2021.02.23

Joshin 試用レポート

パナソニックの“はやうま冷凍”活用術!野菜やケーキも鮮度長持ち!

メイン画像
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パナソニック 500L 6ドア冷蔵庫 HPXタイプ NR-F508HPX-W

野菜や肉、下準備をした材料をパック詰めをして冷凍するなど、冷凍保存を活用する方は多く、メディアでも冷凍術の特集もよく目にする。
長期保存・時短調理が出来る冷凍はそれだけ便利だけど同時に「なるべく美味しく保存したい」という声も多い。

この願い、叶うらしい。業務用レベルの急速冷凍が出来るパナソニックの「クーリングアシスト」搭載の冷凍庫なら…!
「はやうま冷凍」と呼ばれるこの機能、普通の冷凍とどれだけ違うのか、新しくなったHPXタイプで確かめてみた。 ライター:ぴよこ

“はやうま”用クイック操作ボタンを新搭載。HPXタイプ 6ドア冷蔵庫

  • パナソニック 6ドア冷蔵庫 NR-F508HPX-W
    パナソニック 「はやうま冷凍」搭載冷蔵庫 NR-F508HPX-W
  • やさしい白のアルベロオフホワイト
    やさしい白のアルベロオフホワイト
定格内容積500L
各室容量冷蔵室259L [188L うち微凍結パーシャル/チルド切替室 15L]
製氷室17L [4L]
クーリングアシストルーム27L [14L]
冷凍室92L [64L]
野菜室105L [73L]
※[ ]内の数字は食品収納スペースの目安

パナソニックの6ドア冷蔵庫 HPXタイプは、業務用レベルでおいしく急速冷凍ができる「はやうま冷凍」機能が搭載された冷蔵庫。
容量は500L・550L・600Lの3種類で、今回試用するのは500Lモデル(NR-F508HPX-W)の新色「アルベロオフホワイト」。

前モデルは純白のような白だったが、最近の住宅の流行に合わせて、少し黄色を含んだオフホワイトのような温かみのある白となっている。

※最大氷結晶生成帯(-1℃〜-5℃)を通過する時間:約28分。
実験条件:牛ステーキ(もも肉)150gをラップ包装。 クーリングアシストルーム内のアルミプレートの上に置いて急凍した場合、外気温 25℃、扉開閉なし(メーカー調べ)。

冷蔵室

  • 冷蔵室
    冷蔵室
  • ドアポケット
    ドアポケット
  • 下段はななめポケット仕様
    下段はななめポケット仕様

庫内は従来の構造を継承。
冷蔵室の最上段後方にコンプレッサーを配置することでデッドスペースを無くすと共に、手が届く場所に食材を配置できるパナソニックおなじみのトップユニット方式。
棚は全段透明で、庫内が見やすく、汚れはしみつきにくい、お手入れのしやすいガラス棚。

ドアポケットは左右4段。全体的に棚の位置が低く、低身長な方でも上の棚に手が届きやすい。
ちなみに我が家もパナソニックの冷蔵庫だが、筆者(身長153cm)も上段はフル活用中。
下段は少し手前に傾いていて、飲料容器も取り出しやすい「ななめポケット」仕様。

冷凍室・野菜室

  • 冷凍室上段
    冷凍室上段
  • 冷凍室下段
    冷凍室下段
  • 野菜室上段
    野菜室上段
  • 野菜室下段
    野菜室下段
  • 軽い力でスルスルと動く
    軽い力でスルスルと動く
  • どちらも冷蔵庫の外まで引き出せる
    どちらも冷蔵庫の外まで引き出せる

冷凍室・野菜室はそれぞれ2段式。
野菜室は「保鮮プレート」と「うるおいシャッター」で密閉度を高めて保湿し、下段はより適切に湿度をコントロールできる「モイスチャーコントロールフィルター」が2層になっているので、葉物野菜の収納におすすめ。
どちらもしっかり冷蔵庫の外までトレイを引き出せる「ワンダフルオープン」。
扉がスルスルーッと軽い力で引き出せ、ケースが汚れたときにも取り出しやすくなっている。

業務用レベルの急速冷凍技術「クーリングアシスト」

はやうま冷凍が扉で設定できるクイック操作ボタンを新搭載

  • クーリングアシストルーム
    クーリングアシストルーム
  • 冷蔵室の中にある設定パネル
    冷蔵室の中にある設定パネル
  • クイック操作ボタン
    クイック操作ボタン
時間ランプ点灯数こんな時に
3分1食材の粗熱取りに
10分2食材を冷やす。下味の短縮
45分3食材を凍らせる

冷蔵庫の設定を変更するパネルは冷蔵室の左の壁に配置。
パーシャルチルド・冷凍・冷凍庫の温度設定や「はやうま冷凍」ができる「クーリングアシスト」の設定が行える。
このクーリングアシストは大風量の冷気で食材を急凍するパナソニック独自の冷凍技術で、肉や野菜、下味をつけた食材など、様々な食材のおいしさを長持ちさせて保存ができる。

今までは冷蔵室の扉を開けてパネルで設定(もしくはアプリを開いての操作)を行っていたが、新しいHPXタイプでは、クーリングアシストの設定が冷蔵室の扉の下に搭載されたクイック操作ボタンでも行えるようになった。
扉を開く手間がなくなって調理中でもより気軽に操作ができ、冷蔵室の冷気を逃がす心配もないので活用しやすい。

ボタンを押すごとに3分→10分→45分で設定でき、設定状態はボタン付近のクーリングアシストランプの点灯数でわかる。
ボタンで設定できる3つの時間は、アプリを使ってカスタマイズが可能。
では、実際に「はやうま冷凍」はどれだけおいしく保存ができるのか試していこう。


いろんな食材を「はやうま冷凍」してみた

日持ちしないケーキもおいしさ長持ち!

  • クーリングアシスト後、冷蔵室に移動させたケーキ
    クーリングアシスト後、冷蔵室に移動させたケーキ
  • 【動画】解凍後のケーキをカット
    【動画】解凍後のケーキをカット

コンビニで買ってきた生のケーキを「はやうま冷凍」してみよう。
まずはクーリングアシストルームで容器の蓋を外したケーキを45分間冷凍する。
急凍を終えたケーキは冷凍室に移動させて3日間寝かせ、冷蔵室で解凍させたケーキが上記の画像だ。

冷蔵で3日保管・・・本来なら食べる気にならないが、解凍後のケーキのイチゴはハリもありキレイに赤く、ニオイも美味しそう。
フォークで切るとスポンジはフワッとしており、生クリームも滑らかで、食べてもフレッシュなケーキそのものだった。
これなら足がはやいケーキも「はやうま冷凍」でおいしさが長続きしそうだ!

霜付きが少なくパラパラで調理しやすい

  • 【動画】3種の食材を「はやうま冷凍」し、通常冷凍の状態と比較
    【動画】3種の食材を「はやうま冷凍」し、通常冷凍の状態と比較
  • どれもパラパラで見た目もフレッシュ
    どれもパラパラで見た目もフレッシュ

「はやうま冷凍」なら食材を一気に凍らせるので霜が付きにくく、塊にならずにパラパラの状態になるという。
今回はチーズやきのこ類、アボカドを「はやうま冷凍」し、通常冷凍の食材と見比べてみた。

ラップを敷いたアルミバットに食材を入れてクーリングアシストルームに入れて45分急凍する。
通常冷凍した同じ食材も用意してそれぞれバットに取り出してみると…「はやうま冷凍」はどれもサラサラー!と流れるように食材が取り出せた。
サラサラなのに凍っている。凝っているけど霜が少なくて見た目もキレイ。

食材がパラパラなのでこのまま調理で使えるし、霜が少ないのでフライパンの中で氷が溶けてビシャビシャになる、何てこともなさそう。
霜が付くと食材が変色するが、変色も抑えられるので見た目にも美味しそうだ。

パスタも“はやうま”で作り置き!

  • はやうま冷凍と通常冷凍を食べ比べる
    はやうま冷凍と通常冷凍を食べ比べる
  • はやうま冷凍は麺の硬さにムラがない
    はやうま冷凍は麺の硬さにムラがない

ゆでたパスタをトレイに入れて、その上にキッチンペーパーを敷き、ソースを乗せれば自家製冷凍パスタの完成。
同じパスタを「はやうま冷凍」と通常冷凍し、それぞれ解凍して食べてみる。

まさかのどっちも美味しい。
しかし食べ進めると、通常冷凍はパスタの硬さにややムラがあり「はやうま冷凍」はどこを食べても同じ食感で麺のコシもよりシッカリしている。
均一に冷凍出来ているから、加熱も上手に行えたのかもしれない。
そう思うと「はやうま冷凍」の加熱後のソースはは均一に加熱出来たのに、通常冷凍は少しムラがあったも、冷凍技術の差を表していたのかも。

ご飯とパンも食べ比べてみる

  • はやうま冷凍のご飯はより水気が多かった
    はやうま冷凍のご飯はより水気が多かった
  • クロワッサンはどちらも美味しい
    クロワッサンはどちらも美味しい

ご飯とパンも「はやうま冷凍」と通常冷凍で食べ比べた。
ご飯の違いはハッキリと差がでており「はやうま冷凍」は水分がより多く、通常冷凍に比べてご飯がダマになっておらずに1粒1粒がほぐれた。
パンはどっちも美味しい。
クロワッサンのような薄い皮生地だと影響が少ないのか…今回はどちらも美味しかった。

「はやうま冷凍」したからあげは解凍後もサックサク!

  • *からあげをたっぷり作って作り置き
    からあげをたっぷり作って作り置き
  • 衣がサックサクだった
    衣がサックサクだった

揚げ物を冷凍すると衣や肉の食感に変化が出たりするが、「はやうま冷凍」した唐揚げをチンして食べると「カリリッ」と衣が砕ける音がして中もジューシー。
冷凍したとは思えない仕上がりに驚いた。
これなら冷凍しても満足度が高いので、1度作る時に沢山作って弁当用、晩御飯用とストックしたくなる。

お弁当をまるごと冷凍しても美味しい!

  • お弁当箱に全てを詰めて冷凍!
    お弁当箱に全てを詰めて冷凍!
  • 解凍後の卵焼きはプリプリ!
    解凍後の卵焼きはプリプリ!

お弁当用の冷凍食品を毎回チンして詰めるのが面倒だと、冷凍食品に頼りながらも思う事がある。
だったら「はやうま冷凍」でお弁当ごと冷凍だ。
今回はきんぴら、あげもの、ブロッコリー、卵焼きとお弁当の定番をギュッと敷き詰めた。
もちろんご飯も入っている。
あとは電子レンジでチンすればいいだけで、美味しいお弁当が完成。
だし巻き風味の卵焼きを作ったが、解凍後もフワフワで瑞々しくとても美味しかった。

すばやく冷やして味のしみ込みも時短!

  • 急冷で15分煮卵を冷やす
    急冷で15分煮卵を冷やす
  • 1時間で色が付いた
    1時間で色が付いた
  • 即席で煮卵ができあがり!
    即席で煮卵ができあがり!

クーリングアシストは冷凍だけでなく、粗熱や食材を冷やすのにも便利。
味をしみ込ませたい煮物など、すばやく冷やすことで時間短縮しながら味をしみ込ませられる。

今回は食料保存袋に煮汁に卵を入れてクーリングアシストルームで15分冷やし、冷蔵庫で1時間寝かせた。
筆者は普段煮卵を作る時は半日おいて置くけど、1時間で外側には煮汁の色が付いていた。
半分に切ると白身部分はまだ白く、爽やかな煮卵が完成。
もっと煮汁の味をしみ込ませるなら長時間放置がいいが、即席煮卵としては便利。

アプリだとより細かい時間で設定できる

  • アプリ「Cool Pantry」のQR記載のある紙が付属
    アプリ「Cool Pantry」のQR記載のある紙が付属
  • アプリ「Cool Pantry」を使って冷蔵庫と連携が行えば、アプリ側で「急冷」「急凍」は1分単位、「冷ます」は10秒単位と、量や目的に合わせてより細かな設定が行える。
    アプリを探す手間を減らせるようにと、今回からは冷蔵庫の扉の内側(画像では外に貼っています)にアプリのQRコードが記載された小さな紙が貼られている。

まとめ

『家でご飯を食べる機会が増えた』『安い時に買いだめしたけど食材を上手く使いきれない』『調理の時短の為に冷凍機能を活用したい』
忙しい今の時代には冷凍機能は必要不可欠だし、実際に冷凍食品の需要は高まっている。

スーパーで買ってきた冷凍食品も便利で美味しいけれど、家で調理した料理の味はやっぱり安心する。
食材を「はやうま冷凍」すれば、パラパラで凍るから調理しやすく、まとめて買った食材が傷んで無駄になる事も少なく、しかも美味しさ長持ち。
忙しい時は作り置きした総菜をチンするだけで、美味しいおうちご飯が出来上がる。
急凍だけでなく、粗熱とりや食材をすばやく冷やす急冷機能も便利なので、クーリングアシスト機能はちょっと調理家電みたいな役割も持っている。

従来からのトップユニット方式やワンダフルオープンなど、日常的に使いやすい面は継承されているのでシンプルに冷蔵庫としても満足いただけると思います。
冷凍室をフル活用するご家庭は、ぜひ「はやうま冷凍」ができるパナソニックの冷蔵庫をお試しください。 2021.02.23 (ぴよこ)

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