2021.05.21

Joshin 試用レポート

手ぶらで360°映像が撮れる! ネックタイプの『FITT360』を試してみた

メイン画像
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LINKFLOW ウェアラブル360°カメラ「FITT360」

自分が見ている視点で全方位の撮影ができる、世界初のネックバンド型360度カメラ『FITT360』。
首にかけて使うから手もとは自由に動かせて、スマホアプリを使ってカメラの映像をリアルタイムでプレビューしたりできる。
どんな映像が楽しめるのか、さっそく首にかけてサイクリングしてみよう。
※ 2021年5月現在 ライター:ぴよこ

LINKFLOW ウェアラブル360°カメラ「FITT360」

  • LINKFLOW 「FITT360」
    LINKFLOW 「FITT360」
  • 首にかけて全方位の撮影が行える
    首にかけて全方位の撮影が行える
  • セット一覧
    セット一覧

サイズ:約172.4mm (W) x 32mm (H) x191mm (D)
重量:240±5g
セット内容:本体、ベーシックネックガイド(S/M/L)、センターネックガイド、クイックガイド

LINKFLOWの「FITT360」シリーズは、世界初となるネックバンド型360度カメラ。
本体をこのまま首にかけると落ちてしまうので、付属のネックガイドを本体に装着して使用する。
ネックガイドは体のサイズに合わせて3種類付属し、カメラの落下を防止するネックガイドストラップや、センターカメラを前にして撮影できるセンターネックガイドなど、付属品が豊富。

  • 両先端にカメラを搭載
    両先端にカメラを搭載
  • 背面のセンターカメラ
    背面のセンターカメラ
  • 撮影/接続ボタン
    撮影/接続ボタン
  • センターネックガイドを装着して使う
    センターネックガイドを装着して使う

イメージセンサー:CMOS BSI 8MP(魚眼有効ピクセル: 約4.5MP)x3, ISO limit (最大2500)
レンズ:0.735o、F2.1, 固定焦点レンズ x 3 (画角 187°)
防水性能:IPX4(あらゆる方向からの水の飛まつを受けても有害な影響を受けない)

本体はUの字型で、耐久性のありそうな固いボディに、 左右の先端と背面の3か所にカメラが搭載されている。
IPX4の防水性能もあるので、軽く雨が降って水がかかるくらいなら耐えられる。
装着した時の右側にくる本体の内側に、接続ボタンと撮影ボタン、背面上部にはイヤホンジャックとそのカバーが配置している。

本体の内側(首側)の左右にある突起は、ネックガイドの装着部分。
ネックガイドを上からスライドして差し込むと装着できる。
ネックガイドを着脱する時は、ネックガイドのツメを持ち上げながら引き上げるだけなのだが、硬いプラスチックなのとツメが小さいのとで、筆者はネックガイドを外すのがちょっと苦手だった。

  • 背面には電源やマイク、スピーカーが配置
    背面には電源やマイク、スピーカーが配置
  • 充電ケーブルはグッと奥まで差し込んでください
    充電ケーブルはグッと奥まで差し込んでください

充電時間:完全充電約2時間以内
使用時間:連続録画1時間、待機15時間

背面底部にカバーがあり、奥には電源ボタン、充電端子(USB Type-C)、microUSBカードの挿入部がある。

充電端子にケーブルを挿す時は、カチッとした感触がするまで奥まで差し込む。
筆者は数回の充電中「なんでこんなに端子の差し込みがゆるいのだ?」と、疑問に思ったまま充電していた(ランプが点灯して充電はできていた)が、あまりにもゆるいので思いっきり差し込んでみた。
カチッとした感触がした時は衝撃だった…。

バッテリー持ちは連続録画が1時間。
ロードバイクやハイキングなどで使用する場合は、ここぞの場面で使用するのがおすすめ。
バッテリー残量は、背面のカメラまわりのランプの色(青…80〜100% 黄…15〜80%、赤…0〜15%)で表示され、バッテリーが無くなる直前には英語の音声ガイダンスが流れる。

装着イメージ

  • Mサイズのネックガイドを使って装着
    Mサイズのネックガイドを使って装着
  • ネックガイドによってカメラがほぼ水平になる
    ネックガイドによってカメラがほぼ水平になる
  • ストラップバックルで固定もできる
    ストラップバックルで固定もできる

ネックガイドを装着すると、前方と後方のカメラが水平に近い状態を保てるようになる。
筆者が実際に使用したネックガイドはMサイズ。
Sだととても苦しかったので、Sは子供、Mは女性&男性、Lは男性向けのサイズに造られているような印象。

自転車に乗っている時はストラップバックルがなくても安定した装着感だったけど、歩いて使うとカメラが後ろ側にズリ落ちるような感覚があり、ストラップバックルは付けた方が安心できそう。

センターモードの装着イメージ

  • センターネックガイドを装着
    センターネックガイドを装着
  • 後方のカメラを前にして使用する
    後方のカメラを前にして使用する
  • カメラが当たるので下には向けない
    カメラが当たるので下には向けない

ネックガイドにセンターネックガイドを通すと、前方撮影に特化したセンターモード撮影ができる。
センターモードの場合は、センターカメラを前側にする。
筆者は首が短いのもあって、センターモードで顔をちょっと下に向けただけでアゴがカメラに当たり、撮影できそうになかった…。

操作方法

  • 短押しでカメラ、長押しで録画撮影ができる
    短押しでカメラ、長押しで録画撮影ができる
  • 撮影中は赤ランプが点滅
    撮影中は赤ランプが点滅
  • アプリで撮影やデータ確認ができる
    アプリで撮影やデータ確認ができる

撮影方法はシンプルで、電源を入れた本体の撮影ボタンを押すだけ。
ボタンを短押しすると写真の撮影、長押しすると録画となる。

専用アプリを使うと、カメラの映像がリアルタイムで確認ができたり、データのダウンロードや設定が行える。
接続方法は、本体の接続ボタンを10秒以上長押ししてペアリングモードにした後、アプリ画面に表示されている接続ボタンを押せば、アプリ画面のデバイスリストに「FITT360」が表示されるので、タップしてペアリングを行う。

※ 中国製のスマートフォン(HUAWEI、OPPO等)、一部 Googleの機種(pixel、3a、3XL等)は、プロトコルが通常と異なるため接続ができない場合があります。

専用アプリ『FITT360』

  • アプリ画面:撮影や設定が行える
    アプリ画面:撮影や設定が行える
  • 撮影したデータの確認も行える
    撮影したデータの確認も行える

アプリ『FITT360』のホーム画面ではバッテリーやメモリーカードの残量の確認、カメラの設定が行える。
クイック設定では、タップして撮影モード(スティッチ/シングル)、解像度、着用方法(ベーシック/センター)の選択ができる。
撮影ボタンと録画ボタンを押すと、カメラの撮影ボタンと同じようにカメラの操作が行え、プレビュー画面で実際に映している映像を確かめられる。

付属のケーブルで本体とパソコンと接続する事で撮影データの管理が行えるが、アプリのギャラリーでも撮影した映像の管理が行える。
アプリ画面はとても分かりやすく、操作もカンタンなので使い勝手がとても良かった。

スティッチ&シングルモードで写真を撮影してみた

  • 撮影モード:スティッチ
    撮影モード:スティッチ
  • 撮影モード:シングル
    撮影モード:シングル

アプリ内のクイック設定やカメラ設定で、2つの撮影モードが選択できる。
「スティッチ」は3つのカメラを使った360度アングルの写真が、シングルだと本体の前面カメラの片側だけを使って写真となる。

実際に撮影した映像

  • 【動画】マウスで動かしてお楽しみください
    【動画】マウスで動かしてお楽しみください
  • 夜は街灯がないと真っ黒な映像だった
    夜は街灯がないと真っ黒な映像だった

※ ブラウザや環境によっては上手く表示できない場合があります。IEで表示されない場合はGoogle chromeなど別のブラウザでお試しください。

筆者が自転車にのってスティッチモードで撮影を行ってきた。
画質は「高」を選択していたが、車のナンバーなど細かな所は見えなかった。
360°で風景を撮影出来ているのでその場の臨場感はとても良くわかる。
首にかけているので、カメラを中心とした水平ライン(筆者の胴体や顔)などはほぼ映らず、自転車で前傾姿勢を撮っているからか髪の毛だけがモサモサ写っていた。

夜にも撮影してみたが、街灯のない暗い場所だと黒つぶれし、あまり映像としては残せなかった。
街灯があればソコソコに映像は撮れるが、暗所の撮影にはあまり適していない印象。

まとめ

カメラだけを持つとカメラらしい重さを感じましたが、実際に装着すると重さは気にならず、バッテリーが1時間しか持たないので、重さが気になる前に外す事になりそうです。

動画を見返していた時は、ずっとグルグルと映像を回して「スゴーイ!」と感動していました。
360°映っていると、何でもない風景でも没入してしまいます。
サイクリングやハイキングで使うのもいいですが、家族や仲間たちとの思い出を撮っておけば、見返した時に鮮明に記憶を思い出せそうです。

バッテリーは1時間しか持ちませんので、旅のここぞ!という場面でお使いください。
長回しするとあっという間にバッテリー切れしますのでご注意を。 2021.05.21 (ぴよこ)

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