはんは食べたい!そんなわがままを叶えてくれる、話題の糖質カットのお米の味は、おいしいのか? 気になっていた糖質カット炊飯器がついに届きましたので、さっそく炊いてみますよ!
ライター:kei
予想より大きな箱に入っています。本体を箱から出してみて、納得! 本体の下部の引き出しのような白いタンク(排水タンク)の分で背が高くなっている模様。同じ日に試用レポートした、パナソニックの炊飯器(SR-VSX108 / 5.5合炊きタイプ)と比べてもこの大きさです。あっ釜に脚があります。
上部の操作パネルは、通常の炊飯器とよく似た仕様ですが、ボタンをよく見ると、「蒸し魚調理」「蒸し肉調理」「温野菜調理」の文字が!そう、蒸し料理も得意な炊飯器なのです。 糖質カットの仕組みは、この下部のタンク。炊飯中の熱湯に、お米の糖質成分が溶け出したところを、メーカー独自の排水機構を使ってお湯を排水します。その排水されたお湯が、このタンクに溜まります。 どれくらい排水されるのでしょうか。気になります。
釜も独特で、ザルのような内釜と、脚のある外釜の2つを使います。ザルのような内釜でお米を研ぎ、水を入れた外釜にセットしてご飯を炊きます。この水加減でお米の炊きあがりを調節できますよ。 水を入れる外釜ですが、内側と脚の裏には穴が開いています。脚の先に弁の役目をする小さな玉が入っていて、振るとカラカラと音がします。
炊飯器本体の底にも穴が開いています。外釜の脚をここにセットします。脚は3本あるのですが、正三角形ではなく二等辺三角形のような配置になっていますね。 上蓋には内蓋があり、通常の炊飯器と同じですね。
上蓋には、大きな蒸気口。使ったあとは、取り外してお手入れします。コードはやや太め。しっかりしています。
商品の特徴がわかったところで、さっそくお米を炊いてみましょう。銀色の内釜でお米を研ぎます。 ザルのように穴が開いているので、水切りが楽ですね。本体にセットした外釜に水を入れてから、お米の入った内釜をセットします。 本体に外釜をセットするときは脚の位置をよく確認します。くるくる回して正しい配置になればスッポリと収まります。穴が重要なのです。
「炊飯メニュー」で炊きあがりを選択します。「やわらかめ」「少しやわらかめ」「ふつう」「少しかため」「かため」の5種類があり、炊飯時間は炊き加減や炊飯量によって変わってきます。では、「低糖質炊飯」スタート!しばらくするとチョロチョロチョローっと聞こえてきました。下のタンクに水が落ちてきたようです。お〜、結構落ちてきましたよ〜。
炊きあがり〜!少し蒸らしたあと、しゃもじでほぐします。炊きあがってすぐは、水分が多くとても柔らかい感触。空気をお米に通したら、少し水分が飛んで、いい硬さになってきました。 では、いただきまーす。 やさしい食感で、あっさりとした味です。 糖質カットのイメージでもっと甘みがないかと思っていましたが、筆者には、通常のお米とあまり変わらない感じで、無理なく低糖質を続けられそうです。 炊きあがりが5段階から選べるので、今回は「ふつう」で炊飯しましたが、この柔らかさだと少しかためで炊いてもいいかな。など自分の好みにあった炊き方ができます。 保温時間は2時間まで。冷めると少し味は落ちる感じです。炊きたてがおすすめですね。
使ったあとは、お手入れ!一般的な炊飯器よりもお手入れは多めです。 内釜がザル状なので、少し洗いにくいのですが、あたたかいうちに、水につけるなどしてお米がこびりつかないようにしましょう。水タンクを確認すると、濁った水がたっぷり。使った後は必ず水を捨ててください。糖分も出ているはずなので、よく洗いましょう。 外釜は裏返しにし、脚の穴の部分にお湯を勢いよく当てるようにして、穴が詰まらないようにキレイにしましょう。専用の小さなブラシもついています。
糖質カットしたご飯は、食べ応えがないという事もなく「ご飯を食べた!」という満足感がしっかりとありました。いつものように試食の感想を聞いてみると、柔らかくて好みだというスタッフ、弾力が少ないというスタッフ、あっさりとして食べやすい・・・。などなど、やはりお米の好みは千差万別ですね。 今回は低糖質炊飯のみしかご紹介できませんでしたが、この他に、蒸し料理も得意な炊飯器でもありました。「蒸し魚調理」「蒸し肉調理」「温野菜調理」と炊飯以外にも手軽に使えます。 特別なお米を用意しなくても、この炊飯器で炊くだけで気になる糖質が少し抑えられるのが、手軽でうれしいですね。健康管理のひとつとして、試してみてはいかがでしょうか。
2019.02.08(kei)