2023.04.05
Joshin 試用レポート
ボウルが浮いてる! 加熱ムラを抑えて調理ができるオシャレなオーブンレンジ 象印 エブリノ ES-GT26で『うきレジ』調理!
象印 オーブンレンジ EVERINO(エブリノ) ES-GT26
料理をする時に「品数を増やしたい」「お弁当用にちゃちゃっと1品作りたい」など、時短で手軽に料理をしたい!と思う場面、多いですよね。
象印 オーブンレンジ『EVERINO(エブリノ) ES-GT26』は、レンジとグリルの合わせ技で、オーブン調理やあたためもちゃちゃっとできるらしい。
ほんとに?雑貨屋さんにあってもおかしくないオシャレなデザインで機能も充実してるの?確かめにいってきました。
ライター:ぴよこ
象印 オーブンレンジ EVERINO ES-GT26
庫内容量 | 26L |
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本体サイズ(約) | 幅48.7×奥行39.9(取っ手含む:45.4)×高さ37.0cm |
質量(約) | 約17.5kg |
付属品 | ボウルセット:ボウル(耐熱ガラス製) 内径:直径 212 o 、容量: 2.4L 1個 、ボウルリング(シリコーンゴム製) 角皿(セラミック製)1枚、取扱説明書兼お料理ノート |
高機能とまではいかないけれど、使いやすい『レジグリ』や『うきレジ』『サクレジ』といった機能で毎日の献立を楽にしてくれる象印のオーブンレンジ EVERINO(エブリノ) ES-GT26(以下:ES-GT26)。
ユニークな名前の機能が3つもありますが、機能の詳しい説明は本体を確認しながら行い、実際に調理も行っていきます。
デザインは雑貨屋さんに置いてありそうなほどおしゃれで、カラーはマットな質感でやわらかな色合いのホワイトとブラックの2色から選べ、ハンドルやダイヤルなどには、落ち着いたトーンのゴールドカラーがアクセントになっています。
庫内とオートメニューの数。『レジグリ』機能って?
庫内容量は3〜4人のファミリーサイズにちょうどいい26Lで、フラットテーブルのオーブンです。
庫内の天井には…ヒーター管があるではないですか!
ES-GT26に搭載されている『レジグリ』とは、レンジ機能で食材をすばやくあたため、表面はグリルでこんがりと焼き上げる機能のこと。
レンジで食材を芯まで温めたらグリル機能に切り替わり、表面をパリッと仕上げます。
オーブンのオートメニューの番号といえば扉に記されている事が多いですが、ES-GT26はデザインにこだわって扉はスッキリさせ、本体底にスライド式のメニューボードを設置しています。
オートメニューの数は36。ハイエンドモデルのような充実した数ではありませんが使いやすいメニューがしっかり備わっています。
『うきレジ』機能の要! 専用角皿と耐熱性ガラスボウル
付属品は角皿が1枚と、タップリ材料が仕込める大きさの耐熱性ガラスボウルが付属します。
角皿の裏には足らしきものがあり、ガラスボウルにはミミとシャワーキャップみたいなものが付いていてとかなり独特な付属品たちですが、この専用ボウルと角皿が『うきレジ』の要です。
『うきレジ』とは、専用の角皿にボウルを使う事で食材の温めムラを抑えた全方位加熱ができる機能のこと。
調理の仕方は、角皿の裏のスリットにボウルを差し込めばいいらしいのですが…どういう事?
角皿の下にボウルをセットし庫内に入れる
角皿の下にボウルをセットしたらそのままオーブンに角皿をいれます。
オーブンに角皿をセットすると、ボウルは少し床から浮いた状態になりました。
そう! これが“うきレジスタイル”です!
ボウルが浮いているとマイクロ派が庫内全体に広がり、食材の上部と底部の温めムラを抑えた加熱ができます。
角皿があるとマイクロ波がボウルに届かないんじゃないの?そもそもレンジ機能の時に角皿使えるの?って思った方はご安心ください。
角皿はマイクロ波を透過する陶磁器(セラミック)製です。
耐熱性ガラスボウルのシリコンバンドは、取り外せます。
付属のレシピにはオートメニューで作れるレシピが沢山あり、料理写真の下に「13 鶏の照り焼き」『レジグリ』と操作するメニューが大きく書かれています。
献立にぜひご活用ください。
同時発売のオーブン STAN.(スタン) ES-SA26 との違い
今回はエブリノ ES-GT26のレポートですが、STAN.(スタン)シリーズのオーブン ES-SA26も同日発売されています。
カラーもよく似ていますが、ES-SA26は脚の部分がキャメルの2トーンカラー仕様で、あと地味〜な違いとしては、モニターの上側にあるロゴが、エブリノはゾウさんマークと「ZOUJIRUSHI」の文字、スタンはゾウさんマークのみです。
どちらも『レジグリ』『うきレジ』『サクレジ』機能を搭載しており、庫内容量や電気出力も同じですが、STAN. ES-SA26には離乳食用メニューが搭載されています。
調理
『うきレジ』機能でパスタを作ってみよう
まずは『うきレジ』機能でレシピ集にある「ベーコンとしめじの和風パスタ」を作っていきます!
耐熱ガラスボウルに半分に折ったパスタを、交互に重ねるようにして隙間を作りながら入れたら、水・塩や油といった調味料と具材であるベーコンとしめじも投入。
材料を全部入れたらボウルにラップをかけて角皿に…ドッキング&レンジにイン!
扉を閉めてダイヤルで『うきレジ』を選び、角皿上段・600W・10分でセットします。
パスタを作る時に筆者は「お湯を沸かすのがめんどくさい」と思っているので、全工程が1度で済み、それが10分で出来るというのは休日のお昼には最高です。
10分経ったところで角皿からボウルを外してラップを取り、材料をよく混ぜれば完成ですが、ちゃんと出来ているでしょうか?
しめじ、ベーコン、パスタはしっかり熱が通ってやわらかくなっています!
具材と調味料が全体に絡むように混ぜたら器に盛って、いただきますっ。
うん!しっかり味の絡んだおいしいパスタです! パスタのかたさ加減も丁度いい!
洗い物がボウル、皿、カトラリーと少ないのも嬉しいですね。
『レジグリ』で「さばの塩焼き」を作ってみよう
今度は『レジグリ』で塩さばを焼いてみましょう。
角皿にクッキングシートを敷いて切り込みを入れた塩さばを作っていきましょう。
塩さばはオートメニューにあるので、メニューボードを引き出して番号をチェック…15番です!
左の切替ダイヤルを回して『レジグリ』を選び、右の設定ダイヤルで15を選んだら「あたためスタート」を押して加熱!
塩さばの加熱時間は12分です。
外からは中の様子は分かりませんが、ほんのりと香ばしいかおりと共にパチパチッと油が小さく跳ねるような音は聞こえてきます。
12分後、加熱が終わって扉を開けると…とても美味しそうな焼き色が付いた塩さばが!
見るからにパリパリ。かといって身は縮こまっていません。
4切れとも全体がキレイにこんがり焼けており、箸を通すと皮がパリッ!と音を立てて切れました。
中の身はふっくら仕上がっていてとってもおいしい!
『サクレジ』で惣菜が出来たてのようにサックサク
最後は調理ではなく、買ってきた惣菜(揚げ物)を美味しく温められる『サクレジ』機能を試します。
『サクレジ』機能は、レンジで温めた後にグリルで表面をこんがりと仕上げるグリレジと同じ機能ではありますが、ペチャッとしがちな惣菜の温めを出来たてのようなサクサクに仕上げます。
サクレジ機能はダイヤルではなく、独立ボタンがありますのでワンタッチですぐにメニューを呼び出せます。
お腹ペコペコで仕事から帰ってきた時に「すぐに温めてすぐに食べたい!」という時にも何も考えずに「ピッ」でメニューが呼び出せるのは嬉しいですね。
スタートボタンを押して加熱しましょう。
加熱した後の惣菜。見た目はそんなに変化はありませんが、角皿に敷いていたクッキングシートには少し油が移っていました。
包丁で切ってみるとフニャッとならずにサクッと切れて、衣がカリカリなのはこの段階で分かります。
食べても中までしっかり加熱されて、外側はカリッとした揚げたてのような食感と温かさに仕上がっていました。
まとめ
よくオーブンのレンジ機能で副菜を作るのですが、加熱ムラが気になって「軽くチンした後に1度取り出し、混ぜてから再度加熱する」という事をするのですが、ES-GT26でできる『うきレジ』なら、全方位加熱が出来るので1度の加熱でパパッと調理ができそうです。
丁度いいオートメニューの数に、温め&グリルで素早く加熱が出来る『レジグリ』、惣菜も美味しく温められる『サクレジ』など、毎日の料理に使いやすい機能も充実しています。
思わず使いたくなるかわいい見た目のオーブンですので、見た目も調理もウキウキでお使いください。
2023.04.05 (ぴよこ)