IPX5等級の防水性能を備えた完全ワイヤレスイヤホン E8 truly wireless
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IPX5等級の防水性能と言われても分かり難いですよね。“IP○○”と表記されるIP規格とは、IEC(国際電気標準会議)によって定められた防塵防水の規格の事。今回のIPX5等級なら、“いかなる方向からの水の直接噴流によっても、有害な影響を受けない”と、結構曖昧な表現で定められています。(笑)
目安としては、お風呂のシャワーをかぶるくらいなら大丈夫です。
ただし、いくら防水だからといっても長時間水に触れる状況が続いたり、水たまりなどに完全に水没してしまった場合は、故障の可能性がありますのでご注意ください。セット内容の確認です。画像左から充電用のバッテリー内蔵キャリングケース、イヤホン左右1セット、シリコン製のイヤーチップが各種とセキュアイヤーフィンがS/M/Lの3サイズ各1セットずつ、充電用のType-C USB充電ケーブルなどなど…。
付属品についてのご説明はまた後程。
シリコン素材でマットボディ
個人的には“どストライク”なデザイン!ゴテゴテとした装飾はゼロ、そしてマットなボディ。シンプルながら玩具っぽさがなく「そう、こういうので良いんだよ。」と思わず言ってしまいそうになります。 カラーバリエーションはグレー・イエロー・ピンクの3色。ベーシックなグレー、スポーティなイエロー、個性的なピンクです。お好みでお選びください。
バッテリー内蔵キャリングケース
ケースの内部は各カラーのイヤホンと同じ色が採用されています。こういう細かな統一感って良いですよね。ケースのサイズ感は厚みのあるオイルライターといった感じでしょうか。分かりにくいかな…。
ケースはバッテリーを内蔵しており、イヤホンをケースに入れると充電されます。ケースの側面を見てみると、ランプがピコリと光りました。バッテリー残量はしっかり見える化されています。その横にはType-C USB充電ケーブルを挿す端子がありますよ。
イヤホンは1回の充電で最大3時間の連続通信が可能。イヤホンのフル充電には約1時間、充電ケースは3.5時間かかります。
付属のイヤーチップとセキュアイヤーフィン
今回、通常のシリコン製イヤーチップの他に「アンビエント・アウェアネス・イヤーチップ」という非常に発音し難い特殊なイヤーチップが付属しています。
このアンビエント・アウェアネス・イヤーチップとは何かというと、イヤーチップ自体にスリットがあり、装着していても外の音が聞こえるようになるイヤーチップなんです。ランニング中に自転車の走行音や、他のランナーの足音などが全く聞こえないとちょっと怖いですよね。私も試しましたが、コレ意外と重宝しますよ!
そして、「セキュアイヤーフィン」ですが、これの有無でフィット感や安定感は雲泥の差です。ちゃんとサイズを合わせれば軽く頭を振る程度ではビクともしません。
実際に視聴しました
まずはペアリングですが、ゲームなどでも基本的に説明書を読まずに始めちゃうタイプの私。このイヤホン…ペアリング用スイッチはハウジング部分を押し込むタイプで、見た目や手触りでは分からないようになっております。おかげでペアリング用スイッチが見当たらず、数分間イヤホンを手の上でコロコロとさせたり、イヤーチップを外したりして、周囲から変な目で見られてしまいました…。説明書はちゃんと読むべきですね。
さて、ペアリングを済ませていざ試聴開始!・・・ふんふん・・・。なるほどなるほど・・・。うーん。純粋に音楽に没頭したり、ガッツリ音の粒1つ1つまで味わうといった使い方を想定している方用ではありませんね。
あくまで“メインはスポーツ”であって、音楽はその引き立て役に徹しているといった印象です。低域も高域もしっかりと音の輪郭を保ちつつ、出し過ぎないように柔らかく再生してくれるので、聴き疲れし難くなっています。
まとめ
今回使ってみた『SE-E8TW』は、かなり用途に特化したイヤホンといった印象を受けました。細部まで緻密に表現された高音やビシビシと響く低音は無いものの、オーディオ向けのイヤホンでは諦めなければいけなかった“長時間の使用による聴き疲れ”や、“頭を動かすことによる脱落のしやすさ”、“耐水性”などスポーツ用イヤホンとして押さえて欲しい点をしっかりと網羅してくれています。ちなみに、私が現在使用しているオーディオ用の完全ワイヤレスイヤホンは、ランニング中にポロッポロ耳から飛んでいきます。(笑)
もちろん、通勤電車の中で使用するなど、通常の使用でも全く問題が無いレベルの音質ですし、本体も軽く目立ち過ぎないので、「ゴテゴテしたガッツリなイヤホンはちょっと…。かと言って玩具っぽいのもなぁ」とお考えのアナタ!その痒いところにバッチリハマりますよ!是非、ご検討ください!
2019.04.10 青汁