Joshin 試用レポート
[プラモデル教室] フランス軽戦車 R35 組立編
タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.373 1/35 フランス軽戦車 R35【35373】 プラモデル
小ぶりな見た目の可愛らしさに惹かれ購入した「タミヤ 1/35 フランス軽戦車 R35」を組立!
細かな履帯の接着や、ピンセット必須の小さなパーツの組み立てなど、苦労の末には手のひらサイズの戦車が完成します。
組み立て編と塗装編の2回でレポートを行いますが、今回はその組み立て編をお送りします。
ライター:ryous
タミヤ 1/35 ミリタリーミニチュアシリーズ No.373 1/35 フランス軽戦車 R35【35373】 プラモデル
1/35スケール
完成時サイズ:全長114×全幅55mm
未塗装 / 組立キット
境目を黒く縁取った迷彩が特徴的なフランス軽戦車 R35の1/35スケールのプラモデル。
さっそく開封! 組立説明書とは別に、実車背景の解説書が入っているのがうれしいですね。
組み立てにあると便利な道具
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パーツの切り出しに今回は、エコーテックの超音波カッターを使ってみました。
超音波の振動(毎秒4万回)を行う刃と、パーツに触れる事で生じる摩擦熱によって、プラスチックがバターのようにスッと切れます。組み立てに必要となるのはニッパーの他に、接着剤、穴あけ作業もありますのでピンバイスやドリルを用意してください。
ルーペで確認したくなるような非常に細かなパーツが出てくるので、ピンセットがあると便利です。
お持ちでない方は、Joshin webで取り扱っておりますのでご安心ください。
ページの下記よりお買い求めいただけます。
組み立て開始!
まずは車体下部から組み立てです。
履帯がついていないと、ほっそりとした印象で、車内の狭さが想像できます。
ちなみに乗員は操縦手1名と、砲塔に車長1名の計2名。
武装の操作、外部の観察、指示出し、連絡など車長1人でおこなっていたそうです。がんばれ車長!
車体上部を組立。
ここでなんと穴あけ作業の指示が出てきました。
持っててよかったピンバイス。
径1.2mmらしいですが、1.0mmのドリルしか手持ちがないので、とりあえずこれで開口。
よし、これで車体上部と下部を合体させて、歯車を取り付け!
歯車はエンジンの動力を履帯へ伝えるパーツのようで、ドライブスプロケットというものらしいです。(へー)
ここでえらい小さいパーツが登場。持っててよかったピンセット。
指先をプルプル震わせながらパーツを接着。
ボディにホイールやサスペンションを取り付けて、いよいよ履帯の取り付けです。
超音波カッターのおかげでさくさくと流れ作業で切り出しできました。
凄いぞ超音波カッター。
切り口もキレイなので、ヤスリがけは今回は特にせず。
数が多くて小さいパーツの時には、超音波カッターはかなり助かります。
先に履帯だけで組み立て、あとからはめる方法もあるようですが、本体へ取り付けながら接着する方法でおこないました。
ぽろぽろ取れたり、ゆがんでいたりと悪戦苦闘!
苦労した甲斐あって、一気に戦車っぽくなりました!やったぜ!
次は右側の履帯おかわり!やったぜ!
これまたゆがんでいますが、1回目よりはスムーズに取り付けできました。
習練は大切です。
またしても細かいパーツです。
ほっそいパーツで折れそうだなと作業していたら案の定バキバキに折れました。接着して修復。
スコップとかロープとか車体部品はボディに取り付けていきましょう。
スコップなどを取り付けていると、これまたちっさいパーツが出てきました。
思い出したかのように、ピンバイスであけた穴へパーツを取り付け!
…やはり1.0mmの穴では入らなかったので、ピンバイスで周りを削るように軽くゴシゴシと穴を広げてみます。
力を入れすぎるとピンバイスが折れますので最善の注意を払います。
無事に取り付けできました!
これまで散々小さなパーツを紹介してきましたが、本キットのなかで一番小さいと思われるパーツがここで登場。
切り出すと、パーツなのかゴミなのか区別がつきません。
くしゃみ厳禁。穴にぷすっといれます。
やっぱり持っててよかったピンセット。
ルーペもそろそろ必要かもしれません・・・。
砲塔に部品と砲を取り付けます。
車体とドッキングすれば、ついに組み立てが完了!
手のひらサイズの戦車になった!
まとめ
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手におさまるサイズ感がハムスターのようでかわいいです。 これで1/35スケール、本当に小さいです。
思わず、なでたくなる可愛さと、ディテールや各所の繊細なモールドが戦車のかっこよさを引き立てる、ハイブリッドな戦車模型!ピンセットやピンバイスを使ってみたり、履帯もしっかり組み立てたりかと言ってパーツも多すぎず、筆者のような初心者にもおすすめのキットです!
ここでは組み立てのみをレポートしておりますが、この後塗装も行っております。
2020.07.22 (ryous)
その様子は塗装編として近日公開予定ですのでお楽しみに!