2023.05.01
Joshin 試用レポート
チャーハン、唐揚げもおまかせできる! 鍋が回転する「シェフドラム」の調理力を実証!
アイリスオーヤマ 自動かくはん式調理機 シェフドラム KDAC-IA2-T
できるだけ少ない工程で調理をしたい。欲をいえばほとんどをまかせたい。
そんな「まかせて調理」ができるアイリスオーヤマの「シェフドラム」は、鍋に材料を入れたら自動で食材をかくはんして1品を作り上げてくれる調理家電!
「かき混ぜる」のではなく「鍋が回る」パフォーマンスを見せてくれるらしい。実際に作ってみました! ライター:ぴよこ
アイリスオーヤマ 自動かくはん式調理機 シェフドラム KDAC-IA2-T
本体サイズ(約) | 幅37.0×奥行27.9×高さ34.3cm |
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重量(約) | 7.2kg |
コード長さ(約) | 2.0m |
セット内容 | 本体、内なべ、ふた、レシピブック |
アイリスオーヤマの『シェフドラム』は、材料を入れてメニューコースを選んだら、あとは自動でかくはんして料理を仕上げてくれる「おまかせ調理」が出来る調理家電。
箱から取り出すと「スタンドに取り付けられた取っ手付き鍋」といった風貌。
スタンド(床と接着している脚部分)から鍋が浮いた状態で、カレーなら最大8人分とたっぷり作れる容量もあるので、比較的大きくて高さもあると感じます。
本体に内なべがセットされており、付属のふたは中の様子が確認できるガラスふたです。
シェフドラムは内なべが回転するので、ふたは内なべに「パチン」というまで押さえつけて取り付けてください。
消費電力 | 900W |
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メニュー数 | 108 |
設定温度 | 40〜200℃ |
ガラスふたの中央には蒸気口があり、調理に合わせて[開・閉]を合わせます。
[開]は穴全体が開き[閉]は穴が3/1ほど開いた状態になります。
シェフドラムで調理できるメニュー数は「108」と多彩!
「炒める」「揚げる」「煮込む」「焼く」など、一般家庭で親しまれている調理方法に加えて「低温調理」「無水調理」「スロー調理」など難しい調理もできてと、まさにシェフ!
いつもの料理も、ちょっと時間をかけた料理もシェフドラムで作れます。
付属のレシピブックには材料や手順の他に、選択する自動メニュー番号の記載があります。
調理時には本を近くにおくか、本体の左側ハンドルにあるQRコードをスマホで読み取り、スマホでレシピを確認しながら調理を行いましょう。
鍋が傾く!調理に合わせて3段階の傾き
傾き | 垂直(傾き1)、30°(傾き2)、50°(傾き3) |
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シェフドラムは調理に合わせて傾きを変えて調理をします。
左手のハンドル底部に配置されたラッチボタンを押すと固定されていた鍋を動かす事ができます。
鍋を傾ける時は、ラッチボタンを押し込みながら鍋を後ろに傾けてください。
垂直・30°・50°の傾きを使って、それぞれのレシピに適した調理を行います。
カレーなら最大8人分! 大容量の内なべ
定格容量 | 2.0L(傾き2(30°)の時の量) |
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満水容量 | 4.5L(傾き1(垂直)で内なべに水を満杯になるまで入れた時の量) |
内なべ容量は最大4.5L、カレーなら最大8人分が作れる容量です。
シェフドラムは基本傾けて調理をすることが多いので、最大容量は傾きによって異なり、内なべの内側にはそれぞれの傾きの最大水位ラインの記載があります。
内なべを本体から取り出して感じましたが、内なべは結構な重量があります(測ってみたところ約1.5kg)。
サイズも大きいので、キッチンの流し部分が狭かったり、水道が低い場合は少し洗いにくいかもしれません。
内なべを外して本体の中を覗くと、内なべの接続部の近くに鏡みたいな見た目の「温度センサー」を発見。
温度センサーが汚れていると上手く調理ができない場合があるので、調理前には汚れていないか確認してから内なべを取り付けてください。
内なべは本体に入れた時にカコッとはまる部分があり、そこから本体記載の矢印の方向に回してロックしてください。
回らなくなるまで回し切った後に、内なべが持ち上がないのを確認してから調理を行います。
我が家のキッチンに置いたイメージ
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我が家のキッチンに置いてみました。
我が家では最大まで傾けた状態のシェフドラムの前にまな板が置けます。
鍋自体は大きいと感じましたが意外と圧迫感はなく、高さもあったので材料が入れにくいかもと思っていましたが、傾けた状態でロックが出来るので、むしろ材料は投入しやすい状態でした。では早速レシピブックから料理を選んで何品か作ってみようと思います!
筆者が実際に作ったレシピ4品
炒め物編:チャーハンを作ってみよう
まずは筆者が1番よくする調理方法「炒める」より、チャーハンを作ってみたいと思います。
材料はご飯、卵、ごま油、ネギ、叉焼、調味料。
「家の冷蔵庫にあるもので作って良いんやで」と言ってくれているかのような心強いレシピ。
叉焼なんてハム・ウィンナーを代用してもきっとシェフドラムは許してくれます。
ご飯に卵とごま油を入れて混ぜたら、材料も全て混ぜて内なべに入れます。
シェフドラムを「傾き3」にし、ふたを開けたまま、自動モード「3-16」を選んで加熱をします。
スタートボタンを押すと内なべが時計回りに回転!
材料が上の方まで持ち上がると下にドン!と落ちるというかくはんが繰り返されます。
なんて興味深い調理風景。チャーハンの調理時間は約15分ですが、ずっと見ていられます。
動画は材料を入れて仕上がりまでを撮影しました!
ジュージューという音と湯気を出しながらかくはんすること約15分。
かくはんする中でご飯に塊が出来るという事もありましたが、加熱が完了した時のご飯のパラパラ具合は凄まじく、お店で食べるようなパラッパラなチャーハンが完成。
炒め物がほぼ放置でできて、調理がめちゃラク!
揚げ物編:唐揚げを作ってみよう
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次は揚げ物に挑戦。揚げ物といったらもう筆者は「唐揚げ」一択です。
レシピでは「醤油・酒で下味をつけて片栗粉をまぶして揚げる」ですが、筆者は市販の唐揚げ粉をよく使うのでまぶすタイプの唐揚げ粉で調理します。鶏肉はレシピ通り300g。鍋にサラダ油300mlを入れて傾き1(垂直)でふたをし、自動モード「6-10」でまずは予熱。
ピピーと音がしたら、ふたを開けて鶏肉を入れてふたをし、蒸気口を「閉」・傾き2(30°)でスタートすれば調理開始!
動画は予熱から唐揚げができるまでを撮影したものです。
加熱が終わると電気が止まるので温度が下がる前に素早く唐揚げを取り出しましょう。
終了直後は油がぐつぐつしており、肝心の鶏肉はというと…、良い色に揚がっていました!
もちろん中までしっかり火が通っています。
ただ、火で上げるより少し温度が低いのか、本当にすぐに鶏肉を取り上げないと油切れは少々悪いです。
個人的には味は火を使うよりも劣りますが、少量の油で揚げられて、深い鍋にフタをして作るので油跳ねが少なく、裏返したりする必要もないのでお弁当などの少量を作りたい時に活用できて便利だと思いました。
材料を入れたら完成!「ポークカレー」
ご家庭の定番料理カレーも作りました(レシピはポークカレー)。
材料を全部入れてスタートボタンを押せば完成です。
野菜は柔らかく、とろみのついたカレーのできあがり! 間違いない味です!
途中で混ぜたり吹きこぼれたりすることもなく作れる、とってもありがたいレシピです。
「クリームパスタ」も材料を全部いれたら完成!
休日のランチは手軽に済ませたい、という事で「クリームパスタ」を作ってみました。
一般的なパスタの作り方は、フライパンでソースを作って鍋でパスタをゆでますが、シェフドラムは全部投入です。
これでクリームになるの? 回ってるところを見ていてもパスタが全然液体(牛乳や水)に浸ってないけどええのん?と調理前は結構不安になる姿。
ちなみにクリームパスタの材料も、牛乳、バター、塩コショウ、しめじ、ベーコン、たまねぎ、パスタ(1.6mm)と、ストック食材のレギュラー陣でめちゃくちゃ作りやすい。
完成したパスタはちゃんとクリームになっていて、材料も全て柔らかくなっていました。
個人的には少しパスタが柔らかいと感じたので、1分ほど速く止めた方がおいしく仕上がったかと思います。
それほどにしっかりとした加熱ができていました。
まとめ
ぐるぐる回ってかくはんされる食材や、ジワジワ聞こえてくる食材が加熱される音、ふたから立ち上る蒸気…と、調理の1つ1つの様子が興味深く、エンターテイナーのような存在でした。
小さなお子様がいるご家庭だと「なになに〜?」と、その調理する姿に興味津々になるかもしれません。
シェフドラムだけで料理を作るのももちろん便利ですし、1品をシェフドラムで作りながら、コンロでスープや副菜を集中して作れます。
今回作った以外にも、実は夜に切った野菜と中華の素を使ってほったらかしで炒め物を作ったりしていたのですが、翌日のご飯を用意したりお弁当のおかずとして使うのに抜群に使いやすいなと感じました。
手軽にパパッと、たっぷり料理を作りたい方は、しっかりとした加熱力があって見た目にも楽しいシェフドラムで満足の良く料理が作れますよ。 2023.05.01 (ぴよこ)