2022.12.26
Joshin 試用レポート
レベル1から強力すぎ! 効率よく鍛えられる『コアベルト』のEMSの刺激が本気すぎた
MTG EMS運動器 SIXPAD(シックスパッド)パワースーツ コアベルト【コントローラー別売】/ 専用コントローラー SE-BE00A
『コアベルト』は着用するだけで「日常生活に手軽に筋トレが取り入れられる」というシックスパッドのパワースーツ。
家事・仕事をしながら、有酸素運動や筋トレにプラスしてトレーニングができるEMS機器だが、着用サイズや刺激の強さはいかほどなのか。
全サイズを取り揃えてスタッフたちが着用し、実際にトレーニングを行ってみた!
ライター:ぴよこ
腹筋・脇腹・背筋にアプローチするシックスパッドのパワースーツ『コアベルト』
脇腹・背筋をEMSで刺激し、体感を鍛えるシックスパッドのパワースーツ 「コアベルト」。
※EMS (Electrical Muscle Stimulation =筋電気刺激の略。電気で筋肉に刺激を与えるトレーニングの事)
どこでも持ち運べる「SIXPAD」のロゴが入った布製の専用の収納ケースが付いていて、中には本体、水スプレー、説明書など一式が入っている。
本体は、スポーツウェアのような速乾性のある薄くてサラサラとした素材で、伸縮性もとても高い。
前側にファスナーがあり、開閉してお腹まわりに巻けばEMSによるトレーニングができるのだが、とてもEMS機器とは思えないほど「THE 布」。
「スポーティーな腹巻です」と言われて渡されていたら筆者はアッサリ信用していただろう。
何故なら唯一の機械的要因であるコントローラーが付属せず、コアベルトのみだと本当に腹巻でしかない。
コアベルトのご購入時には、必ず一緒に専用コントローラーもご購入ください。
どんな体系にもフィット!豊富なサイズ展開
サイズ | ウエスト | ウエスト 上部/下部×総丈 |
---|---|---|
S | 58〜74cm | 約540/ 620×210mm |
M | 72〜90cm | 約660/ 700×210mm |
L | 88〜106cm | 約760/ 850×230mm |
LL | 104〜120cm | 約880/ 970×230mm |
コアベルトはどんな体系にでもフィットする伸縮性に加えて、S〜LLまでとサイズ展開が豊富。
MからLは、ウエスト適正の上限・下限が1つ上(下)のサイズと被っているので、適正サイズギリギリの範囲の場合も、どちらも選べるようになっている。
腹囲のサイズから適したコアベルトを着用したイメージは以下の通り(撮影のため、衣類の上に装着しております)。
スタッフが適したコアベルトを着用したイメージ
これ大事!専用コントローラーは別売です
先述どおり、コアベルトの操作には別売の専用コントローラーが必要となる。
専用コントローラーは手のひらに納まるほど小さく、充電を行ったらコアベルトに装着して使う。
コントローラーを操作すれば、2つのヘルツモード(20Hz/4Hz)と、パワーの強弱(20段階)が選択でき、トレーニング開始後に「FRONT(腹部)」「SIDEBACK(脇腹・背中)」を押すと、部位別にレベルの変更が可能。
ヘルツモードの違いは以下の通り。
20Hz モード |
筋肉を効率的にトレーニングする周波数で、刺激が自動的に切り替わるモード。 約23分で自動停止。 開始から1分はウォームアップとして弱い刺激が次第に加速。5分経過すると刺激と休止を繰り返し、その後は2種類の刺激を組み合わせて5分ごとに組み合わせが変化し、刺激は断続的に強まる。ラスト1分はクールダウンとして刺激のテンポが減速し、停止する。 |
---|---|
4Hz モード |
一定の刺激が継続。 約30分で自動停止。 ウォームアップやストレッチ、クールダウンとの併用で、身体を整えたい時に。 |
水だけでOK!コアベルトのEMSの通電方法
EMS機器が登場したばかりの頃は、体にEMSを通電するためにシートやパッドの電極部が採用されていたが、シートやパッドは使用すると劣化するので定期的な交換が必要だった。
最近は水だけで通電できるEMS機器が増えており、コアベルトも水で手軽にトレーニングができる。
コアベルトの電極は、SIXPADのテクノロジーを結集したという布製電極「Eledyne」を採用。
電極は6つ、本体の内側に縫い付けられていて、触るとフカフカしたスポンジにしか感じられないが、その奥にテクノロジーっぽいちょっと固いものが隠れていた。
コアベルトの着用前には電極に、付属のスプレーボトルで水を10プッシュほど噴きつける。
電極部に水がしみ込むまで少し放置し、水が馴染んだらコアベルトを体に着用する。
着用イメージとモードの説明
着用方法は、トレーニング前にコアベルトの電極を水で濡らし、ファスナーを開閉してお腹周りに着用後、コントローラーを右脇腹側にある取り付け部に取り付けるだけ。
コントローラーの取り付けは、コントローラー下側にあるツメをコアベルトの取り付け部に差し込む。
ツメを差し込んでコントローラーをコアベルト側に倒すと、コントローラーとコアベルトの金属部がマグネットのように吸着し、正しい装着時にはカチッと音がする。
コントローラーは小さいので、腕を下ろした状態でも気になる事はなく、よほどの衝撃などがない限りは外れる事はなさそうな安定感だ。
【S/M/L/LLサイズ着用】5人のスタッフがコアベルトを試してみた
コアベルトを着用したら、コントローラーでトレーニングモードを選択する。
電源ボタンを長押ししてオンにしたら、再度電源ボタンを押してヘルツモードを選択する。
短押しするとコントローラーの「20Hz」「4Hz」の横のLEDランプの点灯が切り替わるので、選択したいモードのランプを点灯させる。
モードを選んだら「▲▼」ボタンでレベルを設定する。
電源オン時はレベル0(刺激なし)で、▲を押すとレベルが1、2、3と上がっていく。
レベルは最大20まで。レベルを上げると「ピッ」と音がし、どのレベルを選択しているのかは音の数で判断する。
コアベルトは「散歩をしながら」「掃除をしながら」と、ながらで手軽にトレーニングをしても良いし、普段の「有酸素運動」や「筋トレ」にコアベルトをプラスし、より体の部位を磨き上げる事もできる。
スタッフ がっくんにコアベルトを着用してもらって実際にトレーニングを行ってもらう事に。
20Hzモードを選んでレベルは1で設定。最初は余裕の表情だったが、突然苦悶の表情に…。
カメラに背を向け始めるガッくん
-
筋肉を効率的にトレーニングする20Hzモードは、開始1分はウォームアップの優しい刺激から始まるが、その後はトレーニングモードとなり、レベル1の本気が見え始める。
この後他のスタッフも使用するが、全スタッフの開口一番は「レベル1でこんなに強いの?」である。EMS初心者のがっくんはレベル1で「あー…なにこれ…。こんなに凄いん…?レベル20とか無理やって…」と、刺激のリズムに合わせて言葉を詰まらせながら、もはや耐え忍んでいた。
刺激の感想を聞くために話かけるが「今は無理…。ちょっとソッとしといて欲しい」と言ったが最後、結局自動停止の23分が終了。
しょうがないので後日あらためて感想を貰った。
ガッくん (装着:M)
初回時は醜態を晒してしまった。
EMS初心者だから、などというのは甘えであり、"漢"たるもの、"日本男児"たるもの耐えてみせます、勝つまでは。
ただ、段階を踏むのは大事なので、レベル1で再度挑戦してみたところ…うーん、全然いけちゃうな、これ! やっぱり"慣れ"ってやつは大事。
初回は筋肉が驚いただけだったのであろうと、レベルを2に変更しあ゛っ……ミッ゜!?
1段階上がっただけとは思えない辛さに悶絶。
ただ、耐えられなくはない、か…?
初回のレベル1を完走した時と同じような状態にはなったものの、なんとかレベル2は耐えきることができた。
レベル3にも挑戦し、耐えることはできた…が、きつすぎる。
まともな精神で使うものではない。
毎日使ったりして慣れていけばレベル20までいけるのかもしれないが…そんなレベルの人はそう簡単には現れないだろう。
他のスタッフも着用し、実際にEMSを体感したので感想をご覧ください。
モードは全員、刺激のリズムが変わる20Hzモードで体験しております。
コアベルトSを着用したスタッフ
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くれあ (装着:S)
フィット感が高く、伸縮性が良いので動いたり座ったりしてもコアベルトはズレたりすることもなく着用感はとても安定しています。
レベル1から始めましたが、最初はトントンと軽い刺激だったので安心していたのですが、1分過ぎた瞬間、コアベルトの前・後ろ・斜めからドンドン!と叩かれるような刺激に「アタタ…アタタタタ…!」と体が反応してしまいました。
レベル1でお手上げ状態。15分ほど経って少し慣れたので最後の追い込みだ!とレベルを3まで上げましたが、コアベルトで包まれている部分の筋肉全てを体の中心に丸めこもうとしている!というような刺激にビックリ!
何とか耐えましたが、トレーニング後は着用時の名残なのか、姿勢が伸びてお腹を引き締めた状態を自らキープしていました。
翌日は筋肉痛になり、1日でかなりスッキリ見た目になった気が…???
コアベルト Sを着用したスタッフ
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ぴよこ (装着:S)
コアベルトをはじめて巻く時、サイズが小さいのでは?と思うほどグッと引っ張っていたのですが、伸縮性が高いので装着できればお腹にフィットしてピッタリでした。ホールド感は高いです。
レベル1でこの強さ!?と思ったものの、低周波治療器を愛用していて電気刺激に耐性があったので、レベル3で試す事に。
急に世界が変わった! 刺激が強くて思わず前傾姿勢になったものの耐えられないレベルじゃ…ない!と23分間を完走。
これなら手軽に使えそう!と、結局買ってしまいまして、家で洗い物をしながらレベル5にしたら洗い物どころじゃなくなり、完全に手が止まってパフォーマンス落ちたやんってなってました。イイカンジです。
今は慣れて、軽く走ったりしながらでもレベル5で使えます。翌日は筋肉痛になりますが…。
Lを着用したスタッフ
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ずーまー (装着:L)
普段から腕の筋トレには力を入れていますが、ウエストトレーニングはあまり行っていなかったので、この機会にコアベルトを毎日巻いて試しました。
レベル1でもしっかり刺激がくるものの、トレーニングは負荷をかけてなんぼなので、一気に10まで上げました。
事務所で着脱がしにくい状況だったので外しませんでしたが、家で1人で使っていたら、刺激に耐えられず速攻でファスナーを下ろしていたと思います。
負荷をかけてなんぼという自分の言葉に責任を持ち、レベルを変えずにそのまま仕事をしていましたが、最初はマジで腹筋がつるんじゃないかと思いましたし、翌日は筋肉痛になっていました。
時間が経つと慣れてきたので途中から20まで上げ、2回目からはずっとレベル20で毎日使っています。
最初の衝撃は凄かったですが、今ではレベル20でも物足りなくなってきた。
L・LLを着用したスタッフ
まりたろう (装着:L/LL)
ウエストが104cmだったので、L・LLサイズどちらも着用しました。
Lはもうピッタリ密着でゆとりなし。LLの方がジャストサイズといった印象でした。
着用イメージだけを頼まれたのですが、元々コアベルトに興味があったので実際に使ってみました。
レベル1から始めたのですが「おぉ…結構くる…。面白い…。なんだこれは…」と刺激の強さよりも面白さが勝りました。
そのまま仕事をしていると、比較的耐えられると思ったのでレベルを上げる▲ボタンを服の上から押していました。
ピッと音がするものの、仕事をしているとどこまで上げたのかは把握できず、トレーニングしているという気分にノって、押し続けていました(とはいえレベル5ほどです)。
レベル5ほどが限界で、レベル20まで上げられる猛者がいるのかと疑うレベル。
手軽に使えるので思わず停止しても2回、3回と使い続けたくなります。
※1日の推奨使用回数は1回ですので、使用用途はお守りください。
丸洗いができて専用ネットも付属
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体をあまり動かさずにながらで使用した場合はそこまで汚れないかも知れないが、有酸素運動や筋トレを行いながらだとコアベルトは汗もしっかり吸収しているだろう。
それでなくてもコアベルトは体にしっかり密着させて使うし、電極部にはたっぷり水も残る。
そうなるとお手入れ面が気になる所だが、コアベルトは洗濯機での水洗いが可能だ。EMS機器なのに、洗濯機で丸洗いができるというのは凄い!
洗う時にはファスナーを閉じ、裏地の電極が内側になるようにして付属の専用ネットに入れて洗う。
洗濯前には必ず専用コントローラーを着脱する。
一緒に洗うと故障の原因になりますよ。
まとめ
今回、このレポートに登場する順番でスタッフが試していたが、ガッくんが苦悶の表情でレベル1に本気で耐えた後、ずーまーがコントローラーを操作して「ピピピピピピピピピピピッ」一気にレベルを上げて最大を意味する操作音「ピピッ」まで高らかに音を立てたあげく「レベル20で階段昇降したら、ふとももと股の所の筋肉が引っ張られて、良い足枷になってますわ」と言ったりしていた。
EMSの感じ方は個人感でだいぶ違っていたが、レベル1からでもかなり強力だしレベル20まであるので、手軽なながら使いから、普段のトレーニングと併用して使う場合のどちらにも、コアベルトは強力な助っ人になるはず。
スタッフたちは仕事をしながらこっそり毎日のように使っていた。
コアベルトを巻くと体にグッと力が入って背筋も伸び、いつもよりなぜかシャンとしてしまう。
巻くだけで体に良い事をしている気がするし、体に刺激を加えられると何故か運動をしよう!という気持ちが高ぶってくる。
水だけでEMSが通電でき、使い方は巻くだけ。使った後は洗濯機で水洗いができるなどかなり手軽に使えるので、まず運動を習慣化したい方にもコアベルトはおすすめです。
かなり幅広い体系をカバーするサイズ展開ですので、ぜひレポートを参考にしてお客様にあったサイズをお選びください。 2022.12.26(ぴよこ)