4Kチューナー内蔵音と映像が生み出す臨場感がすごい A9Gシリーズ
まずはフラッグシップモデルの有機EL「A9G」から。
ラインナップは55、65、77V型となります。
毎回変わるスタンドの形状ですが、今作「A9G」はテーブルトップ型。
テーブルトップ型は背面スタンドタイプに比べて奥行が小さく、一般的なテレビ台の上にも設置ができます。
このデザイン、高さ約5mmの極薄スタンドなので目立つことがなく、スタンドを背面に隠した前作「A9F」と比べてみても没入感で劣ることなく、画面だけに集中して映像を楽しめました。
壁掛けイメージ
横からみると、相変わらず驚く薄さ。
背面にスタンドがない分、薄くスッキリとした壁掛け設置ができるのが有機ELテレビの魅力の1つですが、新しい壁掛けユニット「SU-WL850(別売)」を使うと、快適性がアップします。
「SU-WL850」はスイーベル機能で角度調節ができ、視聴する場所にあわせていつでもテレビの向きを変えられます。
「今日はキッチンから、料理をしながら楽しみたい」
そんな時にスッと角度調節ができます。
壁掛け後も配線がしやすいというメリットもありますよ。
映像と音がマッチング
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ソニーの有機ELテレビと言えば「画面そのものから音が出る」アコースティックサーフェス。
画面そのものが振動して音を出すこの機能の良さは、映像と音の一体感、臨場感の再現にあります。ドラマなどの会話シーンでは、話す人の方向から声が聞こえ、車が横切るシーンでは、車と共に走行音も画面を横切ります。
前回A9Fのレポートでは3匹のカエルさんが活躍しましたが、今回は花火の映像でその機能を体感しました。画像の花火のシーンでは、炸裂する大玉それぞれの位置からドーンと音が聞こえました。
音が鳴る位置に違和感がないので、映像への没入感はより深まり、有機ELの映像美と相まって、よりリアルな映像体験を楽しめます。
言わされてる?ちょっと何言ってるかわからない。そう思った方、これはぜひ店頭に足を運んで実際に体感してみてほしいです!わかるから!
画質面では、有機EL「A9G」「A8G」ともに、文句なしでキレイでした。
星空や、花火大会の4K映像を検索して楽しんでみましたが、自発光パネルのコントラストはさすがの一言。
引締まった夜空の黒から鮮やかな火花まで自然でリアルな映像を楽しめました。
「新しく買い替えるなら絶対に高画質」という方にはもちろんですが、映画やライブ映像など、音と映像のどちらも重視して楽しみたい方に特にオススメです。
Android TVだってこと忘れないで
ソニーの4KブラビアはAndroid(アンドロイド)TV機能搭載です。
スマホのように気に入ったアプリをダウンロードして、大画面で自分好みのコンテンツを楽しめます。
YouTubeやNETFLIXなど、ネット動画やドラマを大画面で味わう便利さと楽しさは、体験しないとわかりません!
「テレビは地上波だけで十分だし…」「ネットはスマホがあるし」など、
テレビをネットにつなぐのを敬遠していたお客様が、
「びっくりした」「世界が変わった」と、一度体験するとAndroid TVなしにはもう戻れないとの声をたくさん聞きます。
Android TVだから、動きがもっさりしているんでしょ?という声もあるようですが…
本機などの上位モデルでは、アプリ操作などもサクサク快適に動くように進化してるんです!そうガイドさんがドヤ顔で答えてくれました。
確かに、試しにリモコンのダイレクトアプリボタンをポチっとした時にいつもと違う感覚がありました。
あきらかに早くなってますね。これは嬉しい進化。
さらにハンズフリー音声検索機能ならもっと快適に操作できます。
キッチンで洗い物をしているときや、お菓子で手が汚れている時、忙しい時間にリモコンが見つからない場合など、リモコンなしでテレビの操作ができる便利さは想像以上です。
しかもサクサク動くからストレスなし!
「OKグーグル!おすすめパスタのレシピが見たい!」
カンタンにレシピ検索ができます。
使いやすく進化するリモコン
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ハンズフリー音声検索が可能になっても、リモコンは進化をやめません。
赤外線以外に無線通信も装備し、リモコンの向きを気にせずに操作できるようになりました。4K放送も見れるブラビアなら、より多く使われるであろう入力切換のボタンがリモコン中心に配置されております。
間違い探しかとつっこみたくなるような細かいこだわりがユーザー的にはありがたいですね。A9Gシリーズは4Kダブルチューナー内蔵になったので、アンテナ環境があれば昨年より開始された新4K放送を外付けチューナーなしで楽しめます。
ダブルチューナーなので4K放送を見ながら4K放送の裏番組の録画も可能です。
A8Gシリーズ
4Kチューナー非内蔵のA8Gは、A8Fの後継機。
サウンドバースピーカーを使用したいお客様にピッタリな2WAYスタンド仕様です。
スタンドを反転させれば画面を浮かして設置することができるので、サウンドバースピーカーをテレビ前面に設置しても画面の邪魔になりません。
アコースティックサーフェス機能でもともと高音質だし、今はサウンドバーは必要ないという方は、A9G同様にスタンドが目立たない通常のスタンドスタイルも選べます。
4Kチューナー内蔵X9500シリーズ
続いて液晶高画質プレミアムモデルのX9500Gを見ていきます。
前作Fシリーズはプレミアムモデルで65インチが最大でしたが、上位機種にももっと大きなサイズが欲しいという声もあり、今作では75、85インチが追加されました。
ここまで大きなサイズが必要か?そう思う方もいるでしょうが、ソニーストアの仮想リビングで85インチを実際に目の前にすると、それほど大きい感じがしないから不思議です。
全然アリです。
75、85インチには液晶フラッグシップZ9Fシリーズに使われているバックライトの技術で、ななめから見ても明るくキレイなんですよ。
画面上部にツイーター搭載
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今までは55インチ以上の大画面になると、音が聞こえる位置と映像の距離が気になる場面もありましたが、55インチ以上の高画質液晶モデルには最新技術のアコースティックマルチオーディオ機能が搭載され、そんな違和感も上手に解消されております。
画面上部にツイーターが搭載されたので、液晶全体から自然な音像の表現が可能になりました。
人のセリフ、周囲の喧騒、BGMが一緒になるシーンでも違和感なく自然に聞こえます。大画面で迫力のある映像を楽しむには、映像だけでなく音質へのこだわりも重要です。
画質は液晶プレミアムモデルのみ搭載の高画質機能「X-Motion Clarity(エックス モーション クラリティー)」で、
動きの速いシーンでもくっきりとしたリアリティーのある映像表現を可能にするとのこと。
この機能の性能を確かめるべく、白昼のヨーロッパの町並みの4K映像を確認しました。
画面が動くシーンでも、昼間の明るさそのままに、遠景の町並みでは立ち並ぶ家の小さな窓やレンガのひとつひとつまでもくっきりと見えました。
我が家の液晶テレビで同じシーンを試してみたら、倍速機能が搭載であっても、このような細かいものがたくさん映った画が動くシーンではもっとザラザラとノイズが走ったり画面が暗く感じました。
液晶テレビの弱点である動画シーンがキレイなのは「X9500G」の強みですね。
明るいシーンがもともと得意なので、バラエティ、ドラマやスポーツなどテレビ好きな方に安心してオススメできます。
まとめ
今回ソニーストアで感じたのは大画面で映像を楽しむための細かいこだわりがアップした点ですね。大画面の価値の追求です。
「人気の55V型テレビを購入後、テレビ設置後にもっと大きいサイズにしておけばと悔やむ方が結構いるんです」と、ソニーのガイドさんから伺いました。
「リビングに置くテレビは大きすぎるくらいがちょうどいい」
「テレビの大きさは後から替えられません!」
「部屋に置けるならギリギリまで大きなサイズを狙ってください」
と、真剣な眼差しでインチアップを訴える理由は、先ほど私が85インチでそんなに大きな感じがしないと言ったように、「大きさ」はすぐ慣れるから。
85、75、65、55V型とテレビを並べると55インチでさえ小さく見えますし、部屋に設置した後に小さいと感じてしまうと残念感はずっと消えません。
さらに、YouTubeや海外ドラマ、新4K放送の高画質コンテンツを、サクサク操作で快適に楽しめます。
とくに、スマホやタブレットPCでネット動画を楽しんでいるお子様がいらっしゃるご家庭では、
大画面のAndroid TVは喜ばれること間違いなしです!
お子様の視力が心配、何を見ているのか気になる・・・という親心もテレビの強み「大画面」が、解決してくれます。
新しいブラビアは、こだわりの音質と操作性で、大画面になればなるほど、映像を楽しんでいただける仕様になっていると感じました。
大画面で新しいテレビライフを楽しみたい方に、新しいブラビアがおすすめです。
2019.6.08 ジョニ